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2008年5月25日 - 2008年5月31日

2008年5月31日 (土)

漢2匹、長野旅ッ! ~ 3: Bar regalo

( 2:寿司屋&居酒屋編 )
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/2_bac6.html )

シリーズ「漢2匹、長野旅ッ!」続編です。

日本酒、料理を堪能したあとのお話。

これがこのお店、初訪問でした。

 

2008年1月の日記より。

 

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【 Bar regalo 】

Nec_0937

「いろは鮨」を後にした僕らは、至近のBarに。

県内誌「KURA」にも松本のモルトの名店「摩幌美」と並んで紹介された
「長野でモルトを飲むのならばここ」と言うお店に行って来ました。
先んじて「WaterLoo」のhoshiさんにも、
この「regalo」についてリサーチをし、
万全の気持ち、安心してドアを開けることが出来ました。

バーテンダーさんは、
「うーん、どれがいいかなー…」なんて言いながら、
僕や宮澤さんが「こんなのありますか?」と聞いた感触に近いモルトを、
次々とカウンターに並べてくれます。

ややそれに驚いて、
「これってどんな感じですか?」と聞くと、
それはそれは嬉しそうに話すのです。

一緒に悩んでモルトを探す…

僕はそれが凄く楽しくて、
ちょうど僕らだけになったBarの中で、
ウキウキしながら、指を差し、
「あれとかどうですか?」とか聞いたり、

「あー。あのボトルはピアレスだー…hoshiさん所で見たことある…」

…と呟くと、

「 へぇ~、ピアレス入っているんですか? 」

「 ボウモア…がひとくちもらったんですけど、美味しかったです 」

「 へぇ~…そうなんですか……いいなぁ 」

…と興味津々。
実際、僕は「ボウモア」は注文していなくて、
kenchieさんのものを少しもらっただけなのだけれど、
あの香!!
記憶から忘れられるものですか。

Cimg1643

漫画「バーテンダー」の主人公「佐々倉溜」が勤めていた
「バー・イーデンホール」の様な、
「酒蔵」をイメージさせるお店です。
すでに手に入ることが無い希少なモルトも存在します。
つまりはお値段も様々。
だけれど、
それを聞かせない雰囲気なんてありません。
「これはいくらですか?」
値段も聞いて、
選ぶ方も売る方も真剣に話し合って選んだモルト、
その美味しさ、しっかり楽しんで来ました。

【 Kingsbury's“Hazelburn” Aged 8 Years:Scotch 】

Cimg1636

「 ノンカラーリング、ノンチルフィングで… 」

…とお願いして出て来た数種類のボトルの中から、
僕はやっぱりこれを頼まなくちゃいけない気がして。
これで「BOWMORE」「GlenScocia」「MILTONDUFF」に続いて4種類目。
「Kingsbury's」の「Single Cask」シリーズを選びました。

香は華やか…で、その華やかさに芯がある感じ。
硬いと言うより、しっかり立っているイメージ。
艶やかに、やや酸の要素も拾い、オレンジ色の光を感じます。
赤茶色の折り紙にオレンジ色のドットを散りばめた様な…
このシリーズは総じて、こんな光の印象があります。

飲んで…「うおっ」とメモ。
口に付けた瞬間のインパクトは、実に分かり易い。
味わいもアルコール感も刺激も、
強くて辛くて飛び抜ける感じ…
度数に対して「これは強いな」と思うのではなくて、
ただ酒の出迎え方が、良い意味で乱暴で良いなぁ…と。
味が開いて来るか、口が慣れて来るか…
すると、全体が派手に感じられます。
“鮮やか”ともまた違う…
前述、オレンジ色のドットが大きく彩度を上げて光る画像。
ミラーボールのそれのような躍動に近いもので、
こう……ストレートに彼は突き進んで来るので、
こちらも何も考えずにストレートに受け止める感じ。

…彼、と何も気にせずに書いたけれど、
そう思うと違和感があります。
それはそれで、どことなく女性のイメージも湧く、良いモルトでした。

【 Signatory Vintage "Royal Brackla" 1975:Scotch 】

Cimg1637 

これは宮澤さんがオーダーした
「スプリングバンク的な、華やか」と言うキーワードから、
生まれ年のビンテージと言う事でお願いしたモルト。

あまりに感動的だったので、記憶に留めるべく写真に残しました。

長く鼻先近づけ、舌の上を味合わせていた訳ではないので、
瞬間的に…また余韻からのイメージで記したメモは以下の様。

「とんでもない優しさ、木の甘い香、日の光をめいっぱい吸い込んだ布団の華やぎ」
「ゆったりとした時間」
「感動で目が覚める、酔いも覚める」

古い木に出会ったことがあるでしょうか。
周囲がどんなに冷たい世界でも、ぬくもりを艶やかに蓄える古い木。
日本酒蔵も古いものがあります。
それらの中に触れて親しんだ時の感覚に似ていました。

【 Kingsbury's Aged 23 Years CAOL ILA:Scotch 】

Cimg1640

これ、本当に我ながら不思議なオーダーをしたものですが、
「CAOL ILA」の「CaskStrangs」が美味しかったので、
「CAOL ILA」以外で、それっぽい感じのモルトが飲みたい…と伝えました。
結局「CAOL ILA」ですが、こう…ズバリ飲んでみたい感じのボトルで驚きました。
「Kingsbury's」が好き…と言うか、趣向が合う気がしている昨今、
その中の「CAOL ILA」と来たか!…そんな喜び。

「 うん、これも香が優雅だ……うん、うん…… 」

日本酒もそんな印象がありますが、
20年を越える辺りから、何かもう一段階越えて行く気がします。
もうワンステップ、上るイメージ。
ピーティさが変化したのでしょうか。
もしかその延長か……
時間と共に緩やかにピーティさが、全体の底辺を支えるようになったのかな…
これは香だけで涎が出る。

洋梨の香を思います。
それは、色とりどりで…
アゲハ色した極彩色の扇子が紫檀に覆われた間を浮かぶような。
アゲハ蝶よりも鮮やかな……
なんだろう、この気合いの張ったすごみある香の次元!

口にしてみて、
香がなお立って感じられる。
果てしなく高みに存在するマスカット!
刺激もあるけど、柔らかい……と言う印象から、
途端ぶわぶわ~っと広がる。押し上げて押し迫る。

すっごい強い、アルコールも強い、圧力も強い。

「何だこれ!」

“バッ”と来て、ぐーんと伸びていく、伸びていく。
「超特殊」だと思いました。
この1本!にだけ内在する力と才能がある…と。
きっと、まだまだそう言うモルトは世界にごまんとあるのだろうけれど、
僕にはこの感動、じゅうぶん…身に余るほどの至福の味わい、見せてくれました。

加水してみると、飲みやすくなりますね。
「広がる」…と言うより、単純に分かりやすくなる感じで。

【 チョコレートとチーズ 】

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モルトと合わせる為に。
合う、と言うより、
チョコレートをついばむ度に、
味覚がリフレッシュするような感覚。
どれも美味しいし、けして安い印象が残りません。
良いチョコレートを選んでいる気がしました。

「 もうそろそろ終電の時間なので… 」

…と言うと心底残念そうな顔をされてしまいました。
「次、何にしますっ?」なんて、
ウキウキして聞かれたその後の返答。

「 また行こう 」と心に誓ってお店を後にしました。
駅までの道、
宮澤さんと話したのは、
やはり一杯のお酒の存在と価値…
けして安くはなかったモルト達。
けれど、対価以上の感動があったと思います。
それは自信を持って言えるし、
自ら働いて稼いだ対価を、
心置きなく払い出せるものであったと思います。

結果、
わりと間を置かずに再び遊びに行っています。
その場でも数種類のモルトを楽しむことが出来ました。

やはりお酒は楽しい。

そう感じられる夜もまた実に楽しいものですね。

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2008年5月30日 (金)

漢2匹、長野旅ッ! ~ 2:寿司屋&居酒屋編

2008年01月30日の日記。

 

東京は虎ノ門「和酒・とんくろ」の宮澤さんと長野を一日旅。

 

その3連日記の内の2回目です。

 

宮澤さんのブログは、このブログからリンクが張られています。

長野の酒のみならず、

全て酒を愛する熱い男のブログになっておりますので、是非!

 

――――――――――――――――――――――――


小布施ワイナリーを後にして、
僕は長野電鉄で長野市へ向かい、
宮澤さんは一旦家に寄ってから、長野市にて合流…と言う流れに。
久し振りの実家、
宮澤さんが軽く夕食を取って来るとのことで、
「では自分も…」と、立ち寄ったのはこのお店。

【 蕪村・塩そば 】

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ちょっとした腹ごしらえを。

鶏…を心行くまで感じるのはこちらか―――…

そんな風に思って食べていました。
自然と比べていたのは「俺らラーメンちょもらんま」の「コクとり塩」で。
どちらも濃厚な鶏のスープ、いわゆる塩味。
鶏臭さも味のうち、鶏のスープを想像させるのは、
「蕪村」であると感じられました。
「コクとり塩」は別次元の美味しさ、同じベクトル上に存在していない気がします。
どちらも非常に美味しい。

宮澤さんと合流し、
粉雪舞い散る寒空の下を歩き、“権藤”の端っこを目指して歩きます。
辿り着いたのはこのお店。
駅前にもあるそうですが、そのお店ではダメなのです。
あくまでこの権藤の外れ、このお店である必要がありました。

【 いろは鮨・西鶴賀店 】

お店の主軸が…まぁ、お寿司屋さんなのですが、
全て手で握るお寿司であって、食べ放題制も存在すると言う、
ご家族連れ推奨のお店。

で。

今回の旅に組み込まれた意義は…と言うと、
長野酒メッセで、“岩清水”の旦那と話すおじさまを見かけた事に端を発します。
初めて見る人ではない…
何度か「多摩独酌会」で会っているはずなのです。
それを見て、

「 岩清水の旦那、あの人東京から来たんですか? 」と聞く。

「 えっ。いろは鮨の店長さんですよ。長野の 」

そこでご挨拶をさせて頂き、その3日後。

多摩独酌会でも、やっぱり会ってみたり。

我ながら…
長野からお酒の会で東京に行くって、
どんだけ酒が好きなんだと、
問いただされてもおかしくない事だと思う。
自分以外には早々居るものではない…と思っていたのですが、
ここに同類さん発見!…と言う嬉しさ。
聞けば、
お店の常連さんを連れて、
多摩独酌会やはせがわ酒店の東陽町も行ったのだそうです。
どれだけ日本酒好きなのでしょう、素晴らしい♪
だからこそ1度、そのお店に遊びに行きたかったです。

【 長野・神渡“豊香”& 麻輝 】

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長野・神渡・純米中汲みうすにごり“豊香”、
長野・麻輝・純米吟醸中取り生原酒“D酵母”、

お酒はこれらからスタート。
「豊香」の生、この時期だからか軽やかで美味しい!
あの厚い味わいが出る前の段階で、
「硬い」と言うより、良い緊張感と柔らかさを持ち合わせているかの様。
「麻輝」は、いわゆる「幻舞」の中取りになるのですが、
これは思いのほか、甘さが強くごく味も強く重い…と感じます。
火入れの状態も見てみたくなりますね。

【 刺身盛り合わせ1人前 】

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「いろんな物を食べたい」…と言う事で、
あえて1人前でお願いしましたが、何気に量が多い。
嬉しいことです♪

【 自家製イカの塩辛 】

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醤油の味が強いタイプ。
これは北信の嗜好を受け継いだスタイルにも感じます。
イカも美味しく、
生臭さ…と言うか、それこそが旨味ですが、
すべて醤油によって上手にまとめ込まれています。
2つ目はいらないけれど、
また遊びに行くなら、再び頼みたい素敵な酒肴でした。
これは燗酒にも冷酒にも合わせてきますね。

【 カニミソ和え“焼き” 】

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生の状態もあるのですが、
やや店内が寒かったので、「焼き」をお願いします。
ただ和えて、焼いただけ…ではない、
ダシを加えて風味を豊かにした雰囲気。
そのままのカニミソを食べるよりも……
それはそれで美味しいけれど、
甘い…何か野菜由来でしょうか、
温かな丸みある風味が実に美味しく感じました。
ミソにありがちな苦味も、
アクセントレベルで抑えてあり、美味しく頂きました。

【 しまほっけ 】

Cimg1630

「根ぼっけ」…なる見慣れない名前を発見し注文する。
すると「しまほっけ」の方が良い状態のものが入っているとの事。
僕は「根ぼっけ」を「ほっけ」とすら思っていなかったのだが、
ともあれ、注文することにする。

こんがり焼き上げられ、皮目の香ばしさは写真で伝わるでしょうか。
骨まで食べられるほっけをパリパリ食べながら、先へ進みます。

【 かに茶碗蒸し1人前 】

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「2人前をー…」と注文すると驚かれ、
隣の常連さんからはクスクス笑いが起きていた。

それもそのはず、丼にたっぷりで550円…これが1人前。

もし2人前頼もうものならば、
寿司に辿り着く前に胃が塞がれていた事でしょう。
特別、蟹の風味が強いと言う訳ではありませんが、
値段と量のバランスで考えると、
“人気のあるメニュウ”と言うポップも頷く事が出来ます。

お酒も「天法・本醸造」や「田酒・特別純米」と続き、いよいよ〆に。

【 鮨げた 】

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【 千円寿司 】

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10貫、好きなものを選んで1000円と言うシステム。
「特上寿司」になると、
1500円で15個選べます。
食べ放題は別の料金体系。でも全体的にお安いものです。
選ぶのは「寿司ネタリスト」に「何個欲しい」と書いて選びます。
目の前で、高速でもしっかりと握ってくれる、
出来上がって乗せられるお寿司たち。

なるほど、このお店が人気なのも頷けます。

【 鯨 】

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生の鯨肉も美味しかったです。
何か処理をしてあるのか、優しい食感。
そして、ほんのりと伸びて来る甘さ。

【 鉄火巻 】

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そう言えば、
「酒乃生坂屋」さんから聞いた話では、
「高砂寿司」も良いらしいデス。
「 日本酒ゼロ杯を1杯にしてくれるお店! 」
…との事、これ、若林名言だと思います。
普段、日本酒に触れ合わない人でも、
「ちょっと飲んでみようかな」と自然に思わせてくれるお店…という意味合い。

この「いろは鮨・西鶴賀店」で出会った常連さんも、
店長さんの自然な情熱から、
日本酒を好きになった人たちばかりだったようで、
いろんなお話を聞くことが出来ました。
そんな自分は尊敬する部長、課長の名言を残してきました。
( 念の為:リアル職場の上司ではありません。マイミクさんです )

「 “美味しい”か“すごく美味しい”しかない 」

いやぁ、良い言葉です。何よりもこれが大切。
そうした楽しい飲みであること。
僕はいろんなお酒を知り、飲み比べて行きたい性質だけれど、
それはとてもマニアックなことで、
普段、楽しむのならば、
「 “美味しい”か“すごく美味しい”しかない 」
――…これがイチバンだと思います。

僕にとってのワインが現状そんな感じですかネ。
実際は。

【 景家 】

その後。
「Bar regalo」に赴いて、
宮澤さん終電23時41分を見送った後の話。

時間経過として、
20時に「いろは鮨」に到着し、
おおよそ21時40分過ぎに「Bar regalo」に辿り着いて、
23時過ぎ、「Bar regalo」を後にしています。

モルトを飲むと、お腹が空く場合がままあるのですが、
「あー、景家のネギトロ巻を食べたいなー」と思って、
お店の前に立つと25時まで営業とのこと。
ふらふらと吸い寄せられるように店内へ。

【 長野・川中島幻舞・純米吟醸生原酒 】

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とくまるさんの日記で見た念願の「川中島幻舞」のD酵母!
何でも「D酵母仕様」は今時分のみで、
次のタンク2本目以降の仕込みでは従来の酵母を使う模様。

…と、

しばらく前まで、隣のカウンターに座っていた、
蔵元夫妻が言っていたようです。

ニ ア ミ ス か !!

その時分には、
心惜しむほど素晴らしいモルトに身を委ねていたので、
仕方がないのですが、それにしても!

…と言っても、
デートの邪魔をする訳にもいかないけれど、
聞きたい事は聞きたい…状態に陥ったでしょうし、
うん、ニアミスとは言え、タイミングは良かったのかも知れません。

さて。

「川中島幻舞」のD酵母…
飲んできたD酵母の中では、イチバン出来が良かったです。
バランスの良い味具合。
軽やかであるけれど、芯も捉えることが出来、美味しい。
香も含んでからの充足感が楽しいですネ。
そして何より、これまでの…
特に去年、新しい酵母にチャレンジした年の「川中島幻舞」と、
遜色ない出来が、イメージの誤差に繋がらずに美味しく頂けた様にも思います。
「佐久乃花」は「佐久乃花」のイメージとの格差、
「麻輝」はもっとメリハリがあった気がする…
そうした中で、違和感をあまり覚えずに素直に美味しいと感じることが出来ました。

【 ダチョウのタタキ・トリュフ風味のグリーンオリーブ添え 】

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「景家」は24時がフードのラストオーダー、
ドリンクが24時30分がラスト…と言う事で、
最後にお願いしたメニュウはこれ。

ダチョウの砂肝のお刺身は、
「じゃのすけ@秋葉原」で食べさせてもらっているけれど、
どことなく延長線上に存在しているお肉でした。
なんて言うのか、陸上動物にしては肉々しくないし、
魚をイメージしても、それは肉らしい弾力がしっかりと存在し、
けして、魚には適さないだろう強い味付けも受け止めて見せる気がしました。
考えると、
馬刺しも動物の肉である…と感じられる、何とも言えない不思議な食感、味わい。
鶏のささみに近くもないけど遠くもない…
ささみも上手な湯引き処理された“たたき”を想像させました。

【 ネギトロ巻(細巻) 】

Cimg1647

無論、これもお願いしていました。
やはり旨い。
時間さえ許すのならば、
宮澤さんにも食べて行って欲しかった!!


美味しい長野駅前の夜を堪能…したと書くにはあともう1日記必要でして。

続きます!

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2008年5月29日 (木)

感動の龍力を体感したぜ!!(2008年4月29日・じゃのすけ)


兵庫の酒「龍力(たつりき)」…

東京に、龍力を愛して止まない男たちが居ました。

そのふたりがお酒の会を開くことになりました。

場所は東京・秋葉原!

「じゃのすけ」、ビルの地階で開かれる宴!

珍味んさん、
む~とん♪さんに心からの感謝を!

じゃの兄さんの料理に感謝を!

今ここに、
両雄の冷蔵庫の中から集められた
( もしくは玄関あたり )
「龍力」のボトルが並びます!!

【 じゃのすけ 】

【 珍味んさん、む~とん♪さん・龍力の会! 】

Cimg2561_2_2

開幕!

その瞬間、どれほど楽しみだったかは筆舌に尽くし難い。


ちなみに、
台紙は画像加工してあります。
ハートマークはCGだったりします。

【 龍力・仕込み水 】

Cimg2530

「龍力」の会と言う事で、和らぎ水も龍力のもの。
おふたりが会を開くと言う事で、
龍力の東京営業部からも応援がありました。
それほどに龍力を愛しているおふたりなのです。

先んじて料理の紹介を。
この日、料理も美味しく、
いつも以上に食べていました、自分。
普段、あまりお酒と一緒には食べないのですが、
料理とお酒が合致すると、
こうも食べられるものか…と思いました。
スペシャルな会、
そのテンションの高さゆえ、美味しさゆえの奇跡。

【 前菜三種 】

Cimg2532

【 じゅん菜 】

Cimg2536

【 そら豆 】

Cimg2537

まず並ぶ、初手の酒肴たち。
特に「じゅん菜」は素晴らしく、
ゼラチン質の部分が肉厚で、喉越しと言い食感と言い、
かなりの上物であったと思われます。
初手に軽くつまみながら、
開幕以降のお酒を楽しんで行きました。

【 刺盛 】

Cimg2543 Cimg2541 

どちらの写真も選びがたかったので、それぞれを!
実に豪華!
お刺身と共にお酒を飲み始める習慣が付いている自分が、
これを喜ばないはずがありませんっ。

そして―――…

【 馬刺し・ふたえご 】

Cimg2545

馬刺し、凄過ぎました。

お刺身は美味しかったんです。ええ、とても美味しかったんです。
それを全て打ち砕く様な衝撃の美味。
馬刺し、充実した肉の味わい…
噛み応えあり、噛んでからの旨味、
噛む前の舌に乗った旨味、それが空気と脂とに乗り、
喉へと落ちる瞬間の、快感。
ふたえごの味の強さにも驚かされました。
歯応えも強く跳ね返す力があり、
跳ね返される度に旨さが繰り返し訪れます。
肉の甘み、それが示す旨さ。
たまらなかったです。
画像を見ているだけでも、あの至福が思い出されて、
喉が鳴ります。
腹が「よこせ」と叫びます。

【 中華風サラダ 】

Cimg2547

こちらはいたってシンプル!
けれど、それが嬉しいですよネッ。
お酒が回って来る頃に程好い酸味。
シャキッとしますヨ。

【 焼き串・正肉 】

Cimg2548

【 焼き串・ハツ 】

Cimg2550

大山地鶏を扱うじゃのすけの焼き串、
馬刺しも美味しいけれど、これもお店の看板メニュウ。
美味しいです!
過去数回開かれてきたお酒の会、
時たま、この段階でお腹がいっぱいで
食べられない時があります。
この日は快調に食べ飲みしていて、
その香ばしさに惹かれ、
その醤油の甘い香に憧れ、
それぞれに向かい合った時、
「食べたい!」と心から思える状態で、
後半に臨むことが出来ました!

特にハツ、その弾力、噛み締めて広がるタレの風合!
美味しかったです。
ただでさえ内臓系の食べ物が好きな自分。
どストライクの味でした。

【 ごぼうときびなご揚げ物 】

Cimg2552

お腹も膨れて来た頃合に、
第二のつまめる類のものも良いですよネ。
話やお酒を楽しみながら、
ひょいひょいっと。
ごぼう、素晴らしく甘みが活きていました。
野菜が持つ…と言うよりも、
あくまでごぼうが持つ深い甘さ。
きびなごも相反するように静かに苦味が潜んでいて、
その苦味こそが、また美味しい。

【 大根と鳥 】

Cimg2554

〆を前に、特大の鍋で炊いた鳥と大根を。
作りたてのふわふわした食感を狙ったつくねも入りました。
何よりスープの旨さは今だからこそ、
ここだからこそ味わえるものではないでしょうか!
今日の日のために炊き出したスープ、美味しかったです。
スープが美味しいと言う事は、
その中で味を体に染み込ませた大根も旨いと言う事です。
大根はまたスープに味を出します。
その循環。
たまらないですよネ。

【 塩にゅうめん 】

Cimg2558

そして本日の締めはシンプルに旨いもので!
鶏大根のスープを利用してのにゅうめん。
これだけの量を食べてきていますから、
“それでも美味しく食べられるもの”と言うと、
こうした形になりますよね。
みなさん、お腹いっぱいと言いながらも、
するすると食べ切っておりました。

時に、この写真、失敗デス。
珍味んさん、む~とん♪さんあってのこの会なのに、
名前が見切れている…ああっ。
これ以外、
にゅうめんの写真を撮っていなかったので、
これを採用しましたが。
ただ唯一のこの日の後悔ポイント。

【 お酒一覧 】

自家熟成されたお酒も含め、全21種類+1種類!
蔵元が開く龍力の会でも、
これだけのラインナップは早々ないのではないでしょうか!

そして、素晴らしかったのは、
どれも☆数が高かった…と言う事、
気に入るお酒がとても多かったと言う事です。

龍力がすごいのか、
珍味んさん、む~とん♪さんがすごいのか…

答えはどちらも大変すごいんですっ!

量が多いため、さくっとメモを取り、味わい、
次のお酒へと進んで行きました。
特に年数の記載が無ければ19BYです。

Cimg2561_2

01:純米吟醸生しずく“美酔香泉”山田錦:☆4.0

芳しい…し、味もあるけれど、まろやかとろ甘。
優しい旨味。香も良い。
実に良い酒。

02:大吟醸“龍仕込み”白ラベル:☆3.9

綺麗な香。甘さを想像できる雰囲気。
含みの広がりがビッグだ。マスカットっぽく、
それがもっと美しくなって大きく出て来る。

03:大吟醸“龍仕込み”:☆4.2

なんたるハイバランス。
全体の良さ、甘さもキレも何もかもがすごく良い。

04:大吟醸“龍仕込み”銀ラベル18BY:☆4.1↑

↑+甘さ。
加えて喉越し、まとまりととろみの感覚。
大吟醸に力を添えて、旨味を素晴らしく作り出した感じ

05:特別純米無濾過生“氷温貯蔵・山田錦”中汲み18BY:☆4.4

匂いはやや酢酸エチルが出始めているだろうか。
うっあ!?ありえん、ありえん!
何だこの味はっ!美味しいにも程があるだろう!
ミルクとハニー。含んだ旨味、
けれど重く落ち込まない。
元気が良い…の新バリエーションにも思う。
熟練と言うよりも、
若々しさとその幸運との重なりと。

06:特別純米無濾過生“山田錦”中汲み:☆3.7

やや熟れてバナナ風のミルク感。
重みなく、旨い。芳しさが残る。

07:特別純米無濾過生原酒“有機栽培雄町”18BY:☆3.8↑

酸+灰分。まろやか。
↑と比べると、より綺麗に仕上がっている感じ。
落ち着いて、熟れ続けたバランス

08:特別純米“神力にごり”:☆4.1

粕っぽい香。
プチシュワ系。甘く、旨い。
生酒の良さ、メロンの香。
こうしたお酒を飲む楽しさに溢れている。

09:特別純米“神力にごり”18BY:☆4.0

匂いにクセが出始めているか。
なんだろう、このとろっとろになった感覚。
飴のような苦手な含みが戻ってきたりするが、
こう言う物の中で、初めて飲める感覚があるなぁ。
とろみ、飴、やや浅い旨味。

10:特別純米・金ラベル18BY:☆4.0↑

古酒、ハム、酸、枯。
料理に負けない。モルトっぽい。
室温が旨い。
これはビックリだ。これも苦手な要素が揃っているはずなのに、
すごく美味しいと思う。
味重視!

11:大吟醸“米のささやき”おりがらみ18BY:☆3.9

甘さが軸になるバランス。優しさ。
酒としてシルク味。
含みの彩りも良い。

12:特別純米活性にごり“山田錦しぼりたて”18BY:☆3.9

粕香。
不思議な味だ。
良い香、新しい香が混ざっている。
メロンの系統と熟れた香が融けこんでいる。

13:特別純米活性にごり“山田錦しぼりたて”:☆3.9

ぷちぷち。酸あるけれど、米味、まとまる。
米味の旨さが良く出ていると思う。米の旨さってこれだよな。

14:普通酒“花龍”五百万石:☆3.5

普通酒らしい味わい。
しっかりアルコールの味だ。
燗も旨いんだけれど、なんともそれっぽい。

15:大吟醸袋しぼりあらばしり“美酔香泉”18BY:☆3.9

イキの良い若い香を前段で、
後半は麦芽っぽい。発泡感が残っている気がする。
だからこそ、すごく不思議な味になっている。
日本酒を飲んでビールで終わる印象。

16:普通酒“元禄秘伝”山田錦×五百万石:☆3.7

より普通酒っぽいかな。
米味もある気がして、好みに近いのだけれど、
まぁ、普通。

17:純米吟醸生“東急東横店限定”:☆3.6

甘くふくよか。
味プラス…だけれど、普通酒っぽい。
おそらく癖を感じ、やや苦手な傾向であるそれに対して、
普通酒っぽいと思っているのかも。
むしろ、長野系の雰囲気に近いと言うか。

18:大吟醸にごり“米のささやき”袋しぼり斗瓶取り18BY:☆3.8

とろり、甘く旨く。
でも、奥から爽やかさもあって、
熟れて来てはいるが、バランスが崩れていない。

19:大吟醸“米のささやき”全国新酒鑑評会出品金賞受賞18BY:☆3.8

まさに金賞酒系が熟れたらこんな感じだ。
バランスとアルコールの雰囲気が強い。しっかりした味。

20:特別純米“黒ひげ”山田錦:☆3.7

燗酒向き。
米っぽく、山田錦っぽいって言うよりも、
酒っぽい。

21:純米吟醸生しずく“美酔香泉にごり”山田錦:☆3.9

わかりやすい。
美しく朗らかなにごり酒。
「及川」の吟醸にごりと香は違うが傾向が似ている。
爽やかで喉越しが良いんだよネ。

“美酔香泉”で始まり、“美酔香泉”で終わる21種類でした。


珍味んさん、む~とん♪さんに至上の感謝を!
本当にありがとうございました!

おふたりがどの順でお酒を出そうか、
ご相談されている際の写真、
酒好きが酒好きの為に酒好きの場を醸し出そうとする…
それは実に見ていて胸が熱くなる光景でした。

全てにおいて堪能した4月29日!
東京を楽しんで来ました!


さりげなく、
早く東京に着いたので、試飲をしていたり。

リカーズハセガワで、
「ROSEBANK25年」と「ILA INSVLA」を。

Cahc3goc
酒に生きる良い1日。

疲れすらも心地良い。

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2008年5月28日 (水)

ゴールデンウィークを締め括る楽しい夜よ、ありがとう。(2008年5月5日・洋酒店 醇)


「例の店」で素敵な出会いがあった日のその後。

( 酒の結ぶ縁は偉大だっ! )
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_d139.html )

すごくすごく気分が良くて、
嬉しくて、
上がったテンションそのままに「洋酒店 醇」へ。

【 洋酒店 醇 】

前回にお聞きしていた通り、掲示板が変わっています。
これを楽しみにやって来ました。

【 アイルランドの風 】

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アイルランド、
アイリッシュ・ウィスキーの紹介でした。
「ブッシュミルズ」は聞いたことがあるけれど…
…と言うか、
冬にアイリッシュコーヒーをお願いした時に、
「アイリッシュコーヒーですから、アイリッシュウィスキーで」と、
ブッシュミルズを使っていたのを見ただけで、
他は全て初見。

【 TYRCONNELL 】

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競走馬ターコネル、
元来は古代アイルランド北西部の王国名から取られた、
新興の蒸留所「クーリー蒸留所」のシングルモルトウィスキー。
掲示板の「カネマラ」も同蒸留所のモルトだそうです。

「 マラスキーノチェリーみたいな香だな… 」

…と、切っ先、思います。
酸を感じ、ワインの様な香の雰囲気。
そして飲んでみると、
感じていた香の圧力が、ふっと消えます。
その後は味重視に、しかもすごくまとまった感じ。
日本人にも合う、飲みやすい味だ…と思います。
程好くシンプルで、程好く複雑で。
そのままでも楽しめるし、ロックにしても香が開いて良いかも。

【 OLD PULTENEY 】

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12年。
「WaterLoo」にあるであろう、
同「オールド・プルトニー」の
「ダンカンテイラー社・ピアレスコレクション」をいつか飲みたくて、
それだったら、オフィシャルも飲んでおきたいな…
…と思って注文する。
こうした基本的なモルトの揃えが良いのは、
「洋酒店 醇」の良い所のひとつ。
この日は、更に良い写真も撮影できて、
いろんな事に恵まれていた日でした。

香は…
度数の強い香ではなくて、
あくまで「味」が強く感じる香。
ウィスキーっぽい香ではなくて、
モルトっぽい香…そう思います。
砂糖の味わいではなくて、
砂糖を思い出した時の味わい。
重くなくて、砂糖の雰囲気があるけれど、
甘さで全体が落ち込まない、落ち着きすぎない。
余韻、ややくすんで灰分に近い感覚もあるけれど、
花の様な大部分は美味しいです。
細かい花が集まって大きく見える、
そんなタイプの花をイメージしました。

【 SPRINGBANK 】

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2日前、
長野市の「Bar regalo」にて、
「ロングロウCV」を飲ませてもらっていて、
「そう言えば、スプリングバンクの基本を知らないなぁ」と思い、
時節、強く味わいのあるモルトを飲みたい気分、
「今だ!」と選び出してみたモルト。
この、文字だけで書き表したラベル、好みです。カッコイイ。
シンプルだけれど印象に残るオレンジのライン。

「癖がある」と、
バーテンダーさんのメニュウには一言添えてあり、
なるほど、香を嗅いで、その“癖”の存在に頷ける感じ。
ピーティさはなくて、
ロングロウとの差を感じると同時に、
どこか苔むした感覚があります。
浅い緑色、黄緑色のイメージ。

味は強い。すっごく強い。
どこか塩っぽくもあるけれど、
(味がある感じ)
香味が更にその強さを裏打ちする感覚。
これまで飲んできた「スプリングバンク」って、
「キングスバリー」や「シグナトリー・ビンテージ」だったりするけれど、
美味しかったし、それぞれ素晴らしかったけれど、
これはこれで忘れられない力強さがありますネ。

加水すると、
飲み口の強さが和らいで飲み易くなります。
香も開いて来るし、水を美味しく感じられるように。

アルコール度数で言えば46%と言うのは、
世に出ているカスクストレングス(原酒)から見れば、
そんなに高くは無いのだけれど、
それでもこの強さ。
一概にアルコール度数が高いからって、
強くないんだなぁ…と思います。

満足し…たものの、
蒸留酒を飲んだあとは、お腹が空いてきます。
「ラーメン藤」に行こうか…と思って店の前に行くと、
もう暗くなって閉店準備中。
そんな訳で、次いで目指したのはここ。

【 狼煙 】

駅前の「狼煙」には初めて入りました。
奥に広い構造なのですね。
カウンターが奥…と言うのも新鮮デス。

【 らーめん+キャベツ 】

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濃い豚骨濃度は流石。
久し振りに食べましたが、美味しいです。
ここ最近は豚骨醤油の系統をよく食べていたのですが、
シンプルに豚骨が充実したスープも旨いですネ。
翌日が休みであり、
どこにも出掛ける気がしていなかったので、
思い切りにんにくを入れて楽しみました。

今宵も満足!です。


「 洋酒店 醇 」での一幕。

飲んでいると、背後から「あれっ?」と言う声が。

振り返って、

「あれっ?」…と返す自分。

「風林火山」ご夫妻と同じ西堀界隈とは言え、
再びお会いするとは。

偶然ってスゴイです。

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2008年5月26日 (月)

カリラってすごいなぁって思ったよ。(2008年4月25日・洋酒店 醇)


今更言う事ではないかも知れないけれど、

その日、その時、

僕は酔いの中で、

そればかりを繰り返し考えていた。

酔っ払い的思考ループ。


4月第4週。

確か月曜日に部長に言われたこと。

「 大きな仕事が片付いたから、松本で飲み会開くか 」

「 え?松本ですか? 」

―――職場、辰野なんです。

松本まで飲みに出るなんて、
会社的になかなかありえない状況。
そして、指定された日時は4月第4週末。

今週末。4日後。

16人。

「 今からじゃ、お店ないかもですよ 」

そう言いながら、駅前の「招福」で予約が出来ました。

移転後は初めて向かう「招福」…
こうした時の選択権、実に便利です。
自分が行きたかっただけですから。

そうして20時から22時ぐらいまでの宴会があり、
飲み足りない人を連れて「摩幌美」へ。

厨十兵衛「春の宴」でもお会いした、
Yさんと偶然居合わせながら、24時過ぎまで。
「アルバ・パイン・エール」を自分が飲みたかっただけデス。

そんな感じで一応、松本の街案内終了。

「飲み足りない」と言うより、
「落ち着いて飲みたいな」と思って、
帰り道にある「洋酒店 醇」に向かいました。

【 洋酒店 醇 】

【 CAOL ILA / Official Aged 18 Years 】

Cimg2490

「 絶対、間違いなく美味しいだろうものを 」

…酒量的にモルトは1杯ぐらいしか選べない。
飲み始めて数時間、深夜の時間帯は疲れも出て来る。
そういう意味でも、気持ちにオチを付ける重要な1杯。
そう考えて頼んだ「カリラ」の18年。

「 カリラってすごいなぁって思ったよ 」

…そうメモに書き残されています。

今まで飲んできたもの、
「12年」のイメージで飲むとビックリします。
けれど、
ボトラーズの「スリーリバーズ」や「キングスバリー」の、
これまで飲んきたカリラと比べても、
やっぱりビックリします。

差があると言うこと…。

オフィシャルの「Cask Strength」とも区分けされていて、
どれも美味しい上に、
どれも雰囲気の統一感がありながら、
どれも個性もしっかり。

味がしっかりあるのに、香も芳しく、
バランスがあると言うか、
人を喜ばせるコツを得ていると言うか。

単純に好みの味わいなのでしょう。
大好き。

【 ニッポンモルト列伝。 】

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現在は「アイルランドの風」と言うテーマに変わっています。

「 もうすぐ書き換えようと思っているんですよ 」

4月も終わりのこの時期…
頼まなかったけれど、
モルト以外にもカクテルの提案もあるんだなぁ…と眺めていて、
自分の余裕と相談。

【 呑む抹茶チョコ 】

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掲示板を見て…なんだか惹かれたメニュウ。
美味しく飲める余力を自分に感じ、お願いしました。

「 これは分かりやすい 」

まさに「抹茶チョコの味だ」…と思います。
ゴディバ・リキュールそのものを試した事がないので、
何とも差を思えないものですが、
こんなにもこんなにも再現できるものなのですネ、チョコレート。
春先、コンビニを覗くと、
「春の新色」的なノリで、
冬だって新商品が並んだのにも関わらず、
チョコレートの新商品、
和、桜、抹茶…時期モノのお品を目にし、
ついつい買ってしまっていた自分。

その中の抹茶ミルク風のチョコレートと、
ズバリ印象が重なります。
シェイカーで造るカクテルで、ひんやり。
それが心地好いです。
デザート感覚。

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ようやく落ち着いて酔いを迎え入れることが出来た感じ。

そう言えば、
この「ドーバー(ドーバー洋酒貿易)」のリキュールって、
すごく多くの種類があるのですね。
「リカーズモモセ」にズラリ並んでいるのを見て、
そしてネットで調べてみたところ――――…
( http://www.dover.co.jp/discovery/?vol=26 )

抹茶、桜、柿、栗、
金柑、生姜、柚子、小豆、
蓬(よもぎ)、紫蘇、
梅、葡萄…と11種類。
BOLSやDe Kuyper、Pages、Lejayみたく、
いろんな種類のリキュールを
日本のメーカーが日本らしく揃えているのって、素敵です。


お腹が空いた僕は、至近の「香根」へ。

26時前ぐらいに到着。

「風林火山」夫妻がいたりとか。

一献いただきながら、

初めて「香根」の電灯が落とされるのを見たり。

楽しい夜でした。

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2008年5月25日 (日)

まるで、その猫に表情があるかのように。(2008年4月26日・厨十兵衛)

(   画像サイズが 小さくなりました  )


にんまり、と笑っている。

その日、
僕がお店に遊びに行った21時前後、
厨十兵衛の店内は混んでいて、
招き猫のいる席に滑り込むようにして入った。

しばらくして、kenchieさん夫妻が訪れる。
ちょうど初めてリカーズ・モモセに遊びに行き、
衝動買いに近くモルトを買い込んでいたこの日、
その話を出来たらなぁ…と漠然と思っていた中で、
まさかここでお会いするとは。
ただ、混み具合から席は遠退いてしまう。
それでも同じ空間に出会った…と言うのは凄い事のような気がする。

更に、「92の扉」のkuniさんが訪れる。
見たことが無い男性と一緒だ。
聞けば、
「おいしい時間」と言うブログの「bleu et rouge」さんと言う方らしい。
東京から遊びに来ている…上に、
kuniさんと一緒に、
「ジュレ・ブランシュ」、「洋酒店醇」と流れて、
厨十兵衛に辿り着いたと言うのだから、タフネス。
後に、「おいしい時間」のブログを拝見させて頂き、
「スポンジ」と言うお酒の表現方法に感銘を受ける。
( これは、どれだけスッとお酒が入ってくるかを表す数字 )
( bleu et rougeさんオリジナルの表現方法 )

そんな人の流れを、にんまりと笑って楽しそうに眺めている。

そんな猫。


メニュウを見て、まずはここから。
目新しいものからお願いします。

【 山形・東北泉・雄町純米辛口生原酒 】

Cimg2502

冬から春にかけて、
厨十兵衛で飲んだ「東北泉」は、
「特別純米生」と「特別純米生“ちょっとおまち”」で、
このどちらもかなり良い印象があります。

新しいボトル!

…と思って食い付いてみました。

上立ち香はアルコールらしい雰囲気。
香がキレる感覚があります。
口に含むと香のイメージとは裏腹に、
甘みがあり、味、コクを感じます。
飲んでみると、あまりキレて行かない。
味をしっかりと置いていくタイプ。
酸もしっかりあって、キュンとするのだけれど、
(おそらく“辛口”に該当する部分)
味との調律が、やや自分のテンションと合ってきません。
初手よりも2杯目以降に飲みたい感じかも。
事実、何かを食べながらだと、
重みが感じられずに、むしろ味わう醍醐味を思えます。
「東北泉」のこれまでの「生」とは、
ちょっと毛色の違う雰囲気も、
蔵元さんの多彩なテクニック…と言う印象。

【 金目鯛あぶりポン酢 】

Cimg2503

甘さが。
酸味がっ。

この両極のバランスの良さ、たまりません。
加えて、金目鯛の身も身として充実して旨い。
炙ったからこその皮身の甘さなのか、
ポン酢の爽やかさに反する様に、
しっとり残る甘さなのか…
はたまた挟み込まれた大根の香なのか。
自然の甘さが優しく迎え入れてくれる一皿。

【 福井・白岳仙・純米吟醸中取り・山田錦 】

Cimg2506

上立ち香は無香に近い。
飲んで瞬間、辛味に似た刺激が走る…けれど、
ソフトな印象で過ぎて行く。
質としては、
思いのほかイキが良く元気。
そんな中で、味わいは優しい甘さの芳香にほぐれる。
酒の全体が分離した感じはしないけれど、
印象が2つ常に存在し、共存している感じ。
ややスパイシーで…
おそらく酸の効き方にも勢いを感じ、
中盤以降、味は酸とパインのジュース的感覚。
ソーダで割った雰囲気。
冷えた状態から室温に変化して来ても美味しいです。
キレがあるけれどスムース。
口に入れてこそ旨い酒。

【 宮城・綿屋・特別純米生・美山錦 】

Cimg2507

サッパリした印象と、
旨味ある味乗りの良い雰囲気。
米味を思う、
味にまろやかさや落ち着いた印象が目立つのではなく、
大人しい雰囲気にまとまるのではなく、
しっかり酒としての主張があって、
後腐れなく、喉越しまでを、
飲んでからの飲み手をスッキリさせたい!…
そんな方向性が見えて来る印象。

【 むつの刺身 】

Cimg2511

メニュウを眺めている中で、
何となく初めて見たような印象があった「むつ」のお刺身。
もう1種類のお刺身と悩んだ末に、

「 Idさん、今食べるならどっち!? 」

…と聞くと、

「 断然、むつでしょう! 」

…との事で、決定。旬…と言う事ですよネ。

味わいは綺麗。
うっとり出来るお刺身でした。
むちむちっとして旨い。
全体としては淡白であるのだけれど、
その淡白さ、シンプルさが何とも言えず魅力的。

確かに美味しかったです!
2種類目のお刺身っぽいメニュウであっても、
すごく楽しんで頂きました。
お酒もよく進み、次いでもう1杯。
本日4杯目となるのは、最近飲んでいなかった銘柄から。

【 三重・天遊琳・特別純米・限定瓶囲い 】

Cimg2513

こってり、甘く旨い雰囲気がある。
でも軽い。
うん、これは米味の雰囲気。
この時間、最後をまったり食べたり飲んだりする時間に合う。
落ち着きのあるお酒。
かと言って、メリハリが無くのっぺりした様でもない。
ここで重量感のあるお酒だと自分自身の疲れが出てしまうかも。

酒肴も、やや火の入ったものにしました。

【 とろサーモンの塩焼き 】

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「春の宴」にも登場したと思われる塩焼き。
「天遊琳」と合います。美味しく頂きました。
これにはさっぱりしたお酒か、ゆっくり飲めるお酒と共に…
それが良さそうです。
とろサーモンと言っても、
炙られることで程好く脂が香ばしいけれど、
それ自体、派手な味わいではなく、
素朴な…素材の味を静かにゆっくり噛み締める感覚。
お酒も、そうした和みの時間を、
共に過ごせるものが良いように感じました。

【 かけうどん 】

Cimg2516

ラストオーダーにてお願いしたもの。
なんだか食べたくなってしまいます。
チャーハンとの二択は、
とても悩ましく、どちらを選んでも満足行くだろうから…
…だからこそ、めっちゃ悩みます。

甘いダシつゆは、
長野県民はきっと大好物!
僕も大好きですっ!


さてさて、その日その後はすでに書いてあったりします。

( わかってんだって!やっぱり飲んでみなくちゃ分からねぇ!! )
(2008年4月26日・Side Car)
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/2008426side_car_bb2b.html )

この時にもらった「モルトラリー」のカード、
全て集まりましたっ。
景品が届くのが楽しみです♪

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