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2008年6月15日 - 2008年6月21日

2008年6月18日 (水)

1度に23種のモルトを試すとかえって興奮して酔えないのかも。(2008年5月25日・Bar regalo)


楽しくて仕方がないんです。

楽しくて仕方がないんです。

大切なことなので、2回言いました。

楽しくて仕方がないんです!!


【 Bar regalo 】

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「 今回はまぁ、いろんなモルトを飲んでもらおうかと 」

レガロのバーテンダーさん曰く。

5月の「Bar regalo」のモルトの会は、
テーマを決めて楽しむ会ではなく、
様々なモルトを飲み比べてみよう!…と言う会でした。

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こんなにいっぱいのモルトに出会えるとは思いませんでした!
楽しくて楽しくてっ。

電車の都合もあるから、
18時から21時までと自分の中で時間を決めた上で、
その範囲でどれだけ楽しめるだろうか!!

…と、

闘志すら湧く、会、開始前。

メモを頼りに書いていきます。

【 GLENTROTHES / DUNCAN TAYLOR Peerless Collection aged 34 Years  】

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( グレンロセス )
鼻をやや遠ざけて、
匂いを楽しんでみると実に洋ナシに近い印象を抱く。
フレッシュ。
ケーキみたいな色とりどりの甘さもイメージする。
鼻を近付けてみた場合は、酸と古酒漬けのフルーツの雰囲気。
深い。刺激と優しさのある香。
美味しい。
刺激もすごいけど、やさしさ、香の高さは抜群!
余韻にも果実…シロップではなくて、あくまで洋酒漬けのチェリーを思わせる。

【 TAMDHU / HART BROTHERS aged 42 Years 】

( タムデュー )
深い香。そして華やか。
クリーム風。甘さが丸く、よく練れた感じ。
飲んでみると甘い。しっとりと甘く大人びて、かつキュート。
熟成年数のわりに酒の腰は折れていない。
しっかり生きて感じられる。
余韻も、やや苦味渋味が残るけれどスムースな感覚。

【 LAGAVULIN / GLENSCOMA"Singel Cask Single Islay Malt" aged 5 Years 】

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( ラガブーリン )
炭、煙とフルーツ!
同時に双方の印象が交錯する…いや、共存している!
何だろう、この融合!
スパイシーだとも感じられるのだけれど、
全体的に炭の背景に意表をつく様なカラー、色合いが浮かぶ。
熟成年数5年だからだろうか。
飲んでみて、その甘さ…ジュースっぽい雰囲気に驚く!
ピーティさはどこへ?そこから生まれる味の強さはいったい!?
すごく優しく、ソフトな飲み口。舌の上でもソフト。
ピーティの無さが気持ち良いとも思える。
ラガブーリンだと思って飲むと、
16年の印象が強くて異質だと思ったのだけれど、
こうして当時のメモを振り返ると、
ソフトさ、上品な感覚はラガブーリンのそれかも知れません。

【 ROSEBANK / Douglas Laing"old Malt Cask" aged 12 Years 】

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( ローズバンク )
たまらない。
何と言う良い香だろう。
「ローズバンク」と言う名前から、
やはり薔薇を想像してしまうし、それっぽい香を期待するけれど、
リカーズハセガワで試飲した25年であったり、
これまでの浅い経験では、
花のイメージ、華やかさを感じたことが無かったけれど、
これはまさに名前に見合う優しく華やか、そして爽やかな雰囲気。
この美しくきらめく香、水面の光は、
深さこそないけれど、それがまた良いです。
バレートは静かで、
全体を通してすごく優しく、広やかに刺激もあり、
美しく締める。素敵なモルト。

【 AUCHROISK / Chieftain's aged 11 years 】

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( オスロスク )
塩水にほんの少し香を詰めたような。
ミルクと枯れた感覚と。
口に含んで広がる。静かに美味しい。
やや個性には乏しいかも。
余韻への導入、余韻部においては、
“更に”広がったり伸びていく感じはない。
スムースにひっそり、
やや円を緩やかに描いて盛り上がり、
ふわっと消えていく。
白く、林檎の実の厚味の軽い感覚。

【 LOCHNAGAR / GLENDENNY,Huter Hamilton's aged 15 years 】

( ロッホナガー )
強い香の立ちはなく、アルコールがひっそり液面に消える。
口にしてみて、
飲んでからの変化が嬉しい。
カラメルのニュアンスを朗らかに感じ、
中盤以降、やや攻撃的な刺激すら出て来る。
余韻は、中盤から続く痺れるような強さを受け、そのままジンと続く。
強い個性、特色、特徴的な雰囲気、世界は無いのだけれど、
ほんのりシェリーの香る感覚。

【 Glenlossie / THE EXCLUSIVE Malts aged 11 Years 】

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( グレンロッシー )
酸ある感じ。木、酢酸、木酢のイメージ。
プラムと木、まん丸。
刺激が少なく、同時に全体的に浅く、
どこかほのかに青リンゴ、洋梨的な爽やかさも。
静かに空気中に融ける印象で、余韻も大人しい。
全体的にクリーン、クリアなミストって感じ。
透明ではない。

【 TEANINICH / Hedges&Butler aged 17 Years 】

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( ティーニニック )
灰分とリンゴ。癖のある感じ。
バランス、ソフト、スムース、当たり少なく、飲みやすい。
味重視なタイプだと思う。
香と広がりは全く適わないけれど、
「摩幌美」で飲んだ「クラガンモア」の14年、29年に近いものを持つかも。
トマトの青さがない感じ。
よく揉むと、やはりリンゴ様。

【 BUNNAHABHAIN / Berry Bros&Rudd"Berry's Own Selection"MARGADALE 1979-2001,Port  】

( ブナハーブン )
米香っぽい。引き際にパイン果皮みたいな香も。
ソフトで艶やかな飲み口。
クリアで、甘さに濁り、淀みが無くて気持ち良い。
どこかしいたけ分の利いたダシ汁を思い浮かべる。
酸に味があるかの様な雰囲気で、モルト全体に味わいが…
塩っぽさにも似た感覚を受ける。
モルト的な塩っぽさではなくて、これは日本酒的な塩の風合。
余韻も灰色が薄く引き伸ばされていく。
やや化粧っぽいかなぁ。

【 GLENLIVET / official aged 12 Years 】

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( グレンリベット )
実は初めて飲む超スタンダードシングルモルト。
灰とリンゴ果皮。なかなかに芳しい。
香の構成も、バランサブル。
飲んでみて感じるのは味重視なスタイル。
香も楽しめるけれど、飲んでも美味しい。
突出感なく、
効果的なほんのひとつまみの塩を加えたようで、上手だ。
抵抗無く飲みやすく申し分ない。
バレートも広げれば、それだけリンゴっぽい。
トップノートのイメージを広げられる感じ。
爽やかに甘く開く。

【 GLENLIVET / official"NADURRA" aged 16 years 】

( グレンリベット・ナデューラ )
香が刺激的に出て来る。
香から思うのは、強い雰囲気。ハッキリしたモルトであろうイメージ。
飲んでみて、「深い!」と思う。
深い海の底までぐっと引き込まれる。吸引力の強さ。
刺激も強いけれど、12年から更に味重視にシフトした感じ。
何もかもが強いんだけど、クリアな雰囲気も忘れていない。

【 Glenfarclas / official "105" Cask-Strength 】

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( グレンファークラス )
実にスィート。甘い。
クリーム、ホイップクリームのイメージ。
優しさ、甘さを持つのに、
飲んでみると激しい感覚…これは度数もあるのだろうか。
全体的に派手…だと思う。
美味しいし、濃い中で、何よりも自己主張がしっかり到達する。

【 CAOL ILA / "Sound of Islay" aged 13 Years 】

( カリラ )
本当にカリラ?…と思った。
思いはその疑問からスタートしている。

美しさと野性っぽさ。
ほんの少し、ほんの少しカリラっぽい香も感じる。
カリラ12年を数滴混ぜた感じ。
どちらかと言うと、
ボウモアの12年の方がイメージに重なる。
甘く、フルボディ。
マカデミアナッツの味わい。
チョココーティングされたみたいな…
どこか、くすぶった感じもある。
余韻は確かにカリラっぽいかなぁ…と思う。

【 LINKWOOD / Kingsbury's"Hand Writing" aged 30 Years 】

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( リンクウッド )
甘い香に焙煎した麦芽っぽさ。
ややスパイシー。カルダモンみたい。
苺っぽくもある。
飲んでみて一言「美味しい~!」…と唸る。
優しくソフト、ふくよさかも程好く、
どこか“お菓子っぽい”…とも思う。可愛らしいイメージ。
小人を戯れる白雪姫の絵画の様な。
芳しさ美味しさが、実に魅力的で、素敵。

【 STRATHISLA / PROVENANCE aged 10 Years 】

( ストラスアイラ )
ミント系の薬草の香。硬い系統の香。
(日本酒的に硬いのではなく、描くイメージが硬い物質)
複雑。甘い。モルティ。
余韻はクリーミーに伸びて行く。
ストラスアイラ、印象良いです。
以前、このBar regaloで出会った、
ゴードン&マクファイル社の25年も美味しかったけれど、
このストラスアイラも好きなタイプ。
シェリー樽かなぁ。
優しさが広がっていく感じで、
どちらかと言うと、
オフィシャルとして出ている12年に近いイメージではあります。

【 HAZERBURN / ALCHEMIST aged 8 Years 】

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( ヘーゼルバーン )
酸っぱい。蒸れた感じも。
日本の大手ビール系の香、
それらの温度が上がり、
蒸した雰囲気の「もあっ」とした香を放つ、
それをイメージする。
不思議なもので、しいたけの旨味成分のイメージも。
バランスは悪くはないと思うのだけれど。

【 BRUICHLADDICH / LINKS,THE OLD COURSE St.Andrews Aged 14 Years 】

( ブルイックラディ )
人の肌の香。
シンプルにシンプル。
塩っぽく…強く。
“潮”と言うよりも、“塩”であって、
グレンリベットの時に感じた塩の雰囲気に近く、
もっとふくよかなダシの中での存在。
実にシンプルに味重視。
また、塩水のイメージも飲んでみて感じられる。
全体にメリハリは無いけれど、それがまた好ましくも思える。

【 GLENDRONACH / Official"ORIGINAL" aged 12 Years 】

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( グレンドロナック )
酸、灰分。
香から察するに、バランスは良さそう。
味重視系のモルトに多い香かと思う。

「わわ、これは美味しいぞ!」とメモ。
バランスを感じ、味が実にこなれている感覚。
甘さと麦芽っぽさと果実系の含み。
余韻、戻り香が、スムース…と言うか、
全身に染み込んで来るような滑らかさで、気持ち良い。
強過ぎずに、飲み手の心地良さを思ってボトリングされた…
そんな気さえする、強くなく控えめに伸びる余韻がまた好ましい。
想像する果実は、よく熟れたネーブルオレンジ。

【 MACALLAN / "Legend" aged 13 Years 】

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( マッカラン )
塩と酸の雰囲気。
芳しいと言うより、香にメリハリがある感じ。
「 これがマッカラン? 」と思う、初手の印象。
すごく味が強く、強調するようで、
マッカランでこれまで感じてきた雰囲気との差に、
驚くような、喜ぶような。
そんな事をバーテンダーさんに伝えている最中、
口中で変化があり、
吐き出される呼気の中に、
甘さが流れて広がって行きます。
それはクリーム然とした広がりで好ましい。
余韻と後半が美味しさの主軸に感じ、
それを感じて以来、また「マッカランらしい」とも思います。
樽の味も後半に出て来る様で、
グラス壁面に残る香も実に甘く、強い。
ゆすぐために口の中に流した水が甘く感じます。
余韻重視の雰囲気ですネ。

【 PORTELLEN / Blomsbury aged 20 Years,Sherry 】

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( ポートエレン )
1982年蒸留、2002年ボトリング。
人生で初めて飲むポートエレンです。
噂は聞くものの、「BRORA」同様、
失われた蒸留所として、
希少な存在であり、なかなか口にするまでは至らないボトル。

トップノートに、灰、ピーティさを感じます。
そもそも、
ポートエレンの何たるかを何ひとつ知らない自分は、
感じているピーティさも正しいのか、
どこか不思議な迷いを感じていました。
そうだ、ポートエレンはハイランド?アイランズ?
スコットランドのどこに存在した蒸留所かも僕は知らなかったのです。

甘さと灰分の調律がなされていて、
味強く、盛り上がって来るけれど、
その中で、ピーティさと赤い強い味…
シェリー由来と思われる風合が刺激的。
それがまた強すぎるかも。
余韻もやや刺々しい感覚でした。
今思えば、何故加水をしなかったのでしょう、自分は…。
それでこそ開くものもあったのだろうと思います。

【 BOWMORE / ABYHILL 1989 】

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( ボウモア )
甘い香と同時に灰分を感じ、やや酸っぱい。
飲んでみると、樽の熟れた味、その甘さを第1位に感じ、
飲んだことなんて無いけれど、
古いワインのイメージを抱きます。
刺激は少なく、全体がまとまっている様子。
余韻は花、ダリアの花。
ハニー系と言うよりも、現実の花の香に近い。
味の深さ、濃さがカカオっぽい余韻も残します。

【 GLENELGIN / Official 】

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甘い香と芳しさは果実的。
入りはクリーム様だけれど、
ボディは、思いのほかクリアさが立って来て、
スムースな雰囲気と刺激との中で交錯する様な印象。
余韻がやや苦いかも。
でもバランス良く感じます。

【 CAOL ILA / Official aged 25 Years 】

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人の手の香を思います。
手のひらの匂い。
紅い、オレンジ色のイメージは、
肌色や手のひら、内側、
赤みがかった皮膚のイメージと重なります。
かすかにハニー様。
蜂蜜もイメージ上のカラーはオレンジ的ですよネ。
ヨード香的な雰囲気は全く無く、
これ……もっと飲む時期を探したい気もします。
蒸留酒は開封後に変わらないと言うけれど、
僕は変わると思っているので…変わるんじゃないかなぁ。
バレート、その強さに口の中に入れておけないくらい!
ものすごく強い刺激を感じます。
余韻はクリーム系でまとまるのだけれど、
刺激が圧倒的で、その力に支配されて余韻まで持って行かれる感じ。
加水するとすごく複雑になって、
目の前に味わいがチリチリと攻め寄せます。
ちょうど、カリラ樽で熟成されたスタウトビール「パラドックス」が、
こんな複雑さを持っていた様に思います。
明るい香で、けれども熟れ具合の印象は、思いのほかライト。

【 Glenkinchie 】
【 GLENMORRENGIE 】
【 HIGHLAND PARK / Kingsbury's Original aged 8 Years 】
【 TALISKER / GLENSCOMA aged 15 Years 】
【 SPRINGBANK / Kingsbury's Cambeltown 1991 】

写真にない、
グレンモーレンジオフィシャル・セラー13、
前回参加のモルトの会に登場した、
グレンスコマのタリスカー、キングスバリーのハイランドパーク、
残量少なかったグレンキンチーは気付いたら空となり、
松本の「SideCar」で飲んだことがあるキングスバリー・スプリングバンク…
…上記5種類以外は、全て試飲してみました。

もう、充実です!
すごくすごく!

これ、ウィスキーマガジンライブもこんな楽しさなんじゃないのか!?

そう思うと、どれほどワクワクして来る事でしょう!

他の参加者の皆様が歓談される中、
一足お先に松本に戻りました。

「Bar regalo」…また遊びに行きたいものです!

その時はどうぞよろしくお願いします!!


【 ラーメン藤・藤ラーメン 】

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松本に帰り着き、気持ち晴れやか、
興奮冷めやらず、何だか元気。
「ラーメン藤」で1杯引っ掛けて帰ります。

松本、飲みの後の1杯を支えて来た「ラーメン藤」…

…やっぱり旨いデス。

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