« アゴ出汁しお中華+メンマ(2009年4月9日・麺肴ひづき) | トップページ | 支邦そば+メンマ(2009年4月19日・麺創研かなで) »

2009年4月20日 (月)

第2回・両手に花。(2009年3月28日・厨十兵衛)

   

席順、

左から、

Ykさん、僕、弟の順です。


「 あ、両手に花だ 」

…と仰ったのは、
入れ替わりにお帰りになろうとしていた、
久し振りにお見かけするYAさん。
言われるまで、
書いておきながらすっかり忘れていました。

早番で仕事が早く終わった弟を捕まえて、再び実現。

【 花泉・翠露・鯨波 】

Cimg5099

福島・花泉・純米生、
長野・翠露(舞姫)・純米吟醸しぼりたて生原酒“美山錦”、
岐阜・鯨波・純米吟醸・無濾過生

Ykさんは、ちょうどメールのやり取りをしていた
福島県のお友達に写真を送ると言って「花泉」を。
僕は…応援したいから、舞姫酒造の「翠露」を。
弟は、好みの酒質と狙える「鯨波」を。

日本酒で乾杯です!

【 鯛の刺身、金目鯛の刺身 】

Cimg5101

メニュウを見て、
頼まずには居られなかった組み合わせ。
同じ「鯛」と名の付くお魚だけれど、
どれほどの差があるのだろう、
どんな味わいの差があるのだろう。
食べ比べてみたいじゃないですか。

まず見た目に差があるのは、一目瞭然。
味わいは、
金目鯛は甘さがあり脂を感じられる、
その美味しさがあり、
鯛は全体にスッキリとした印象に、
噛むともっちりとした弾力、美しい旨味。

家に帰ってから調べてみると、
金目鯛はキンメダイ目キンメダイ科、
鯛はスズキ目スズキ亜目タイ科なのですネ。
生物学的にも違うらしいデス。

【 菜花の白和え 】

Cimg5103

胡麻の風味香る白和え。
胡麻の美味しさ…油と、油から立つ香は酒に合いますネ。
それをベースにして、
菜の花のわずかな苦味と菜の花自身の、
繁る様な青さではない、
どこか乾いた土を燻した様な特有の香が合い、美味しい。

【 伯楽星、結人、東一 】

Cimg5104

宮城・伯楽星・純米吟醸生、
群馬・結人(桂川)・純米吟醸無濾過亀口直汲み、
佐賀・東一・純米吟醸生、

2順目。
Idさんと好みが似るYkさんは、
Idさんが好きだと言う「伯楽星」を。
僕は自分自身が大好きな「結人」を。
弟は“久し振りに飲む”と言って「東一」を。
おそらく数年前に、
「料理屋そらのかなた」で飲んで以来ではないでしょうか。

選ぶ銘柄にしても、
色んな理由がありますよネ。
それぞれの気分で、日本酒を選べる。
きっと一喜一憂もする。それが楽しいんです。

「伯楽星」は実に「伯楽星」らしい、調った雰囲気。
以前に飲んだ印象と変わらない、
安定した美味しさが待っていてくれました。
これに更に香が高くある傾向がYkさんは好み。
「結人」も味の深さがあるのに、入りは軽く、
生原酒のプッシュアップで飲ませてくれます。
「東一」は、2種と比べるとズンと重く、
アルコール感も高い…けれど、
その力強さは弟、気に入ったようです。

【 カニ入り和風オムレツ 】

Cimg5106

…あっと言う間に食べ尽くしましたね、これ。
本当に…3等分して、そのまま…
小皿の上での滞在時間、短いように感じます。
「厨十兵衛」の定番系メニュウ。
たっぷりのボリューム、
オムレツの中にも蟹の身がたくさん。旨いデス。

【 鍋島、花陽浴、妙の華“英” 】

Cimg5107

佐賀・鍋島・純米吟醸生“風ラベル”、
埼玉・花陽浴・純米吟醸おりがらみ、
三重・妙の華(るみ子の酒)・純米吟醸あらばしり、
6号酵母使用“英(はなぶさ)”

3順目。
Ykさんは「ここぞ」と言う時に頼みたい「鍋島」を。
僕は久し振りに「花陽浴」を。
弟は熟成系で特徴のある「英」を選びました。
「鍋島」はやや熟れた分の力強さを感じさせましたが、
流石の美味しさがありましたネ。
比べると「花陽浴」は香り高くエレガント。
どちらもとても美味しい日本酒だと感じます。
そして、酒肴が次々と進んで行く流れの布石になったと思います。
弟は、生熟的な熟成香を感じさせながらも
酒質そのものは元気の良い「英」に喜んでいました。
より一層、好き嫌いが出てしまうかも知れない日本酒だけれど、
ハマる時には、滅法ハマる感覚。
1度試してみても良いやも知れません。

【 焼きよもぎ麩 】

Cimg5110

初めて食べた弟の感想が、
自分の時と、全く一緒でしたネ。
「三九郎」の時の繭玉…やしょうまとも言われるものを思い出します。
特有の食感は、滋味深い味、Ykさんも僕も大好きですネ。

【 鶏ささみフライ梅風味 】

Cimg5111

逆に、これまで僕が全く頼んだ事がなかったメニュウ。
メニュウによくあるのは見るんです。目にするんです。
梅の一文字がなければ…。

今回、元・梅嫌いの弟が「食べてみたい」と。
Ykさんももちろん食べられるので、頼むのは良い…と。
僕も思い切って食べてみました。

まず、サクサクの衣、
噛む寸前まで熱気を感じられるもので、
揚げたての鶏の旨さは格別。
そして、中からジワッと梅の味が…
………イケるじゃん。
塩気と共に梅の酸味が舌に乗り、
梅を感じますネ。
だけれど、それが嫌な感じと捉えられず、
むしろ、揚げ物であるところのささみフライを、
その特有の美味しさを感じさせながら、
実に、食べ重くならない様にしている…そう思います。
南蛮漬けも酢を用い、旨味を残しながら、
サッパリ、重くならない様にして食べるものですが、
それよりももっと直接的に、
揚げ物、酸味の効果の良い所総取りの印象。
なるほど、メニュウに長く掲載されている訳です。

【 貴、醸し人九平次、ばくれん 】

Cimg5113

山口・貴・特別純米直汲み60%精米無濾過生原酒、
愛知・醸し人九平次・純米吟醸“雄町”生、
山形・ばくれん・純米吟醸“超辛口+20”

4順目、
先週の「貴」とは別の新入荷の「貴」をYkさんが、
Ykさんがどうしようか悩んでいた事もあったし、
僕自身も久しく飲んでいないので、
僕は「醸し人九平次」を。
弟は淡麗系のお酒の中から気になった「ばくれん」を選び出しました。

「貴」、若いです。その若さが美味しい!
フレッシュ感と共に苦味もありますが、香ののぼり、
力強くある部分、力を受け止める部分が交じり合い、
美味しいと思います。更に春、夏…と、
今には今の良さが、未来には未来の良さがありそうな感じ。
また飲みたいですネ。
「九平次」はバランスタイプ。落ち着いた印象です。
お酒自体は火入れ酒に比べ、ごく味があり、生酒らしく、
上手に美味しいのですが、
強い香、強い酸などがなく…おそらくは狙っておらず、
誰に飲んでもらっても好まれ易い構成。見事です。
「ばくれん」…超辛とあり、実にキレます。
水よりも水らしい良さがあります。
飲んで、その凛々しい面、ストンと事切れる潔さ、
旨味ある「貴」や「九平次」と比べると、
舌の上での厚味が物足りなくも感じますが、
この「ばくれん」も美味しいお酒だと思います。

【 タコときゅうりのゴマ油和え 】

Cimg5116

更にお願いしたのはこれ。
「今日は食べていないよね」
「やっぱり食べたいよね」…という流れから。
つまむ感じが良いですよネ。
トマトにしてもキュウリにしても、もちろんタコにしても。
食べやすく、食べ応えあり。

【 ワカサギのフライ 】

Cimg5118

更にもう1品。
大きめのワカサギを丸ごとっ。
かぶりつくと、身が熱くて、
「はふはふ」とやらなきゃいけません。
けれど、それこそが美味しい!

【 飛露喜、義侠、大正の鶴 】

Cimg5119

福島・飛露喜・特別純米吟醸、
愛知・義侠・純米原酒生、
岡山・大正の鶴・特別純米無濾過生原酒“備前朝日米”、

5順目、
Ykさんには「飛露喜」をオススメ。
「飛露喜」は比較的気に入っている…ならば、
最高峰にあたる、このお酒も飲んで欲しいですよネ。
僕は「義侠」を。しっかりとしたお酒が欲しくて。
弟は聞き慣れない名前から、
岡山の「大正の鶴」を選びました。

「飛露喜」、流石の美味しさ…ですネ。
ナチュラルなイメージに力強さが無理なく乗ります。
強過ぎない香は味の良さを引き立てる様に感じます。
「義侠」、もっとゴツいイメージでしたが、
ゴツゴツした石から滑らかな石に変化をしたような…
パワーバランスも良く、実に美味しい。
香は酒らしくある程度ですが、何も物足りなさのない、
山田錦の良さを十二分に発揮し、
程好く熟成があり、味が乗り、心地良いサバケへと通じる。
とても美味しかったです。
「大正の鶴」は自分にはパワフル過ぎる感覚もあったのですが、
それこそが好きな弟は喜んで飲んでいました。
力のあり方、だからこその充実感と言う感じかと。

【 葱玉チャーハン 】

Cimg5122_2

「最後に何を頼もうか?」と弟に聞くと、
「今日はチャーハンかな!」と答える。
ゆえに「葱玉チャーハン」をお願いします。
やっぱり大好きです。この味。


長い日記になりました!
それもこれも充実があるからこそ!
楽しい飲みの場「厨十兵衛」に感謝です!

ごちそうさまでした!

|

« アゴ出汁しお中華+メンマ(2009年4月9日・麺肴ひづき) | トップページ | 支邦そば+メンマ(2009年4月19日・麺創研かなで) »

日本酒」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512041/44730252

この記事へのトラックバック一覧です: 第2回・両手に花。(2009年3月28日・厨十兵衛):

« アゴ出汁しお中華+メンマ(2009年4月9日・麺肴ひづき) | トップページ | 支邦そば+メンマ(2009年4月19日・麺創研かなで) »