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2008年9月21日 - 2008年9月27日

2008年9月25日 (木)

スイーツファンタジスタ!第2週(2008年9月23日・ながの東急)


アシェット・デセール…

第2週、コラボレーションスイーツ。

Cimg3747

3種、再び一堂に介す。

先週の混み具合を経験し…
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/12008915-a1fb.html )
Ykさんと気合を入れて並ぼうと「ながの東急」へ。

ならば、「さよなら絶望先生」や「夏目友人帳」を読みながら、
有意義に待とうじゃないか~…などと思い、漫画本を持参。
更には動画を入れ込んだPSPも持ち込み、
地下の食品売り場で「ICE AGE」と言うミネラルウォーターも購入しました。
完璧。

スイーツファンタジスタ開催期間中、
最後の休日、
その混雑に備えつつ12時過ぎに、会場へ。

途中、
10月に“しかけ絵本”の展覧会がある広告を見て、
「Ykさんのお姉さんに教えてあげなくちゃ!」なんて話をしながら
( http://www.nagano-tokyu.co.jp/store/eve/robert.html )
エスカレーターを上って行くと、

「 あれ? 」

嬉しい拍子抜け。

なんと空いている。

ふたりですごく不思議な思いのまま列に並び、
程なく会場内に…
用意した各種アイテムは使わずじまい。

けれども、
前回は食後、おなか一杯で、
かなり苦しかった事も考えて、
今回は予防線としてお昼ご飯を抜いたがために、
非常に空腹状態での到着だった僕とYkさん。
「おなか空いた!早く食べたい!」と思っていた、
僕らの心には渡りに船。
橋の向こうには甘味なる甘美な宴。

2008年2回目となる「スイーツファンタジスタ」を楽しんで来ました。

【 いちぢくと黒蜜のパルフェ ~ノルマンディの風に乗って~ 】

Cimg3745

【 Intoroduce 】

パンフレットより:
パートシガレット、爽やかなパルフェ、
フランボワーズソルベの冷・温感と食感で魅了する、
いちぢくと黒糖の究極のマリアージュ。
アングレーズソースを絡めて。

全国コラボレーション
東京都・ル・ポミエ
×
佐久市・ピーターズ
…の作品です。

とにかく非常にバランスも良く、
今回の全6種類の中で、いちばん気に入りました。

主体となるイチジクと黒蜜のアイスクリームは、
非常に上品で、
和菓子屋さんが造ったアイスクリームではなく、
あくまで洋菓子職人が造ったもの――…
クリームすらも前面に押し出さず、
非常に奥ゆかしく、
ふと気付くと黒蜜の甘い香が優しく鼻腔をくすぐる…
その清楚な雰囲気が、
けして物足りなさに繋がらない、まさにパーフェクトな出来。
それを裏打ちするのは、
散りばめられたイチジクの食感、
各層の間に敷かれた焼き菓子であり、
この香ばしさが黒蜜の香ばしさにも通じ、共存。
素晴らしいデス。
それだけでも美味しいのに、
上部に乗るフランボワーズのソルベの出来もすこぶる良く、
非常に強い酸味、
強すぎない甘味を以って造られていて、
黒蜜のアイスクリームと共に食してしまえば、
その酸味で全てを薙ぎ倒すか…と思われたものの、
酸味の中に、しっとり香る黒蜜、
激しさの中に、けして崩れずたゆたんでいて、
酸味の旨さ、品の良い甘味が加えられ、融け合う様は、官能的。
フランボワーズがこんなにもジューシィで、
果実感溢れる様相であるのに、
全体の糖度バランスが的確で申し分ない。

Cimg3746

添えられた焼き菓子も美味しかったです。
ザックリとしたタルト生地の焼き味。
冷製極まるメニュウだからこそ、
こうした対称になる、
力のある甘味と食感を持つアイテムは嬉しい。

【 ~フロマージュブランのピラミッド 白夜の装い~ スイーツサラダ仕立て 】

Cimg3739

【 Intoroduce 】

パンフレットより:
マンゴー入りの春巻に
エキストラ・オリーブオイルのシャーベットを乗せ、
トマトのジュレを添えて。
フロマージュ・ブランはフルーティになエキゾチックソースをアクセントに。

全国コラボレーション
東京都・ザ・プリンスパークタワー東京
×
長野市・ホテル国際21
…の作品です。

美しく立体的であり、見ても楽しめるスイーツ。
「どこから食べたら…」と思う楽しみこそが嬉しいですね。

ピラミッド、内外に差があるケーキでした。
外装、フロマージュ部分は非常にスマートに美味しく、
食感の軽さはメレンゲのそれを上回るほどで、
ふわっとしていて、口解けはあっと言う間、
その香と味の透明感は、
乳製品から形作られたことを疑うほどに。
トマトのジュレとの相性も良く、
爽やかさに、なお速度が付き、何とも喜ばしい風合。

内部構造は数段が重ねられ、
フランボワーズのジュレなども積み上げられており、
到達すると、一気に雰囲気が変わります。
「これではせっかくの外装の美味しさが消えてしまう!」
…そう思わせるほど内部の味は強いものが揃っていました。
しかし、そこで活きて来るのが上部のマンゴーソース。

Cimg3748

まるで卵の黄身ですが、マンゴーソースです。
刺激の強いソース、
先んじて感動した1種類目のフランボワーズのアイスクリームとは、
別次元の酸味と果実味の表現方法でした。
濃醇。
酸味も強いけれど、旨味に似た糖度の高さもあり、
外敵に感じた内部、フランボワーズのジュレの酸味と相まって、
美味しさを変え、楽しませてくれます。

Cimg3743

続いて、左側のモニュメントを。
薄くスライスされ、
おそらくはオーブンで焼き上げられた、
赤と黄のパプリカは、
中央のミントの緑との色のコラボレーションに美しいですネ。

春巻は中華風のイメージ。
きゅうり、よくよく考えれば、蜂蜜とも相性が良いので、
あの美味しい青臭さが出過ぎなければ、
スイーツとして成立できるはずなんですよね。
マンゴーやそうした風味はあまり感じられないものの、
まとまりは合ったと思われる春巻で、
何よりも頭上のジェラード…
オリーブオイルのジェラードが圧巻の濃度。
全てはこの味わいにまとめ、包み込められ、
マリアージュまで、強く吸着されて行く印象。
オリーブオイルの香、塩の強さ、
この感覚は初めて味わう衝撃の味でした。
料理にもスイーツにも応用の出来る、
素晴らしいアイディア。
ただし、食べやすさとは裏腹に、
オイリーで胃への負担が、
かなり強いかと思われたのは―――…
Ykさんと僕が3皿を食べたからなのかどうか…。

スイーツを食べに来ているのだけれど、
果実を押し出すことも必要だけれども、
野菜を用いて、
ひとつのお皿、食事としての良さを打ち出したのは、
こうしたイベントの中で異色なれど、
素晴らしい試みだったと思います。

コラボレーションしたどちらのお店も、
ホテルのレストランですから、
そうした発想が生まれて来たのかも知れませんね。

【 2種のモンブラン ~洋ナシのソルベ添え~ 】

Cimg3742

【 Intoroduce 】

パンフレットより:
栗の風味が詰まったモンブラン、
大人のフォンダンショコラ、
ショコラモンブランがひと皿に。
濃縮ブラッドオレンジとチョコレートのソースを添えて。

信州コラボレーション
木島平村・パティスリー・レーヴ
×
上田市・SAWAMURA
…の作品です。

パンフレットを特に確認せず、
「3種類、それぞれを」と注文したので、
「2種のモンブラン」と言う表題に、実はビックリしました。

写真正面のモンブランは、和菓子の様相。
和菓子らしいモンブランです。
栗味が濃く、糖度も高く、
「栗かのこ」を線上に練り出したような味わい。
土台も「もなか」の様な材質で、
「栗落雁」に近い…けれど、その割に強度はない感じ。
パフにしても肌理が細かすぎるし、
何とも表現し辛い“土台”…けしてスポンジでもなく。
モンブランは柔らかいのに、
落雁様の土台は硬いので、食べ辛いかも。
Ykさんの一言が非常に頷けるものでした。
「 日本茶が欲しいかも… 」
確かに、素敵に合うだろうと思います。
渋いヤツが。

Cimg3737

中央…これ、「フォンダンショコラ」だったのですね。
フォンダンショコラと言えば、
とろけるチョコレートが印象に浮かびますが、
比較的密度が粗く、
水分量も少なく、チョコレートの風味も薄く、
糖度も低いチョコレートカステラのイメージ。
何故か非常に苦味だけが強く、
洋ナシのソルベの糖度も感じられずに、
こちらは白ワインに似た香だけが融けて行く様で、
どうにも…。
組み合わせても単品でも、
洋酒などのお酒由来か何か、とかく甘さを感じずに、
苦味だけが記憶に留まっています。
もしかすると、
濃厚なモンブランの後だったからでしょうか。

“2種のモンブラン”のもう一方、
奥の3階建てのモンブランは、
逆に栗の印象が非常に乏しいです。
ほとんどカシス部分の酸味に占拠されているようで、
食べながら、
ワンプレート上、
ただ添えられたデザートだと思い、
主軸のモンブランに該当しているのだとは、
露とも思いませんでした。
カシスの酸味に対して、
全体として「甘酸っぱい」ことで調律をしたケーキ…
…と言うにも、土台のチョコレートが、やはり印象に薄い。
モンブランはなお「乗っていたのだろうか」と言う印象。
3種のお菓子同士の相乗作用もあまり感じられず…
ただ3種類を乗せてみました…と言う感じも…。
他、2皿が非常に工夫に富んでいたこと、
楽しみがあった事、
第1週の信州コラボレーションの出来が良かったことを思うと、
少し残念でした。


そして今回は家にお土産を買って帰ります。
それぞれのブースで1つずつ買っていく事も考え、
テイクアウトブースを周遊。
1周、2周…気になるのは、
「いちぢくと黒蜜のパルフェ」で楽しませて頂いた
東京都「ル・ポミエ」のラインナップ。

ケーキのデザインも目を引くものが多く、
可愛らしく、またまとまっていて、
「食べてみたい!」と思わせるもの。

Cimg3749

結局、すべて「ル・ポミエ」で統一して買って帰りました。

左上:ヨーヨー・オ・フレーズ…
マカロンと苺のムース、バラの香。
中央:ママミーヤ…
マスカルポーネとイチジク。
左下:ピエモン…
ヘーゼルナッツたっぷり。
右上マルグリット…
苺とピスタチオのムース。
右下:ポミエ…
青リンゴのムース。当店のスペシャリテ。

上記コメントは、
ショーケースのタグに付けられていたコメントです。

それぞれのレベルが非常に高く美味しい。
中でも、
「ポミエ」は青リンゴの爽快さと、
ムースであるが故の滑らかさ、
その美味しさが、
「当店のスペシャリテ」と書かせるだけはある!…と思いました。
「ヨーヨー・オ・フレーズ」は見た目もファンシーでありながら、
酸味、クリームの甘さのバランスが程好く、心地良い。
「マルグリット」の花のデザインは、非常に良いですよネ。
ふわっとした苺のムース、
落ち着きあるピスタチオの構成は、
ややメリハリに掛けますが、
可愛らしいデザインに、可愛らしい味…と言った感じでした。


今年もスイーツファンタジスタ、心から楽しめました!

また来年も!

…そう思わないではいられない、“楽し味”の秋。

Ykさん、
遠い長野まで一緒に行ってくれて、ありがとうっ!
今後ともよろしくお願いします!

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2008年9月21日 (日)

またある人はこの道を辿るのだろう(2008年6月19日・風林火山、酒房りしょう)


自分自身。

駅前のこの流れは超魅力的♪

お酒で言えば、

「日本酒」→「焼酎」の流れ、

気持ちで言えば、

「楽しい」→「楽しい」の流れ。


【 風林火山 】

平日の夜、やや混みあった店内。
混み合う事は活気ある店内、とも言えますよネ。
駅前「風林火山」はいつもの風景。
ネクタイを外したお兄さん、オジサマ方で賑わっていました。
かく言う自分も、
ネクタイをしなくちゃいけない仕事ではないから、
ネクタイなんかしていないけれど、
仕事終わりの開放感を楽しみにやって来た訳で。

【 互・メタル互・天寶一 】

Cimg2990

「互 - GO -」を醸しているのは「福無量」…
「福無量」近隣の酒屋さん4軒だけの取り扱い銘柄です。
今年も迫ってきた「長野酒メッセin長野」…
去年も「互」はとても美味しいお酒でした。
今年も期待大!です。

長野・互(福無量)・仲取り生貯蔵原酒ねかせ純米…
酸、果実、セメダインを思わせる香。
ほんのり甘く澄んで届きの良い香。
飲んでみると、まだ酒質として「早い」と思います。
好みから言えば、あと1年!…熟成させて欲しいかも。
酸がまだ鋭く感じられる気がします。
水で洗った口内で膨らませたり、
温度が上がって来たりすると良さが拾い易くなり、
柔らかさとキレを感じます。
イメージとして、
2割がノイズ、8割クリア、グレア液晶みたいにテカテカな感じ。

長野・互(福無量)・瓶囲い長期熟成SEME SHIBORI純米“メタル互”…
上立ち香は特に高くない。
飲んでみて「おっ、これは何と分かりやすい!」と言うメモ。
程好い熟れ加減で、
飲んで「あ、うまい!」と諸手を打つ感じ。
優しく柔らかくちょっと繊細。
硬さが程好く広がって、
スムースだけど、それだけに過ぎずにバランスフル。
上手に寝かせたお酒、そんな気がします。

広島・天寶一・純米吟醸・槽口直詰生“雄町”…
クセ、酸あり。ノイズあり。
熟れた雄町…と言う印象。
まず飲み比べていた中で、
「互」の優しくまとまった味わいからして、
この「天寶一」の雰囲気に、やや難色を示していました。

けれど、料理をつまみながら食べ進めて行く中で、
いちばん早くお酒を飲み干したのは、この「天寶一」であり、
温度が上がって来ると、
全体がまとまり、骨が出てきて、丸くてごつく、
ノイズと感じた味の苦味渋味が支えとなって、
料理を引き立て、実に旨味ある美味しいお酒になりました。

お酒は変化しますね。面白いです。

【 馬刺し 】

Cimg2995

馬刺しを頂きながらの一献。

たまたま隣に居合わせた、
神戸から出張に来ていたおじさまとお話をする機会を得ました。

何でも穀倉地帯…
酒米が育つ田んぼの近くに住んでいるのだそうです。
田んぼには、「○○蔵の山田錦」なんて旗が立っていたりもするそうで。
そろそろ稲刈りの時期でしょうか。
広大で美しい稲穂の絨毯、冬を目指す秋の一幕、
その当時は6月ゆえに夏の田んぼをイメージしましたが、
今頃はきっと…と思います。

そんな感じで話をしている中、
「互」の味わいにも変化が。
温度が室温に近付き、空気に触れ合っていたからか、
味わいのモチベーションが上がってきたように感じられます。

それは楽しい飲みだからかも知れず、
酒が気勢をあげてくれたのかも知れず。

日本酒の心を満たしたところで、次のお店を目指しました。

【 酒房りしょう 】

とある用事があり、どうしても行きたかったお店。
某日の記録を受け取りに。
もちろん、お酒と料理も楽しみたくて。
初・“ひとりりしょう”!

テーブル席が2つ、カウンター4席、そして2階。
2階席は貸切用と思われるので、
平時は1階部分でのみの営業と思います。
“りしょう”さん1人で切り盛りしているお店。

1度、イベントで入った事があるとは言えど、
初めて行くお店って、
やっぱり緊張してしまいます。
けれど、誰でも馴染める雰囲気があったと思うし、
その後に数回行った限り、
雰囲気と言う空間的な目に見えないものだけれど、
明るく楽しい“りしょうの世界”、
確かに存在していると断言できます。

【 白玉の露 】

Cimg2996

お酒は焼酎がメイン。
3種類の飲み比べもあるので、色々楽しめます。
そして酒肴も含めて、超お値打ち値段♪

並ぶボトルの中から「白玉の露」を選びました。
有名ではあるけれど、
そう言えば1度も飲んだことがありません。

「生(き)」…ストレートの状態で頂きました。
芋らしい風合が強過ぎずに、喉の奥で心地好い感じ。
香はどちらかと言えば、「青」を想像する、
ややドライな…
それこそ「魔王」あたりの果実香に近い気もするのだけれど、
両手を揉み合わせて暖を取った
呼気の様なあたたかさが美味しいです。

【 寸八チャーシュー角煮 】

Cimg2998

何かアテも欲しいなぁ…とメニュウを見てみると、
僕と「風林火山」を引き合わせた人物に関連するメニュウが。
元々、「風林火山」と言うお店を僕は知らず、
「寸八」さんに教えてもらって行く様になったので思い出深いデス。

肉、ウマイです。
元気が出てきそうな、この肉の塊、角煮。
美味しく頂きました!


さてさて、この日この流れ…
実は更に「摩幌美」へと向かっています。

駅前にある素敵なお店、
それぞれが近く、徒歩で移動できる圏内。
松本と言う街の良さ、
いろんなお店へ遊びに行くことが出来ること、
楽しくて嬉しいですネ。

「よよぎ」や「厨十兵衛」のある松本城周辺、
そして今回の駅前と、これからも松本の夜、
楽しんで行きたいと思います。

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