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2009年1月 9日 (金)

最近の日本酒:9種(2008年12月・備忘録)


冷蔵庫で眠っていたお酒を。

【 長野・真澄・山廃純米生詰原酒・1996年封 】

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某酒屋さんで発見。
中には経年による滓が出ていて、白い欠片が浮いている。
2度火入れのお酒ならまだしも、
「生詰」…もしかするともしかするかも、と思う。

「 あっ、旨い… 」

お酒に賞味期限はないなぁ…と、心の底から思う瞬間。
いわゆる古酒っぽさ、
紹興酒的と例えられる雰囲気はなく、
けれど、若い「真澄」に感じられる辛味も存在しない。
滑らかにしなやかに、そして強く伸びる…
どこまでも柔らかく感じる酒の体。
香に、甘い…飴の様な雰囲気を感じ取るが、
これはまた甘く焼き上げた煎餅の香の一端とも感じる。
派手さはなく、しっとりと、
生熟系の顔も見せずに、田園の美しさのイメージ。
素敵でした。

変わって生まれたてのお酒を。

【 長野・大信州・純米大吟醸生原酒“仕込み4号” 】

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今思えば、1日目、硬く感じました。
飲んですぐに美味しい!…と唸る感覚はない。
酸が若くピチピチとした素肌は気持ちが良いが、
香も硬質のイメージ。
けれども、その1分後には、
口中含んでいる中で、
酒が開花し、その良さは、
「硬い」とは真逆の「柔らかい」とさえ感じられる様。
香が解けて来る頃には、甘さも感じられる。
ややアルコール感が先行する感じだけれど、
そのアルコール感自体も、また丸く感じる。
味わいの透明度は中程度。
ややアルコール感由来の辛味も感じる。
…とメモ。
この段階でも、今思えば硬かったのだと感じる。

2日目、
メモ「ただひたすらに旨い!」…
“美味しい”より“旨い”が当てはまる。
アルコール感の抜けが良くなり、
香もなお豊かに感じられ、厚味が増し、好みに合う。
原酒、純米大吟醸の生と言う、
その贅沢さを存分に堪能できる!
1日目も十分美味しかったのだけれど、
好みの上ですごく満足できたのは2日目。

日本酒は1日じゃ分かりませんネ。

【 長野・大信州・純米吟醸生“仕込み1号” 】

これは20BYのお酒だけれど、
自家貯蔵してあった19BYと飲み比べてみる。
弟と飲み比べてみました。

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今回、兄弟の意見はほぼ等しく、
このお酒は早飲み、もしくは数ヶ月以内に飲むべき…と感じました。
去年の造り、19BYは自家冷蔵庫貯蔵で、
老ねはしていないのだけれど、
いかんせん迫力がなく、エレガントさも沈みがち。
「風林火山」に入荷していて飲む事が出来たからこそ、
1年間熟成してみましたが、
去年の「仕込み1号」は去年の内に飲むべきだった事が分かります。
熟成酒の難しさ。
逆に20BYは、期待通りの美味しさであり、
また19BYで物足りなく感じた美味しさをフォローするもの。
生き生きとし、
また11月後半の上槽(お酒を搾ること)からの熟成があるからか、
爽やかさの中にも滑らかさを前半に感じさせ、
後半は新酒らしく、
やや渋味を感じるものの、全体にバランス良く美味しい。
日を置くと、
これも熟れて来ますね。ボリューム感アップ。
なお美味しいです。

【 岐阜・いびの九ら・大吟醸しぼりたて“正月届け” 】

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これだけは2009年1月1日に。
岐阜の所酒造さんの大吟醸。
地元銘柄の「いびのくら」よりも、
もしか「房島屋」の方がピンと来る方も多いかも。
去年も美味しかった事からお願いしましたが…
今年も実に美味しかったです!

おめでたい新年の席で開封しましたが、
とても喜んでもらえました。

去年と同じ所はスムースな感覚。
入りやすく、かつサバケも非常に良い。
米の香も感じるのに、重さが程好く、快い。
去年よりも良いと感じられたのは、開封後の変化。
「大信州」の「仕込み4号」と同様に、
封切後の厚味の出方、香の広がり方が良く、
良い熟れ具合を見せてくれました。
舌、鼻、口中も旨いのですが、
何より喉が旨いと感じた日本酒でした。

来年も企画されるならば、是非ともお願いしたいものです。

【 兵庫・龍力・純米ドラゴン! 】

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年末、「厨十兵衛」カウントダウンに持って行った日本酒。
黒瓶「純米吟醸」と緑瓶「特別純米」、
“龍仕込み”の「EpisodeⅡ」に当たるものです。
特に好評だったのは黒瓶の方。
発売から半年の熟成も良かったのか、
飲みやすく、透き通るような酒質。
緑瓶も味幅があり、様々な温度帯に応えてくれそうな気がします。
これも開封直後よりも、
しばらくしてから、黒瓶に追いつく様な冴えがありました。

春からの熟成を感じる3本を。

【 長野・帰山・純米吟醸“参番”にごり 】

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存在していた甘さがキレに置き換わった感覚。
酸もほどけており、肩の力が抜けた風。
濁酒ゆえかキレがあるのに、味わいとして残る部分は多い。
熟れを感じさせる香はほとんどなく、
おそらくは春先と変わらない香が嬉しい。

【 Sogga Pere et Fils“J Miyamanishiki” 】

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春先に飲んだ時には、
もう少しザックリとしていた気がするけれど、
スムースに喉越し良く、清流のイメージ。
綺麗過ぎない、
飲み応えが美しいながらにも存在していて、
春先よりも、断然好きかも。

【 滋賀・七本鎗・純米吟醸ひやおろし19BY 】

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滋賀・木之本の銘酒「七本鎗」を何年か飲んで来た中で、
ここ最近、旨味のあり方は向上の一途を辿ると思う。
旨味のあり方…
もちろん好みがあって、
僕以外の誰かわからない誰かが、
この厚味の在り方が苦手かも知れないけれど…
僕は声を大にして言いたい。

「 この旨味、1度飲んでくれー!! 」

料理の世界で言う旨さと全く別の感覚。
直撃する旨味に対するものではなく。

強いて言うならば、塩の旨味…
スイーツに感じる塩の旨味を思い浮かべます。
その充実。
甘みがある中で、味がしっかりしていると言う事。
トゲトゲしくなく滑らかである様。

焼き菓子や塩を基調とした菓子においても、
いや、菓子そのものの重要なファクターに塩があり、
旨さの決め手、
またバターなどの乳製品の味を引き出すためにも、
欠かせない存在になっています。
上手に塩が使われた菓子…
…そうでないものと比べると、
全体にしっかりとした味幅を感じられるはず。
より一層、虜にしてくれました。
冨田さん、すげぇぜ!!

( http://blog.livedoor.jp/sake7yari/ )

20BYも蔵元ブログで展開中です。
楽しみ楽しみ♪


最近、
洋酒も多い様に見せ掛けて、
日本酒もちゃっかり飲んでおります。

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