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2009年3月8日 - 2009年3月14日

2009年3月14日 (土)

最近のラーメン(2009年2月・12杯)

   


サクッと行きます。
恒例、ラーメンひとまとめ。


【 麺とび六方・ラーメン(小)野菜(大) 】

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限定メニュウもあるのだけれど、
つけ麺なども久し振りに食べたいのだけれど、
「六方」に来たならこれを食べたくなると言う感じ。
金曜日ゆえに、
翌日の仕事を気にせず、
ニンニクを我慢しないで良いのが嬉しい。
味は申し分なし。
ニンニクがあると野菜が旨いこと旨いこと!
お腹いっぱいに食べる幸せ。

【 ラーメン郷・九州ベトコンラーメン 】

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元気になりたいそんな時に選ぶラーメンはこれ。
そう言えば、これもニンニク系。

【 もつ煮 】

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ランチタイムに食べに行ったため、
初めて「ランチタイムセット」をお願いする事が出来ました。
ライス、漬け物に加えて、
コーヒーかもつ煮を選べるシステム。
初もつ煮にトライ。
夜に「郷」を訪れると、
1杯引っ掛けているオジサマを見かけたりしますが、
それが納得できる系統のもつ煮。
しっかり味噌味…と言う感じでもなく、
醤油が強いと言う感じでもない。

【 凌駕あってりめんセカンドラブ 】
【 とんこつのらぁめん・黒油入り 】

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黒油…香が良いデス。
濃厚な豚骨スープに絡んで、
ニンニク系の香がソフトに届く感じ。
印象が大きく変わる!別のラーメンだ!
…と言う訳ではなく、
ベースの豚骨スープを楽しみながら、
フレーバーや滋味深く染みる
焦がしニンニク風味を楽しむ感じ。

【 ぶためし(小) 】

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こちらは相変わらずの素敵サイドメニュウ。
ご飯を食べたい時には、
「ごはん」のみよりもこちらを頼みたくなります。

【 18系らーめん・とんとん~にぼし中華そば~ 】

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すこぶるスープ温度が熱く、
香が立って美味しい。
充実の旨味はスープからも油からも感じ、
乾燥モロヘイヤなどが含まれる具を混ぜると、
一段と味層が深くなる様な。
大きく刻まれたネギが温度の中で融けつつ、
噛んだ時には刺激あるアクセントで、好印象デス。
細かく刻んだネギやワケギの様なネギでは、
このスープに融けこみ過ぎて前に出て来れなかったかも。
美味しい存在感、名脇役と感じました。

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麺は「煮干しょうゆ」のものと同じ麺ではないでしょうか。
「凌駕」の「中華そば」らしい雰囲気。
以前の「凌駕あってりめん」時代の、
「56系●印」に通じるものがあると思いました。
旨味強く、「中華そば」のテイストを盛り込んだ印象。
それを18系に…かずやさんバージョンにアレンジした様な。

【 麺肴ひづき・魚介醤油ラーメン+メンマ+メンマ 】

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3月1日に終了した限定メニュウ。
久し振りに思いっきりメンマが食べたい気分だったので、
メンマダブルにて頂きました。
味は申し分ない、期待通りの濃度に美味しさ。
比較的長い期間楽しむ事が出来たこの限定メニュウ、
「ひづき」がもっと好きになる、
次の限定がもっと楽しみになる1杯であったと感じます。

【 魚介醤油ラーメン:麺・平打ち麺 】

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限定期間終了間際、
1度試しておきたいと思ってお願いしたメニュウ。
このつけ麺版である
「魚介醤油平打ちつけ麺」専用麺での1杯。
雰囲気、大きく変わりますね。
麺から上る香に差があり、
もちろん食感にも差がある感じ。
「ラーメンを食べる」感覚の通常の細麺に対し、
「1杯をすする」感覚、
食感以上に喉越しと引き寄せるスープを楽しむ変化。

【 信州五十六家・五十六+キャベツ 】

洗馬の「吉田家」の後継に当たるお店。
2月11日のオープン日の翌日に向かいました。
店内には「吉田家」で、
よくお見掛けした方々が変わらずにいて、
勝手ながら親近感を抱きます。

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券売機には「五十六」と言う見慣れぬメニュウがあり、
「なんだろう」と思って注文してみる事に。
値段も他より安く、
「油そばだったら面白いかも…」と思っていると、
届けられたのは、いわゆる「かけラーメン」的な1杯。

キャベツ増しにしたからこそ、
キャベツが乗っていますが、
本来は麺、スープ、ネギだけの構成です。

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この麺、好きな人にはたまらないかも。
通常版も良いのだけれど、
より一層麺の香が立ちます。
久し振りに食べる「吉田家」らしい麺の香、
少し多めのネギがスープに与える香も相まって、
シンプルながらハマりそう。
写真は「五十六(大)」のもの
ラーメン(大)では、
腹八分を少し超えてしまうのですが、
具のない「五十六(大)」は僕にとっては、
ちょうどお腹に心地が良い量。
すごく気に入りました。

ちなみに当時、器は「吉田家」のものでした。

【 マル外(中) 】

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数日後、
「吉田家」時代に最も多い頻度で注文した、
「マル外(中)」を食べてみることに。
元々は初訪時もこれをお願いするつもりでした。
見ると器が「信州五十六家」のものに変わっています。

うん、申し分ないこの美味しさ!
少ししょっぱいくらいのタレ、
旨い鶏油、馴染む豚骨スープ!
「また食べたくなる」…パワフルで美味しいラーメン。
この味がまた食べられる様になって嬉しいですネ。

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この日、
キャベツをトッピングすると別皿での提供でした。
「五十六」では上に乗る様ですが、
ラーメンの場合は別皿になるのかもデス。

【 新化勝軒・聖蹟桜ヶ丘 】

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「第58回多摩独酌会」前にお昼ご飯として。

【 新化もりそば 】

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このお店には何度か食べに来ていますが、
お店特有の「新化」系のラーメンは初めて。
食べて感じたのは、「二郎系っぽい」印象でした。
茹で野菜も大量に入り、
豚骨主体のスープとの合わさり方も、またそれらしい。

最も驚いたのが、「粉」の投入でした。
思い立ってカレーパウダーを入れてみたのですが、
ほんの少しでも劇的にフレーバーや味わいに変化があり、
とても美味しいです。楽しめる。
試飲会前だからこそ、
並サイズ、野菜量も普通にしましたが、
いやいや、まだまだ食べられる感じ。
思いっきり食べてみたくなるラーメンでした。

【 ラーメン郷・ざる風つけ麺みそ・特大 】

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そう言えば未食だったこのメニュウ。
「しょうゆ味」は食べたことがあるのですが、
“味噌ならば?”…と言う思いから。
「特大」は麺3玉分になります。
これが案外食べられる量。
味噌ダレは通常の味噌ラーメンのそれとは、
やや趣が違うもので、
辛味無く、少しの酸味で出来ているもの。
添付のカラシと相性が良いデス。

【 楽家・こってりラーメン(中) 】

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横浜家系の豚骨ラーメンを食べ…
こう…「欲」が再燃すると言うか。
食べたくなるんですネ。
そんな訳で「楽家」にも。

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海苔に退いてもらって麺を撮ります。
この麺がやはり美味しい。
「楽家」や「信州五十六家」共に、
同じ系統ながら別々の味で、
どちらもお気に入りに足りうる美味しさで不動の感覚。

【 俺らラーメンちょもらんま 】
【 鯵しょうゆラーメン・背脂なし鶏油なし+のり増し 】

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そして「ライス」も。
スープに浸し、海苔ライス。
麺を引き上げ、麺ライス。
半ライス気分よりも、もっと食べたい…
お腹が空いていたので、
通常サイズの「ライス」をお願いしましたが、
盛りが良く感じます。
チャーシュー丼の通常サイズも、
胃がはちきれんばかりのボリュームですし、
ライス系通常サイズは、
お腹いっぱいになるためのメニュウと感じます。

うん、ごちそうさまでした♪


そんな感じで2月のラーメンでした。

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2009年3月13日 (金)

ウィスキーマガジンライブ帰りにガネーシャ(2009年2月22日・BeerGarageGanesha)


一週前、“多摩独酌会帰りにガネーシャ”に続き。

安心の営業時間。

居心地の良い空間。


「ウィスキーマガジンライブ!」後に。
高速バスに乗って松本に帰って来たのは、22時30分頃でした。

【 GUINNESS DRAUGHT , Duvel 】

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僕はギネスを、Ykさんはデュベルを。
お気に入りの1杯で、2日間の東京行の疲れを美味しく味わう。

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ギネスもデュベルも、
泡の出来栄え、素晴らしいデス。

【 野菜スティック・オリジナルディップ 】

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お夕飯代わりに。

【 イタリアンサラミとオリーブのアラビアータ 】

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日替わりのパスタをお願いしました。
Ykさん仕様の辛口バージョン。
パスタに移るサラミとオリーブの香、
そして何よりトマトの酸味と辛味が美味しいですネ。
他にも色んなメニュウがあった様だけれど、
SOLD OUT!…けれど、
それでもこうして美味しいパスタに出会えたなら、
満足行くってぇもんです。

東京に行って、気を張っていた訳ではないけれど、
旅は旅として、
やはり郷里は郷里と言える様で。
松本に戻り、安らぐお店で美味しいと思うビール、
そしてご飯を食べて、安息気分。

眠くなって来ることは、1日を飲み干すこと。

そんな風に感じながら2月22日を過ごしたのでした。

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2009年3月11日 (水)

一期一会、一樽一合!(2009年2月22日・MC17:パラドックス)


ひとつ樽、ひとつ合わさる。


ズラリならぶ「Paradox(パラドックス)」…

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ウィスキー樽熟成ビール。

過去に飲んだものリスト:
アードベッグ樽、
カリラ樽(パラドックス&ストーム)、
マッカラン樽、
ボウモア(1998年樽&1968年樽)、
ポートダンダス樽、
アラン樽、
スプリングバンク樽、
ロングロウ樽…今後は何が続くのか?
なんだかんだで、
日本発売分、フルコンプリート中。

2007年4月創業。
ブリュードッグ・ブリュワリーのワンバッチ限り、
一期一会を楽しむビール。

そのマスタークラスがあるんだってンなら、
行かない訳にはいかないって言うか、
是非とも行きたいって言うか!
「ウィスキーマガジンライブ!」レポート、
最終第4回です!


【 Master Class17 / マスタークラス17 】

【 Paradox / パラドックス 】

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マネージング・ディレクターである
ジェームズ・ワットさんがセミナーを行いますが、
今回、「スプリングバンク」と
「ロングロウ」樽熟成のビールも登場するので、
なんと、
「スプリングバンク」のJ&Aミッチェル社、
生産管理責任者のフランク・マッカーディーさんも
ゲストとして参加して下さいました。豪華。

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セミナー、自分が受けたもの以外も含め、
基本的には着席スタイル。
プロデューサー側からの意向で、
この「パラドックス」に限り、
“スコティッシュ・パブの様にカジュアルな
スタンディングスタイルで行いたい”…とのこと。
テーブルの周囲には、
それを囲むように椅子が並べられていましたが、
それには頼らずに眺めの良さそうな席で参加しました。

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テイスティングひとつめは、
樽熟成前の段階「RIPTIDE(リップタイド)」を。
ちなみにボトルデザインも、
「パラドックス」シリーズとは、やや異なります。

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グラスはブリュードッグ専用グラスではなく、
ウィスキーをテイスティングするものでした。
あまり見掛けない「ブリュードッグ」のグラスで、
テイスティング出来ると思っていたので、ちょっと残念。
けれど、よくよく考えると、
本来瓶1本分330ml入るグラスに、
テイスティング容量を注ぐ…と言うのもなんだか寂しいもの。
納得デス。

セミナー終了後に、
通訳さんにお願いして
「日本でも専用グラスって手に入りますか!?」と聞いてみると、
「大丈夫だよ!」とのこと。いつか必ず手に入れたいですネ。

「リップタイド」、
インペリアルスタウトに分類されるもの。
濃く、強く、苦くも甘い。
アルコール度数8%のビールになります。
「パラドックス」は10%のビールなので、
残り2%はウィスキーの空き樽からもらうのか、
はたまたパラドックス用のリップタイドがあって、
元来10%であるのか。
ここを質問し逃しました。今思えば。

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創業者ジェームズ・ワットさん。
現在24歳とのこと。
23歳の時にパートナーである、
マーティン・ディッキーさんと2人で、
スコットランド北東部フレザーバラにて起業したそうです。
エディンバラ大学で法律を学んだものの、
「事務職には向いていないなぁ」と思い、
有資の船長として、北大西洋にサバ漁に出ているのだとか。
現在も年間2ヶ月ほどは漁に出ているそうです。

2008年は飛躍の年となり、
「World Beer Cup2008」では、
全54出品数の中から1位である「Gold Award」に選ばれ、
また「WORLD BEER AWARDS2008」においては、
「World's Best Experimental Beer」…
最も斬新でユニークなビールとして選ばれました。

ジェームズ・ワットさん曰く、
「強いビールでないとウィスキーとは共存しない」
…との事で、
「パラドックス」シリーズの原型になる、
「リップタイド」のテイスティングは、
ダークチョコレート、シーソルト、
秋のホップ、最後に苦味を感じるもの…とのこと。
チョコ、キャラメル、ローストしたモルトなどを使っているそうです。
(チョコレートモルト、キャラメルモルトなどは、
 実際にチョコレートやキャラメルを使ったものではなく、
 麦芽の焙煎手法などによって、
 そうしたフレーバーを実現するものを指します)

「全部飲まないでおいてね。これから全てが続いて行くから」

――ジェームズさんは言います。

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映像を見ながら、次のテイスティングへ。
「リップタイド」を基点として、
様々な樽のアロマを熟成によって身にまとった、
「パラドックス」をより知って行くセミナー。

ビールの入った樽を漁船に乗せて熟成しているそうで、
その樽を運び出す映像もありましたが、
更には、樽を海に落っことした映像もあり、
海に入って樽を抱え、
みんなで引き上げる映像もありました。

グレーンウィスキーである
ポートダンダスの樽に熟成したもの、
つい先ほど、マスタークラスに参加した
アラン蒸留所のウィスキー樽に熟成したものをテイスティング。
どちらも1度は飲んだことがあるものですが、
特にアラン蒸留所は、
マスタークラス後と言う事もあって、
より一層、蒸留所のキャラクターを感じる事が出来ました。

そう言えば、
途中、「マスタークラス4:ダンカンテイラー」でお会いした、
ユアンさんとマークさんも参加されていました。
ふと後ろを振り返った時に、
先ほどお見掛けしたお2人が、
「パラドックス」を楽しんでいてビックリでしたネ。


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今回セミナーの目玉があるとするならば、
スプリングバンクとの共演であると思います。

左、スプリングバンク樽のパラドックス、
右、ロングロウCV、シングルモルトウィスキー。

まず、ジェームズ・ワットさんから紹介があります。
ジェームズさん自身も、
スプリングバンクのウィスキーが好きで、
今回のコラボレーションは非常に光栄に思うそうです。
スプリングバンクの特長、美味しさ、味わいの良さを、
樽熟成によって「パラドックス」として出せたら、
感じてもらえたら良い…とのこと。

紹介を聞きながら、
「パラドックス・スプリングバンク樽」をテイスティングしてみると、
その華やかな香に驚きます。美味しい。

次いで「ロングロウCV」のテイスティングを。
こちらはフランク・マッカーディーさんからの紹介。
パラドックスに提供したのは、
この「ロングロウCV」を抱いて眠っていた、
セカンドフィリングのバーボン樽…と聞いた様な。
「灰を口の中で噛むような」…スモーキーさがある、と。
確かに!
「灰を口の中で噛む」と言う表現はなんだかカッコ良いですネ。
フランクさん曰く、
空き樽は普通、半分に切って鉢植えにしたり、
切り刻んで、魚の燻製の焚き火にしたりする程度。
「それを使わせて欲しい!」と言う、
ジェームスさんの申し出は嬉しく感じたそうです。
「パラドックス」そのものも良いスタウトだと感じるそうで、
ロングロウであれば、スモークが移り、
スプリングバンクはスムースさが移っている…とのこと。

フランクさんは隣の部屋で行われている、
スプリングバンクのセミナーに呼ばれ、
引き継ぐ様にロングロウ樽でのパラドックスのテイスティングへ。
非常に極端で、非常に稀、
強くて、ピーティ、北大西洋の潮の香がする――…とジェームズさん。
是非、ウィスキーと香を比べて欲しい…と言います。
冷えた状態よりも、
温度が上がると特に“ロングロウ”と同じ香がしますよ!
…と紹介。
実際に味わってみると、
ビッグな酸味、スタウトらしさ、
チョコモルト感、甘酸っぱさが広がる感覚。
ジェームズさんは、
これにチーズ、スモークサーモンを合わせたい…
そしてチョコレートも合うと感じます…とのことで、
自分もまず食べて浮かんだのはチョコレートでした。
マリアージュできそう。

「 すべて同じスタウトから出発している 」

「 これ面白いよね 」

うん、この変化が楽しいと僕も思います。

また家に帰って来てから、
買ってあったスプリングバンク樽、
ロングロウ樽を改めてテイスティングすると、
新たな発見や味わう楽しさに出会いました。
これは今後、
過去に「パラドックス」を紹介してきた、
「最近のビール」日記でフォローして行きます。

パラドックスシリーズ、
ワンバッチでおおよそ400本程度のリリース。
新鮮な原料を使い、添加物は使わない…これが基本。
飼い犬にちなんで「ブリュードッグ(BrewDog)」と命名。
今後、樽に犬の刻印が入ったりするかも。
いろんな樽を使ってみたいそうです。

樽は船に積み込んで熟成している…
…とは前述した通り。
地面の上で3ヶ月、船の上で3ヶ月。
これまでのリリースはおおよそ6ヶ月熟成のものでしたが、
それはそうした熟成を経ている様子。
(ボウモア1968年のみ12ヶ月熟成)
貯蔵中の温度変化について聞いてみると、
「自然のままだよ!」とのこと。
僕は日本酒の熟成を考えたりしていて、
そうなるとコンディションを保つためにも、
冷温一定で保つ…とか、
何かと手を掛けているのかな…と思ったけれど、
そうでもないみたい。
けれど、よくよく考えれば、
ウィスキーも風土の気候の中で熟成されている訳だし、
日本とスコットランドの気候の差とも感じられました。
湿度の高い日本では、
場合によっては腐敗もありうるけれど、
スコットランドの気候は、日本的ではないよネ。そりゃあ。

ある人の質問。
「ビールに振動は大敵!」って聞くのだけれど、
船の上で揺られ続ける事って、大丈夫なのかな?…と言うもの。
ジェームズさんは、
「それはそれでユニークで良いんじゃないかな」…と答えていました。
僕はそれを聞き、
この人たちは思い切りが良いな、と思いました。
樽の熟成はまさに一期一会!
それを楽しむ事こそ、パラドックスのコンセプトなのかも。

ちなみに、
尊敬する松本のビアバー「ガネーシャ」のS根原さんに、
「ビールと振動」について聞いてみたところ、
味わいに大きな変化はないかも知れない。
けれど、コンディションが悪い場合がままある…とのことでした。
栓を開けるとすぐに吹きこぼれてしまったりとか。
泡のクリーミーさが美味しいものだったり、
泡を作ることで美味しさを表現もするビール。
なるほど。
飛行機よりも船で運ばれるものの方が良いそうで、
それならばパラドックスシリーズは問題ない感じ。

テイスティングの終わりに、
ふと思い立って、
ロングロウ樽のパラドックスに、
ウィスキーであるロングロウを数滴落としてみました。
よりスモークさに磨きが掛かり、美味しい。
こうした楽しみ方も出来ますよネ。

最初は1人だったテイスティングも、
途中から、
「摩幌美・モルトの会」でお会いする、N澤さんも合流。
いろんなビールのお話も聞きながら、
充実のセミナーでした!


そう言えば、
「リップタイド」や「パンク」も含め、
アードベッグとボウモア1968年以外の全種、
1本ずつ家で瓶内熟成中。

いつ開けたら良いのだろう…とか考えます。
スタウトと言う事もあって、
1年以上は熟成させてみたい感じ。
やるなら、
「2007-8年度ブリュードッグを試飲してみる会」とかでしょうか。
並べてテイスティングしないと意味が無いような気も。
そして、更にその1年の間に、次々とリリースされそうな予感も。

それもまた楽しみ。


以上、

初参加した「ウィスキーマガジンライブ!」を、
全4回に分けて書いて来ました。

日本酒のイベントも素晴らしいけれど、
このウィスキーの祭典、たいへん素晴らしい経験となりました!
これは本当に“行かねば損!”と思える楽しさ。
世界各地をツアーする「ウィスキーマガジンライブ」…
各都市で必要とされるのも頷けます。

「もし、ウィスキーに興味があるならば参加してみては?」

そう言えば、
初めて「摩幌美」に行った日、
酋長にそう言われた様な。

それを今、僕も出会う人全てに伝えたい気持ち。

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2009年3月 9日 (月)

1995年、あのウィスキーを知るために。(2009年2月22日・MC11:アラン)


「 摩幌美 」に行って、

とても美味しそうに見えたのは、

この蒸留所のウィスキー。


【 Master Class11 / マスタークラス11 】

【 Isle Of Arran DISTILLERS / アラン蒸留所 】

マスタークラス2回目は「アラン」を選びました。
1度、きちんと向き合ってみたかった蒸留所。

「摩幌美」には「1995年」…
アラン蒸留所の初年度のボトルがあります。
「PUB MAHOROBI」と書かれたボトル。
美味しいです。香も良いし、味わいもすごく良い。
ほっと落ち着けるウィスキー。
馴染みがある…とは思うのだけれど、
僕はそれ以外にアラン蒸留所をほとんど知らない。

この機会に…と考えた訳です。

セミナーには、
マネージングディレクターの
ユアン・ミッチェルさんが講師として招かれていました。

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【 Arran Malt / Aged 10 Years 】

まずは10年から。
6割がシェリー樽熟成、
4割がバーボン樽熟成だそうです。

甘く若い。
フレッシュって言うよりも、
負けん気が強い感じ。
バランス良く、ほど甘い。
胡桃を飴漬けにしたような。
程好いスパイス感で、
素直に良いウィスキーと感じる。

【 Robert Burns 250th Anniversary Memory bottle 】

スコットランドの詩人「ロバートバーンズ」の
生誕250周年を祝うボトルで、世界6000本の限定品。
良い状態のシェリー樽を15樽、選び抜いたもの。
曰く、オークの香と奥にリッチハニーの香があるとのこと。
通常の「ロバートバーンズ」は、
7年をブレンドしたものだけれど、
生誕250周年は1998年蒸留の10年熟成品をブレンドしているのだそうです。

10年に加えてより甘く…
おおよそ似た様な香の印象、より一層トロッとした感じ。
これもまた良いバランス。
味わいの後半、ズドンと響く感じが不思議。
お酒らしい雰囲気が伸びてモルトっぽい感覚。

【 Arran Malt / Aged 12 Years 】

熟成最後の10ヶ月、
フレッシュシェリーカスクにてフィニッシュ。
曰く、
アラン10年よりもヘビーでタンニンも感じられ、
オロロソ、ダークチョコのニュアンスとのこと。

「これが一番好きかも?」と思う。
色も10年と比べると濃い。
飲んでみると、
アラン10年がまだやや未熟ではないか…と思うほど。
良いバランス、熟成感。
味が濃く、
余韻も「ミユキ堂」のダークチェリーのラム酒漬けのイメージが、長く続く。

【 Peated Arran Malt 2004 Bourbon Cask 60.0% 】

バーボン樽、フェノール値12ppmで、強いピートではないもの。
まだ4年だけれど、状態が良かったためにリリース。
シングルカスク、日本150本程度、
ノンカラーリング、ノンチルフィルティング、
ピート以外は通常のアランと全く同様であるとのこと。

何だかクリームの油脂を思わせる香にゴム手袋みたいな印象。
ピート…を探すと、そう背景的にピートがいる様な感じ。
12年の後では、なおのこと若い感じがする。
甘さ、スパイス感あり、
そして辛い!ドライ(乾)じゃなくて辛い感じ。
加水でより出て来る感じ。
それはピート感ではなく、モルト全体が押し上がり、
激しく弾けてなお甘い!
アフターのアフターに少しだけピートがあるかも。
今よりももっと…この長期熟成品は面白くなりそうな予感。

【 Arran Malt Bourbon Cask 1998 56.5% 】

蒸留所に貯蔵してある樽をテイスティングして行く中で、
時折、「今、とっても良い状態じゃないか!」と言う樽に出会うそうで、
それをキープして限定リリースしたもの。
223本、シングルカスク。

明るくドライな心地好さ。
元気が良い感じ。
バランス良く、含んでから分かり易い美味しさがある。
ハニー、リッチと言う自分の中の言葉のイメージよりも、
リッチではないけれど、もっと光る様な…金やプラチナとかではなく、
銀製品の様な美味しさがあると思える。
「これ!」と選びはしないけれど、抜群のバランスの良さ、安心感。

【 Arran Malt Sherry Cask 1998 54.4% 】

バーボン樽と同様、シングルカスクでの発売。オロロソ樽とのこと。

トップノートは実に甘みのある感じ。
クリームに似る雰囲気に、ミントとチョコが乗る。
12年に近い感覚。
やや苦味のある香。
飲んでみると、意外に軽い。
ゆっくり伸びてアップル。
そしてそれがよりパワフルになって続いて行く。
加水するすると、
ごく香強く、よりアップル、ややペアーのニュアンスも出て来る。

以上、6種類の試飲でした。

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ウィスキー作りに大切なのは、
まず、品質の良いスピリッツを造ること。
そして、上質の樽で熟成させること…だそうです。
アラン蒸留所では、
品質の良いスピリッツの為に、
最低でも3時間…長い時間を掛けて蒸留する。
時間を掛けることで、
製造過程をきちんと把握し、コントロールできる、
スピリッツが上質であることを狙える。
あくまで蒸留所は工場ではない。

大麦はスコットランド北東産。
モルトは炊かずに乾燥モルト基本。クリーミーになる。
レギュラー品は全オロロソ樽。

過去、様々な樽でのフィニッシュをリリースしているけれど、
今後はフィニッシュ系よりも、
12年、14年、18年と揃えて、リリースして行ければ…とのこと。
上記年数をレギュラー品としてベースにした上で、
今回のテイスティングにあった、
ピーテッドやシングルカスクの限定品を出して行きたいそうですネ。

そんな感じで、
マスタークラス2回目「アラン蒸留所」は以上!

ありがとうございました!


その後、某所でちょっと休憩。

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次回に続きます!



後日談。

「ウィスキーマガジンライブ」後、
翌週土曜日「摩幌美」に行き、
Ykさんのマイボトルである
摩幌美ボトル「アラン」を頂きました。
うんうん、これがいちばん好きかも。

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その時に飾ってあったホワイト&マッカイの30年ボトル。
ブレンダーである、
リチャード・パターソン氏が、
酋長…「pub.摩幌美」の30周年記念にプレゼントしたもの。
著書「Goodness Nose」に書かれたサインには、
酋長を呼んで「Whisky Man」と書いてありました。
30周年記念に30年のオリジナルボトル…
それもやはり素晴らしい贈り物だけれど、
「ウィスキーマン」と呼ぶその文字に、
親愛の証と共にウィスキーの世界に生きる人の思いがある様に感じました。

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2009年3月 8日 (日)

テイスティングって楽しい。とても楽しい!(2009年2月22日・MC4:ダンカンテイラー)

  ・

テイスティングに間違いはない!!

マーク・ワット氏は断言する。

それはテイスティングの楽しさを知る大切なこと。

【 Master Class4 / マスタークラス4 】

【 DUNCAN TAYLOR & Co LTD / ダンカンテイラー社 】

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2月22日、
「ウィスキーマガジンライブ」に初参加した自分。
やや遅れて会場入りしたので、
荷物をロッカーに入れ、
気付けばすでに「マスタークラス」の時間。
会場では講義が始まっていて、
その一番後ろに入れてもらいました。

初の「マスタークラス」には、
「ダンカンテイラー社」を選びました。
ウィスキーを知り始めた頃、
何かと目に触れる機会が多く、覚えが良かった事もあり。

「蒸留所」ではなく、
「インディペンデント・ボトラー」になります。

「蒸留所」から出荷されるウィスキーが
「オフィシャル」であるのに対し、
( ↑ディスティラリー・エディション、蒸留所元詰 )
対義語として「ボトラーズ」があり、
蒸留されたスピリッツ、樽を買い付け、
個々のボトラーズ会社の個性、嗜好、提案に応じて、
熟成年数やアルコール度数、加水の有無、濾過の有無など、
「オフィシャル」とは違うアプローチで市場に提供するもの。
「ゴードン&マクファイル」や「ケイデンヘッド」をはじめ、
多くのボトラーが存在しています。

「ダンカンテイラー」、
「レアレスト・オブ・ザ・レア」シリーズで、
閉鎖蒸留所のウィスキーを扱ったり、
「ピアレス・コレクション」で、
長期熟製品を扱ったりと、
思わず欲しくなる、飲んでみたくなるウィスキーが多い…
…そのマスタークラスは是非とも出てみたい!

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そんな訳で参加してきました。

…とは言え、

Barで飲んだことはあっても、
ダンカンテイラー社の製品を買った事がない…
…と今更気付いた自分。


セミナーの講師として、
「ダンカンテイラー」から、
代表取締役のユアン・シャーンさん、
セールスエグゼクティブのマーク・ワットさんが
来日してくださいました。
とにかく、エンターテイメント性が高く、
テイスティングをしながら、
ジョークを交え、
とても面白く、そして為になる、
非常に有意義な時間を過ごす事が出来ました。

テイスティング中に、
ユアンさん、マークさんから聞こえる声が、
テイスティングをして行く上で的確で、
参考になるものばかり。

今回のレポートは、
そのライブ感を出したいと思い、
自分の言葉、思い、メモと、
ユアンさん、マークさん側の言葉を、
分けて書いていきたいと思います。

以後文中、

こんにちは!
お元気ですか?

※こんにちは!
※こちらは元気です!

…とした場合、
「※」が付記される行が、
ダンカンテイラー側のコメントとして書いていきます。
全てを録音して書き起こしている訳ではないので、
聞き間違いなどありましたら、ごめんなさいデス。

さぁ、楽しいテイスティング、スタートです。

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ダンカンテイラー社の歴史などの紹介を終え、
テイスティングに入るタイミングで、
自分は合流しました。

まずはこちらのウィスキーから。

【 NorthPort 1981 27yo,#779.56.5% 】

※1983年に閉鎖された蒸留所
※「ノースポート」のシェリー樽熟成。
※ダンカンテイラー社
※「レアレスト・オブ・ザ・レア」シリーズの1本。

トップノート、
軽い、ほのか、アルコール、
薄く密やかに伸びて行く香。
白の可憐な花、花弁には薄く青のグラデーション。
以前に「WaterLoo」で飲んだそれと同じ印象。
飲んでからの甘さと香がスゥーッと広がって、
クール&スマートな感じ。

※良いウィスキーとは木の管理が大切で、
※樽から与えられる香が、ほのかに存在し、
※かつ蒸留所のキャラクターがちゃんとあること。
※例えば、この「ノースポート」ならばオイリーな感じ。

ノースポートってオイリー…?
そう思ってキーワードと自分の味覚とを照らし合わせると、
オイルを飲んだそれに近い感覚に行き当たる。
かなり良質な、
サラダにそのまま使えるものよりもっと上質なオイルのイメージ。

※ダンカンテイラーは、
※Non Coloured、Non Chillfilterdにこだわります。
※チルフィルティングで、
※せっかくの蒸留所のキャラクターが消えてしまうと考える。
※また、カスク(原酒)でリリースするので、
※お客さんが度数を加水によって選べる利点があります。
※加水する時はほんのちょっとです。
※1度加水してしまうと増やす事は出来ても減らす事が出来ませんから。
※少しずつ加水してみて、好みを探すのも良いですネ。

「ノースポート」では加水を試さず、でした。
加水を試す方もいたりして、
話を聞きながらも、
個々にウィスキーと向き合う場、と言う感じ。

【 Caol Ila 1982 From Huntly to Tokyo 26yo,57.5% 】

※東京のみで楽しめる、東京…日本向けボトリング。
※カリラ、鼻面をぶん殴られる前に挨拶ぐらいはしてくれる感じ。
※バランスが保たれていて、
※スモーキーで、だがスモーキーだけではない。
※バニラ、ラベンダーの香も感じます。

あれ?香がカリラっぽくない…?
思いのほか、ピートに先んじて果実香のエッセンス。
グラスを傾けて飲む瞬間、ふわっとピートを感じて…
飲んでみると、オレンジ色の世界。
パッと咲いて樽由来の甘味とも香とも捉えられる感覚が押し寄せる。
先日開けた、
Kingsbury's社の「Celtic(ケルティック)」シリーズ、
カリラ1984年に近い印象を受ける。

※フィニッシュに灰の様なニュアンスもありますね。

ラスト、確かに灰でドライ、塩っぽさがある。
そして伸びる。
講師の方も同じものをテイスティングしながら…
…って、なんか良いなぁ、と思う。
「教えられる」と言うよりも、
「みんなで勉強している」感じがする。

※チルフィルティングでオイリー感が抜ける。
※色が透明になるけれど。
※…それこそ富士山の上でも濁らないくらいに。
※ダンカンテイラーはチルフィルティングについて、
※美味しい素材を見栄えの為に不味く作ってみせること…
※…そう考えているので、基本的にチルフィルティングはしません。

カリラ、加水してみたい気持ちになったので加水する。
これがまた非常に美味しい。
とろける感覚、滑らかなボディ感もありながら、
ピートが走り、華やかで熟れた感覚に包まれ、快感。
ほんのちょっとよりも少し多いぐらいの加水が良いみたい。

家に帰ってから、
キングスバリーのカリラにも多めに加水をしてみる。
“同様”とは言わないが、
加水して華やかさに磨きが掛かる雰囲気は似ている。
すごく美味しいと感じた。

【 Cameronbridge 1979 29yo,#46,50.3% 】

キャメロンブリッジ…
甘いクリーム、すっごく優しいトップノート。
29年でこんなホイップクリームの若々しさがあるのか。
バニラ&カスタード。
スイートで美味しそうだ。

※元ジャックなんとか樽。
※バーボン樽からのバニラ香がしますね。
※シングルグレーンウィスキー。

飲んでそのまま甘い若草、美味しい!これは好み!
あぁ、思えば、
「NIKKA」の「Single Coffey Malt」もこうしたイメージであるような。

※バニラ、トフィ、バナナ

フィニッシュまでの間には、
ミント、ハッカ、オレンジガムのイメージ。
こうして言葉を並べるだけでも、様々な差があるし、
そうして試している間も、色んな香と味わいが交錯するなぁ。

【 Glenrothes 1968 40yo,#13501,50.2% 】

グレンロセス…
トップノート、
草、木の樽…これも強く樽の香がない。
樽の影響を受け過ぎている訳ではない感じ。

※40年を経てもフレッシュ、アクティブ。
※使える40代…のイメージだよね。

クリーン、キレイ、沈むように浮かぶ。

※テイスティングに間違いは無いです。
※今、私の言う印象と違っても、あなたの答えは正しいもの。

シンプルさ、複雑さ、
シルキー…と言うより、スパイス、浅さ、
折り重なって、ラストにエステル香。
見事だと思う。
40年、素晴らしい時間を過ごして来たウィスキーだと思う。

※ここで「ノースポート」、
※もし残っていたなら、もう1度試飲してみよう!
※蜂蜜の香が出て来た感じ。

ふむふむ、確かに蜂蜜感あり。
あの可憐な花の印象ではなく、厚い感じ。

※ウィスキーの素晴らしさのひとつは、
※2度目に口にした時、また違った印象を楽しめることだよね。

これまで試飲して来た中でも、
うん、その差、味わうことがある!
そう、そうしてウィスキーは時間を掛けてゆっくり楽しめるね。

【 Tomatin 1965 43yo,#20938,52.1% 】

トップノート、
若い、グローブ、ミルク、フレッシュ、弾ける。
バランス良く、平滑!
含み、ボディの素晴らしいストレートさ。
余韻は麦芽的な甘さが良い。

※所有の樽は蒸留所に保管しています。
※土地から離れない。
※蒸留された土地、風土で熟成する事もウィスキーには必要。
※どこで熟成したかが大事だと考えます。

この「トマーチン」もまた43年間を感じさせない勢いがある。
加水するとバナナっぽい香。
40年経つ味わい、ゆっくりと出て来る。
何だかみんな素晴らしい…。

ここでまた「ノースポート」を飲んでみると、
これがまた実に旨い。
やはり可憐さがある。どこかビッグであるのに。
口にする、それがとても楽しい。

【 Rare Auld Blended 38yo,41.0% 】

※比率:65%モルト、25%グレーンウィスキー。
※ここからユアン氏が解説。
※自分自身でブレンドしたウィスキーを紹介。

トップノート、
鼻を近づけるたびに香が変わる。
甘くもあり、深くもあり。

※これとこれならば、お互いを高められる…そうしてブレンドをする。
※蜂蜜、カビ、スパイスの香。

確かに。それにクリーム、オレンジクリーム、
オレンジバター…そうした感覚と、
また相反するようなアッサリしたニュアンスも感じる。

口に含んだ時、
優しさと伸びる様相が凄い。
優雅にそっと広がる。
今日、これまで5種類のウィスキーを試して来て、
ダンカンテイラーのこれまでの系統を踏んでいる感じがする。

加水をしてみる。
思いのほか、水の量が入ってしまったが美味しい。
より一層、バランス良く飲み良く感じられる。
もしかロックですらも行けるのではないか。
静かに融ける氷の音色に変わる味わいの音色は試してみたいかも。

※ボトルには、どの蒸留所の原酒を使ったかが書いてあります。
※理由は、
※1:ボトルを見ながらも楽しむ事が出来る。
※2:ブレンダーがブレンドのレシピを忘れた時の為に。

再びカリラを試すと、
サラミみたいな香も拾う。
どこか肉っぽい。
味はスモークの裏か表か表裏一体となる果実感が良い感じ。

再トマーチンは、驚くほど甘い香に変化。
アルコール感強い味との組み合わせ。
香は好みにより近付いたが、味わいはどこか遠退いたイメージ。

※ベースモルトを主体にしながら、
※使った他のモルトが前に出て来ることが出来るブレンドを目指す。
※ベースがベースであり過ぎても好ましくない。
※これまでは多くブナハーブンをベースにして来たけれど、
※今回はグレンリベットの40年をベースモルトにしている。
※他に42-44年もののウィスキーなども。
※グレーンウィスキーはインヴァーゴードンを使って、
※クリームやバニラのニュアンスを表現。
※パンチを出すために、スプリングバンクも用いている。

再びキャメロンブリッジ、
より一層、ボリュームのあるクリームと若草、
ナツメグとタイムを混ぜ合わせた感じの香も。
面白いなぁ。

※ブレンディング法として…例えば、
※6種のウィスキー、熱気と共に酸化して味が変わって来ているはず。
※全部混ぜてそれでオッケー!
※それを楽しんで美味しかったら、それで良いと思う。

(Q&Aにて)
※長期熟成を出すタイミングは?

※VeryEasy!
※テイスティングして美味しかったら!それだけさ!

なんだか、それが真理であるなぁ、と。

※蒸留を考えている。
※ボトラーであり蒸留所でもある。
※新蒸留所は、
※ハイランドの力強い感じを出したい。
※そして良い樽を使って良いものを。
※某蒸留所みたいに色んなフィニッシュでのリリースはしないと思うけれども。

こういう計画もあるらしい。


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テーブル上にあったお土産のミニチュアボトル。
後列だけ35年だったみたい。
どうやら1ケース、足りなくなったらしく。

35年ボトルの人は、
事前に連絡してダンカンテイラー社に、
本来の38年を取りに行けるそうですヨ。
(ジョークだと思いますがw)
軽妙なトーク、真剣な場の中にも笑顔。
充実のセミナーでした!


うん、キャメロンブリッジ、買おうっと。

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