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2009年6月 2日 (火)

日本酒のお店で日本酒を飲み比べる。(2009年5月1日・厨十兵衛)


As if,it was the usual weekend.

Just as if,I thought that usual weekend.

It was because of being with her.

世の中はゴールデンウィークに入っていたりもし、
いや平日だし入っていないひとも多かったのだろうか。
仕事終わりに飲みに出るのは最近にしては珍しいけれど、
気分はいつもの週末と…土曜日とあまり変わらない、いつもの週末気分。
それが良いんじゃないか。

翌日にある計画を控えていた夜。


【 厨十兵衛 】

「 いま、何がありますか~ 」

…と店主Idさんに聞くと、
「大那があるよ!あと、花泉で面白いのも入ったよ!」
…と教えてくれます。
どちらも好ましい日本酒の銘柄。
迷った時には、聞いてみるか、
何か銘柄名でも何でも良いから選んでみるか。

「食べ歩き」と言う言葉は、
専ら、いろんなお店や食材と出会う事を楽しむ…
そんな言葉だと思います。
僕にとっては「旅」とほぼ同義デス。
何故でしょう。
「飲み歩き」と言う言葉は、
どこか「はしご酒」のイメージもあるような。
いえいえ、
こうして沢山の種類、
種々の味わいがある日本酒だって、
地域や使われているお米の差、
味わいとの出会いを楽しめますよ!

【 大那&花泉“ロ万” 】

Cimg5464

栃木・大那・純米吟醸"別誂"あらばしり生原酒、
福島・花泉・純米“ロ万”無濾過一回火入れ、

「大那」はYkさんがとても喜んで飲んでいました。
ひとくち、「美味しい!」と。
香り高く、味に厚味があって、時間が透き通る感じ。
炭酸飲料の爽やかさとは違う、
爽やかな飲み口なのです。味もしっかりあるのに。
飲んでいる時間がまるで“透き通る”と僕は感じました。

「夢、ロマンをモットーに、
 奥会津気質の蔵人が伝承する業とロマンをご堪能ください」
…とは「花泉・ロ万(Roman)」の裏ラベルより。

調べてみると、
他にも「十ロ万」で「とろまん」とか種類があるみたい。
麹米が「五百万石」、
掛米が「タカネミノリ」、四段目が「ヒメノモチ」…
…カタカナ表記は飯米にも使用されるものですネ。
福島の県酵母である「うつくしま夢酵母」を使ったもの。

こちらもすごく美味しかったです。
僕好みであり、またYkさんも気に入ったお酒でした。
こちらも爽やかさがあります。
「大那」と決定的に違うのは甘さが伸びて、
かつ爽やかであると言うこと、
麹を噛んだ香を練った様な甘い香、
蜜を想像させる優しい香が、
口の中でふくよかに広がり、
伸びて快く五臓六腑に落ちていく。

【 豚しゃぶと温泉玉子のサラダ 】

Cimg5468

すべてがたっぷり。それが嬉しい。
どれから取って行ったら良いだろう。
温泉玉子と豚しゃぶを取り持つ、
ちょっと甘めのタレも美味しく、
またオニオンチップの香ばしさが、
甘いだけで終わらせずに良いアクセント。
ワカメの食感も、一皿の上ではまた別で、
本当、どれから取っても美味しいデス。

【 タコときゅうりのゴマ油和え 】

Cimg5469

そして、こちらも!
先付筆頭格として、
僕とYkさんが必ず頼んでいる「タコきゅう」…
今晩も美味しく楽しませてもらいます。
そんな中、次のお酒としてお願いしたのはこちら!

【 臥龍梅&七田 】

Cimg5473

静岡・臥龍梅・純米吟醸無濾過生原酒“誉富士”、
佐賀・七田・純米吟醸“山田錦×佐賀の華”生詰、

共に、久し振りに目にする様な気がして。
「七田」、香の高いイメージを持っていましたが、
いやいやどうして。質実剛健だけれど、
頑強過ぎない、スマートな美味しさがあり、
「タコきゅう」と相性良く感じました。
塩とごま油の香を演出。
「臥龍梅」は、味が多い感覚。
よって、
こちらは「豚しゃぶ」と組み合わせて頂きます。
少し押し味が強く、生原酒らしい風情が、
Ykさんはちょっとだけ苦手だったかも。
先日、この日本酒の火入れ版を頂きましたが、
押し味が綺麗にも感じられ、
生酒、火入れ酒でやはり差は生まれ、
誰かの好みに近付いたり離れたりして、
飲む楽しみが生まれると感じられました。

【 のど黒の煮つけ 】

Cimg5471

これがもう!!
とてもとても美味しかったです。
甘辛く煮付けたもので、
それこそご飯を持って来て欲しい!
お酒をもっと味わいたい!
その呼び子になれる一皿でした。
“甘辛い”と言う一言では表しきれず、
突端、その甘辛さを味わうのですが、
身を拾うと、のど黒の香は上って来て、
甘辛く重いのではなく、
のど黒を活かすために煮付け、
仕上げたもの…と分かります。
身の厚さは写真からも伝わるでしょうか。
食べる幸せ、感じました。
ありがとうございます!

【 仙禽&黒牛 】

Cimg5475

栃木・仙禽・純米吟醸袋しぼり無濾過生原酒“八反錦”、
和歌山・黒牛・純米無濾過生原酒“しぼりたて”、

そして、後半の料理に合わせるために、
力のあるお酒として選びたい「黒牛」と、
栃木の新進気鋭「仙禽」を選びました。
香の高さから「仙禽」はYkさんも好みではないか…とも思い。

ダシにほんの最低限の塩を振るようなイメージの「黒牛」…
キレがあり、味が美味しく残り主張する。
実に良く出来た強いお酒と感じます。
最近、八反錦のお米を使った
美味しいお酒に出会う事が多いのですが、
この「仙禽」もまた然り。
蔵としては他にも様々な種類の酒造好適米を使っていますが、
このボトルも良い出来でした。

【 鯛と生ハムの湯葉巻き揚げ 】

Cimg5478

全体的にサクサクとして美味しかった一皿。
あくまで全体。
パリッと威勢良く割れる湯葉の食感を、
その嬉しさを損なう事が無い、
塩の風味、鯛や生ハムの肉の食感。
酒肴となることなく、
「これはうまい!」とあっと言う間に、
1人2個ずつのそれを食べ尽くしました。
酒肴として、ゆっくり味わう前に。
思い出すと味や香が真っ先に出て来るものが多い中で、
あの瞬間的な、
パリッと心地良い音を思い浮かべるメニュウでした。

【 鍋島&扶桑鶴 】

Cimg5479

佐賀・鍋島・純米吟醸無濾過生原酒“風ラベル”、
島根・扶桑鶴・純米にごり酒“心技入魂・雄町”、

今日の最後に選んだのは、
「扶桑鶴」で、初めて頂くにごり酒。
Ykさんはお気に入りの「鍋島」を選びました。
「扶桑鶴」、良いです。
ドライな印象のにごり酒で、
この時間帯にこそ美味しい感じ。
香もすごく強い訳でなく、料理との相性が良いです。
バランス良く仕上がっていて、
見た目の濃度ほど重くなくて、ちょうど良い。

【 せせり唐揚げ 】

Cimg5483

あともう1品、お腹が呼んだのはこれ。
そう言えば、
大好物ではあるけれど、食べるのは久し振りデス。
鶏の首肉「せせり」を使ったもの。
強い弾力、故に噛み締める肉汁の旨さ。
たまらないですネ。


お腹いっぱいに食べ、しっかり日本酒を堪能!

美味しかったです!!

「厨十兵衛」の入り口には、

「日本酒の店です」と言う貼り紙がされています。

日本酒と料理、こんなにも楽しめる!

日本酒と言う文化、こうして味わう至福。

日本酒リストには30種類前後、
今日はその中の8種類を飲みました。

入れ替わりで色んなお酒が出て来て、
そして、それぞれみんな違う味わい。
同じカテゴリ「日本酒」で括るのも何だか役不足に感じます。

日本酒は日本酒でしかないかも知れないけれど、
日本酒の多様性、計り知れないと僕は思います。

飲み比べる、そして食べ比べる。

その楽しさはもっともっと色んな場面で知られて行くと良いなぁ。

これはこの日だけの、
特別な飲み比べでなくて食べ比べでなくて、
きっといつも楽しめるから、文化ってすげぇンだって思う訳です。

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