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2009年10月24日 (土)

カウンター4人・日本酒を楽しむ。(2009年9月20日・厨十兵衛)


更新日、本日10月24日、これから行って来ます。
これから行って来ます!
「厨十兵衛」に!!
大切なことなので、2回言いました。

風邪で潰した一週間にとって、
完全復活を言うなら今日を経てこそ!!
個人的予習日記…
…とは言え、
きっと、この頃とはまた別の日本酒が入っていたりして、
それがとても楽しみです。


【 9月20日:日曜日・厨十兵衛 】

Cimg7020

シルバーウィークの中心に、
僕とYkさんは「厨十兵衛」に遊びに行きました。
入って直ぐのカウンターに座ります。
右隣には1本前の電車で松本に向かっていた、
kenchieさん、Skさん夫妻が日本酒を楽しまれていました。
こうして並ぶのは何だか久し振りに感じます。
「和」「団欒」と言うものは、
「囲」、テーブル、面を合わせる場に在る印象がありますが、
こうして肩を一列に並べること、
笑顔を並べる事でも「和」はきっと存在し、
日本酒と料理を美味しく楽しむ事は出来る。
この日、4つ並ぶ笑顔を、
店主であるIdさんはどんな風に眺めたのでしょうか。
僕らの美味しい気持ちが届いていれば嬉しいですよネ。

【 栃木・姿&石川・宗玄 】

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栃木・姿・純米吟醸無濾過原酒ひやおろし、
石川・宗玄・純米原酒ひやおろし
…からスタート。

「姿」もここ「厨十兵衛」で見掛けると頼みたくなる、
信頼できる、
そして美味しさをいつも期待してしまう銘柄。
香、味のバランスが良く、
メモは、まず「旨い!」と言うコメントから始まります。
後味にやや若さを拾うものの、
充実しつつある全体に程好いキレイさ、やはりバランスのまとまり。

「宗玄」は、
過去の経験から香系だと思って注文してみたのだけれど、
金沢酵母…きょうかい14号酵母寄りの、
香は比較的おとなしめで味重視の雰囲気。
どちらかと言うと、
田舎的な…長野近辺で触れ合うものに近く、
甘味が強めで、幾分骨太なイメージも抱く味わいでした。

【 ボタンエビ 】

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ここ最近、
アイシティの「寿司・一番」に行く事が多いです。
ボタンエビが美味しいんです。
そんな事から覚えが良かった事もあり、
お刺身のメニュウの中から、「ボタンエビ」を選びました。
急速に「好きな海老」ランキングを登りつめている感があります。

身の甘さ、旨さとハリと艶かしさ。
この組み合わせがなんとも美味しいものですよネ。
腹にむしゃぶり付くのは、命を食べる旨味なる感覚。

【 神奈川・相模灘&岐阜・房島屋 】

Cimg7027

続いてお願いした日本酒は、
神奈川・相模灘・特別本醸造生、
岐阜・房島屋・純米無濾過生原酒17BY
…の2種でした。

相模灘の特別本醸造、
すごく良い印象があったので、楽しみに飲みます。
少し洋酒にありそうな木のほどけるような香を拾い、
ミルク、シルク…滑らかな雰囲気と、
柔らかく乗るコク味が美味しいです。
生酒と言う事で、
この秋口まで熟成が進み、
それも好みの方向に伸びて来た様で、美味しい。
けれど、こうした熟成酒系、
“Ykさんは苦手かもしれない”…と聞いてみると、
これがまた「美味しい」との答え。

先入観で判断すると、こうした驚きや、
美味しさから遠ざかってしまう場合もあり、
やっぱり1度は飲んでみて、
ダメだと思うのではなく、
今日は苦手だけれど明日は分からない、
その瞬間の出会いの様な美味しさを、
ちゃんと把握して捕まえるべきですネ。

「房島屋」は更に同系統、熟成の香が強く感じられます。
醸造年度が17BYと言う事で、
秋が深まり、21BYが造られ始めている今からすれば、
3年以上前のお酒になり、熟成感の強さは当然。
味わいは年月の経過においてもへこたれず、
強く一升瓶の中で熟れていた様で、
ダイナミックな雰囲気を持ち合わせていました。
力強く、飲み込んで美味しい感じ。

【 タコとキュウリのごま油和え 】

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【 タコのみそ和え 】

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メニュウには日付のほか、
「今宵の酒の肴」の文字も。
この日は、毎回頼む通称「タコきゅう」のほかに、
「みそ和え」も登場していました。
この「みそ和え」には大いに「酒の肴」たる味わいを感じます。

【 愛知・奥&島根・王禄 】

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続いてお願いしたのは、
ここ最近、飲む機会がなかったなぁ…と感じ、
飲みたくなって注文した
「愛知・奥・純米吟醸無濾過無調整原酒“熟・2007BY”」と、
本来ならば僕の好みに近いはずなのに、
逆の好みのYkさんにも気に入られつつある
「島根・王禄・超辛純米生詰18BY“冷や降ろし”」を。
もちろん僕が飲んでも美味しいし、
ふたり共に「お気に入り」銘柄として数えられている日本酒です。

そんな「王禄」、
充実、そして大成の味…と言った風情。
辛味、旨さ、そして酸のハッキリとした顔立ち。
強くあるけれど、キツくなく、
堅過ぎずに、柔らかすぎずに、適度に万感の思いを抱かせる。
「タコのみそ和え」とも相性が良くて、
小さめグラスで楽しんでいましたが、
あっと言う間に進んでいましたネ。

「奥」はそんな「王禄」と比べてしまうと、
やや平坦にも感じられる酒質。
けれど、含んだ際に広がる香の彩りは良く、
アルコール感の出方からも、
「みそ和え」よりも「タコきゅう」の、
塩ときゅうり、トマトの味わいと相性が良い様でした。

【 ボタンエビ頭揚げ 】

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身を食べ尽くした上で、
更に頭を揚げてもらいました。
2度美味しい感覚。
この海老殻の香ばしさは他に替え難い美味しさですよネ。

【 静岡・磯自慢&島根・開春 】

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続いてお願いしたのは、
静岡・磯自慢・純米吟醸“山田錦”、
島根・開春・生もと“山口”純米生原酒
…の2種類。

「磯自慢」は王道の日本酒らしい雰囲気。
Ykさんとは特に相性が良い静岡らしさで、お気に入りの日本酒。
「開春」はバランス良く、キレの存在感があり、
奥ゆかしい香に味わいを楽しむ構成。
最奥にどこか苦味が残りますが、むしろ全体を締め括るイメージも。
きっと今の冷えた状態では冷えた美味しさが、
温度を変えることで、
まろやかさや多彩な味わいを見せてくれる気がしました。

【 揚げ出しいろいろ 】

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一見サラダの様にも見える彩ある揚げ出し。
ツユの香もさることながら、
ミョウガやパプリカ、エリンギまでと、
見た目も香も、もちろん味わいも、
なんと楽しめるボリュームである事か。
ひとつひとつ、旨いダシにタネの旨さも光る感覚。
満足の一皿!

【 山形・十四代&山口・貴 】

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本日最後の1杯は、
山形・十四代・中取り純米無濾過生“角新純米”20BY、
山口・貴・純米吟醸“備前雄町”生詰
…を選びました。

「十四代」、上立ち香には熟れの気配が強いのに、
いざ口に含むと良いお酒の香が生まれて来る感覚。
苦味や渋味もしっかりとしていて、
ゴツ過ぎない程度に体が成っている。
「貴」は実にスマートかつシャープ。
心地良い疾走感があり、味は旨味が乗り始めていて美味しい。

【 新物カキフライ 】

「揚げ出し」でかなり満足はしていたのだけれど、
どうしても食べたくてお願いした最後の一品。

Cimg7048

大粒のカキフライ。
街の居酒屋さんで出会ってこそ、
「この季節になったか」と感じます。
素直に嬉しい。

熱くて口の中の火事と格闘しながらも、
牡蠣の旨さを、フライの香ばしさを衣の甘味も、
みんな味わう。
粒揃いの彼らを次々にやっつけて行く至福。
お腹いっぱい食べました。
そうそう、kenchieさん夫妻も
この新物のカキフライ、お願いしていたハズ。
やはり季節の味をその季節に、
似合いの日本酒と共に味わう事は、幸せですネ。

お腹いっぱいになったところで、今日はここまで。
心からの「ごちそうさまでした」を伝え、
「厨十兵衛」をあとにします。

そして、四柱神社にお参りをして、
いつもの土曜日ならば、
これから「摩幌美」へ向かうところですが、
日曜日、加えて酋長は
スコットランドに取材に向かっている頃、
それならば…と向かった先は、また次回。

では、行って来ます!!

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