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2009年11月12日 (木)

日本酒の1日は日本酒で〆よう!(2009年11月3日・厨十兵衛)



前回:11月3日より続きます!

( 第1回・城下町酒楽まつり )
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/1200911352-e861.html )

「城下町酒楽まつり」で、
長野の日本酒を楽しんで、
松本の街の姿を楽しんで、
歩くことを、
人の笑顔を、
市民祭の景色を楽しんで、
さぁさぁYkさん。ここで、
大団円、美味しいものでも食べましょうか!

松本の街をぐるっとまわって、
いちばん最後に行き着いたのは、
緑町のあの日本酒居酒屋。

旨し夜を迎えましょう。


【 厨十兵衛 】

【 霜月三日・今宵の酒菜 】

Cimg7508

明日は平日…と言う事もあってか、
街は昼間で楽しみ尽くし、
夜は蜘蛛の子散らした様な静けさで。

今日はIdさんひとり。
ここ最近は必ずと言って良いほど、
“土曜日十兵衛”だったからか、
Rさんか、ニャーさんか、Kさんが居たりする印象があるけれど、
そうそう、
平日に訪れると、
こんな雰囲気だったなぁって思い出す。

いろんな日本酒が入荷していて、悩む!
どれにしよう、どれにしようと悩む。
考える楽しみは、本当に嬉しい。

Ykさんはお気に入りの銘柄「東洋美人」を、
僕はIdさんのオススメもあったし、
ここ最近、試していなかった福島酒をお願いしました。

【 山口・東洋美人&福島・あぶくま 】

Cimg7507

東洋美人」は純米吟醸“愛山”でした。
香の立ちが良く、やはり美味しい。
やや浅みがあり、
その中にアルコールっぽい辛さも少しあるけれど、
先ず一杯、香の甘さで引き付けて、
「手始め」の皿の酒肴でバランスを取る。

あぶくま」は純米吟醸“山田錦”の袋吊り仕様。
わざわざ透明瓶にしてもらったボトルは、
酒屋さんが色の良さに惚れ込んだからだとか。

果実感が不思議な存在感を示し、
酸の構成が、とても面白い。
僕の中で「あぶくま」って、
特に柔らかな日本酒を醸すイメージがあるけれど、
含んだ時に感じる柔らかさ、ほどけは流石。
先ず一杯では少し余韻を苦く感じたけれど、
「手始め」皿とあわせると、
苦味がどこかに行ってしまって、ただ旨し。

試飲会は試飲会。
こうして座って馴染んで和んで旨い酒を飲む。
これも幸せなんです。

【 秋刀魚と茄子の春巻 】

Cimg7514

「92の扉」のkuniさんのブログで拝見して、
1度食べてみたいなぁ!…と思っていたメニュウ、
この日のお品書きに見つけました。

秋刀魚と茄子、そして間に大葉が挟まれ、
まとめて春巻になっているもの。
茄子が熱を加えられ、
透明感がある宝石みたく見え、
身の厚い秋刀魚は実に美味しそう。
揚げたてで、熱い所にかぶりつくと、
まず大葉の香が世界を一掃して、
秋刀魚の香を届けてくれる。
茄子は甘く優しく美味しくて…
これは素敵な食べ物です。
秋刀魚の存在感があるから、
大葉が映えている印象もありました。

【 奈良・大倉&京都・蒼空 】

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次なるお酒、
僕は「大倉特別純米をお願いしました。
どこか頼みたくなる銘柄。

木の香があり、含み香も同じ感じ。
わりかしふくよかで、ポップ、
そのまま引っ張って、
キレる…と言うより、甘味フィニッシュで、
ストンと終わる感じ。
西のお酒に感じやすいサバケの雰囲気。

YkさんはIdさんに「おまかせ」注文をしました。
すると、
蒼空」の純米吟醸“山田穂”の火入れ酒を、
選んでもらいました。
そう言えば、春先のこの生酒、
Ykさんも僕も美味しく楽しんだ記憶があります。
スマートで、
水面に光る波のきらめきを想像し、
白く輝くけれど美し過ぎず、綺麗。
上手に洗練されていて、「なるほど」の美味しさ。

【 生ししゃもの塩焼 】

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「ししゃも」は僕もYkさんも大好物!
生ししゃもは初めて食べました!
ひとくちに「うまい!」、これはもう抜群でした。
ひと振りの塩がまた実に的確!
熱く爆ぜた身に、
まるで塩の香を与える様に、
旨味と味わいの良さ、
ししゃもの旨さに最大限の味幅を加えて、
ふっくらしていて、
なんたる美味しさでしょうか!
1皿4尾はあっと言う間でしたネ。

【 佐賀・七田&島根・王禄 】

Cimg7517

七田純米吟醸七割五分磨き
メニュウ、銘柄の端っこに、「14BY」の文字。
僕は食い付かないではいられません。
「Brewery Year」を表すBY表記。
この冬に醸される日本酒が「21BY」になります。

熟成感、蜜の雰囲気、古酒然としたイメージは、
強く浮かばず、
香のどこかが古酒の様と言う程度。
案外、辛いと言うか軽いと言うか、
ライトテイストさを持ち合わせていて、
何とも、妙を感じる仕上がりでした。

Ykさんはお気に入り銘柄のひとつ、
王禄」の純米無濾過生直汲“丈径(たけみち)”をお願いしました。
お酒自体がとても元気で、良い勢いに溢れ、
実に美味しいと思います。
「王禄」らしい味わいで、
感じる元気さの中には、
若さも持ち合わせていて、素晴らしく…
期待した美味しさのあるボトルでした。

【 チキンカツ・鉄火味噌がけ 】

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「鉄火」と聞くと、何を思い浮かべますか?
確かに「鉄火巻」は僕がいちばん好むお寿司屋さんメニュウ。
自分自身「鉄火巻」が先ず浮かぶのですが、
「鉄火ナス」「鉄火味噌」も勿論浮かびます。
外せない。

しかしながら、
「鉄火」は松本平だけの食べもの…なんて話を聞きました。
チキンカツに、
ネギ、味噌、パプリカを混ぜ合わせ、
お酒やみりんで解いて煮詰めた「鉄火味噌」を掛けたもの。
ネギ、味噌あたりは定番ですが、
ここにパプリカを加えるあたりが
よっ「厨十兵衛」味!…と言いたくなります。

パプリカの香り高さは味噌の甘味ある香に乗り、
ふくよかさとシャープさを同時に持ち合わせていて、
すこぶる美味しい。
チキンカツはササミ肉でしょうか。
味は鶏味と塩味基本の雰囲気の中に、
鉄火味噌の香豊かな存在は、
実に美味しくいただけるものでした!

【 静岡・英君 】

Cimg7522

次いで、Ykさんは
英君」、特別純米袋吊りしずく酒をお願いします。
静岡生まれであるYkさん、
やはり生まれた土地柄による相性があるのか、
静岡酒は好みのお酒が多く、
見掛ける度に試しています。

アッサリ綺麗で、ドライな雰囲気。
「辛い」と感じる…と言うよりは、
あくまで「ドライ」だと思います。
湿度ある風が吹くのではなくて、
心地良い空っ風。
芯のある強いバランスのお酒でした。

【 ホタルイカの沖づけ 】

Cimg7524

ボリュームあるチキンカツに満足して、
その後は、つまめる酒肴をお願いしました。
この「ホタルイカの沖づけ」のあとには、
「早採りザーサイの浅漬け」も注文。
最後の1杯をゆっくりと頂きます。

【 岐阜・房島屋 】

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僕は〆に「房島屋」の純米吟醸おりがらみ、を。

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光に透ける滓が美しいです。

最後の1杯をゆっくり味わいながら楽しみました。

帰りの電車に目星をつけたのだけれど、
過ごしやすい空間に、
2度、目前の電車の時間を諦めた頃、
Yoさん夫妻がお見えになりました。
本当、今日はいろんな方にお会いできる日。
僕らは会えなかったけれど、
この後に、
「風林火山」のN村さんと、
昼にお会いしたA川さんもいらっしゃったそうです。
Yoさん夫妻は、
伏見の日本酒の試飲会に行って来られたそう。
西の試飲会は、
僕にとって、とても魅力がありますネ♪
東京の試飲会とは、
また蔵元さん達の顔ぶれも違うでしょうし。

詳しいお話もお聞きしたかったけれど、
僕らも3度目の電車を過ごしてしまうと、
次は1時間後で、酒量もいっぱいいっぱい間際。
後ろ髪引かれる思いで、
「厨十兵衛」を後にしました。


丸々一日をYkさんと共に日本酒と共に過ごす。

こうして、

みんなに出会える事も嬉しくて。

松本の街がもっともっと好きになる1日でした!

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