« 2008年5月4日 - 2008年5月10日 | トップページ | 2008年5月18日 - 2008年5月24日 »

2008年5月11日 - 2008年5月17日

2008年5月17日 (土)

新しいイヤーカフをつけて、今日も飲みに行こう!


【 憩の森 】

つい先ほどのこと、
明日まで開催されている城山公園、
「憩の森」のクラフト市に遊びに行ってきました。

Cimg2715

せっかくなので、
坂道を登り城山公園を目指します。

いつもは車で、あっという間に登り切ってしまう道も、

歩いて息を切らせながら登る…

時たま振り返れば、松本平の景色が広がる。

眺めの良い場所です。

Cimg2716

様々な工芸品が並び、見ているだけでも楽しい!
店内、ギャラリースペースは元より、
庭にもテントが張られ、
染物や陶芸品が並んでいます。

そんな中から、イヤーカフを一点購入しました。

Cimg2717

着けた瞬間「これ欲しい」と思いました。
面白いです。
何とも楽しい気持ちにさせるイヤーカフだと思います。
東京の西国分寺にある「工房カラン」さんの作品。


さて!
新しいイヤーカフを着けて飲みに出ますか!!

今晩も楽しい夜が待っていますように!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月16日 (金)

花の命よ!止められると思っているのか、この楽し味を!(2008年3月20日、WaterLoo)

2008年4月5日の日記。

--------------------------------------------


鼻がぐずぐずする。

詰まる時もある。
たいてい集中すると、
不思議と塞がっていたものはどこかへ行くのだが。

花粉症にとっては辛い季節。

だけれど、僕は心から叫ぼう。

「 止められると思っているのか、この楽し味を! 」

こと、この店に限って言えば、

まだ試してないカクテルもあればブランデーもある、
おそらくそれらを試す間に、
バーテンダーさんは何かを新考案しかねない。

尽きない。

楽しそうな夢が尽きなければ、
僕も止まれない。止まる事など出来るものか!

僕は花粉の野に出で往く。


どうしようか、と「厨十兵衛」を出て思う。

少し歩いて左斜め上を見ると、
「WaterLoo」の窓際の席は空いている様だ。
眺めの良い席。

そう言えば、
飲みたいけれど飲んでいないモルトが数点あるし。
「行ってみよう」と思う。

翌日がある週の真ん中、祝日の夜は、
日曜日よりもより一層、
人の…人と言う街並みの景色が寂しげだった。

席に着いた1時間ちょっとの間、
カウンターを独占できたことは幸運だった。

静かにモルトを味わう、

そんな日もあって良いだろうと思えたからだ。

世界が今日の気分に合っていた。

【 WaterLoo 】

【 CAOL ILA / TASTE STILL / Scoth 】

1

バーテンダーさんは、
バックバーを眺めて、このボトルと…
そしてもう1つ、これに似たボトルを持ち出して来てくれた。
“テイスト・スティル社”のボトラーズ・モルト。
以前飲んで美味しかった赤と白のラベルの「CAOL ILA」…
「スリーリバーズ」と同じく新興のボトラーズで、
特に世界的に注目を集めているらしいベルギーの会社。
このラベルはもう1ショット程度しかなく、
次のボトルも買ってある…と言うのだ。
後日、同シリーズの「CAOL ILA」以外を
4-5本、「Bar regalo」で見掛けるのだが、
これもいつか飲んでみたいと思う。

「 これ、すっごくバランスが良いんですよ 」

…と言う。
望むところ、早速お願いした。

まずは香。

灰。ピーティに感じられる。
けれど、その中でも確かに明るく、ポップで軽い。
塩っぽい構成に、ほんの一振り、
だが確実に効力のあるミント・エキスを落とした様な。

そして、味。

ああっ!これはハイバランスだ!
何も難しいことを考えずに旨い。考えさせずに「旨い!」と思わせる。
味全体の素養に隙がない。
香は芳しい。
飲んでみても、先の香の印象を壊す事無く、
カリラの良い部分、特長的な部分の中から、
大人びた部分を引っ張り出したみたいだ。
余韻がそのまま“ぐーん”と伸びるなぁ。
舌の上に、少し蜂蜜の余韻を残して。

素晴らしい。
流石の一杯を出してくれますネ。

【 NORTH PORT / DUNCAN TAYLOR RoR aged 26 Years:Scoth 】

2

これもまた「良いモルトが入りました」と、
バーテンダーさんのブログで紹介されたボトル。

「ノースポート」と「プルトニー」が紹介されていた。
「ノースポート」が、
「ダンカンテイラー社・レアレスト・オブ・ザ・レア」シリーズで、
「プルトニー」は、
「ダンカンテイラー社・ピアレスコレクション」シリーズだ。

酔いからしても、
今日楽しむ事が出来るのは、どちらか1つ。

以前、「Bar regalo」で出会った「グレン・ユーリー」も、
「レアレスト・オブ・ザ・レア」だったので、
その流れを汲んで「ノースポート」をお願いする。
爽やかで白ワインっぽい香が好ましいから、
その印象を感じ取れるモルトを…とお願いして、
「ノースポートなんて、まさにそれですよ」と返してもらい、その気になる。

まず、香から。

甘く、そして爽やか。
白ワインのニュアンスが確かに香から感じ取れる。
「姫のような」…その可憐な雰囲気を感じ取るけれど、
姫は幼すぎず、成長途中を感じさせる原石の期待と美しさ、
白ブドウ“ナイアガラ”が持つ若さと溌剌とした香を感じる。
「フレッシュな」と言うよりも「ハリのある」…何よりも重要に思うのは、
強過ぎない香であると言うこと。
若いリンゴに杏子を一滴混ぜたような印象も浮かぶ。
青い空、山間の湖に浮かぶ古城。そのイメージ。
山風が心地好く吹き、風に遊ぶ野の情景。

口にして、バレートは比較的強く、味がある印象。
余韻…として感じられるものよりも、
しっかりと存在を残して行く様で、
ピーティさに似た強い味わいを残して行く。
膨らませて行く中で、ようやく赤いイメージを拾う。


好みとしては、
「CAOL ILA」の強さに導かれてしまうけれど、
蒸留所が既に存在していない「NORTHPORT」は、
失われ行くモルトのひとつ。

味わえる喜びを感じつつ、帰路へ。

満足行く時の夜空は、より一層キレイに感じる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月15日 (木)

ティラミスに見る美味しい方程式(2008年4月19日・厨十兵衛)


作り手が美味しいものが好きである。

甘いものが好きである。

辛いものが好きである。

酒が大好きである。

生み出される料理は、美味しいものなのである。


【 厨十兵衛 】

翌日の多摩独酌会を控え、
早い時間から厨十兵衛で飲み始めました。
先日、13日の「春の宴」でご一緒させて頂いたご近所さんと共に。
いつもの土曜日よりも早い時間、
店内は混んでいて、
「予約しておきますね」のご近所さんの機転がなければ、
もしかすると入れなかったかも。

飲みの途中でどなたかと合流する事が多いのですが、
最初から一緒に飲む…と言うのは久し振りです。
こうした飲みは、
“飲み比べができる”…これが最大の利点。
楽しいものですネ。

【 秋鹿、隆 】

1

先ず一杯は、
大阪・秋鹿・純米吟醸“大辛口”無濾過生原酒、
ご近所さんへのオススメとして、
神奈川・隆(丹沢山)・純米吟醸生原酒“阿波山田錦55%”…を。

今、「厨十兵衛」メニュウ…
「これだったら誰が飲んでも、
 何かしらの高評価を得られるのだろうなぁ」と思って眺めているのは、
この神奈川の「隆(丹沢山)」と栃木の「姿(杉並木)」…
もちろん、他にもいっぱいあるのだけれど、
彼らは単純に僕が好きなだけ。

秋鹿、好きになりそうです。
ここ最近、厨十兵衛で飲む「秋鹿」は2本ともヒット…
ライナー性の素敵な当たりデス。
「大辛口」と言うほど辛味は感じませんが、
確かに辛く、スッカーン!と抜ける様な心地好さがあります。
それが香由来の甘さを伴う爽やかさではなく、
酒としてアルコールとして飲み口としての抜けの良さだから、
「あぁ、酒が旨い!」と言う感覚。
「フルーティ」にしても「ジューシィ」にしても、
それは芳しさゆえに「果実様」で、
「果実に対する何か」の表現だけれど、
こうして「米」の旨味を舌に届け、
酒が酒らしく旨い、その何とも言えぬ心地好さは、
「秋鹿」らしさ…なのかも。

良いです。

【 カワハギの肝和え 】

2_2

山葵で食べるお刺身も美味しいけれど、
せっかくカワハギの肝が美味しい時期ですから、
こうして食べるのも一興。

肝の味わいは深く、
対比するような一振りのポン酢は爽やか。
それだけで食べてももちろん美味しいけれど、
お酒が美味しく感じます!

秋鹿の辛味が肝の味を洗う様、
肝のぬくもりに似て染みる旨さを
辛味がじんわり、追い駆けて染め抜く感覚。
隆はポン酢との組み合わせが良いですね。
香の中から香が生まれる感じ。

【 七田、豊盃 】

3

佐賀・七田・純米吟醸無濾過生酒・山田錦×佐賀の華、
ご近所さんへのオススメとして、
青森・豊盃・特別純米生直汲み…を。

今年の「七田」を飲んだ事が無かったなぁ…と自分。
そして、しっかり旨味あり香ありバランス良し…
特に印象の良い今年…「豊盃」を。

「七田」…例えて、レーズンバター。
日本酒に似つかわしくない言葉ですが、
これが当てはまります。
次点で「ワイン様」…そうした香味。
度々、「これは白ワインっぽいねぇ」と言われるお酒に出会いますが、
ここまで白、レーズンを想像させるお酒は初めて。
ワインの様な酸味は無く、甘みも無く、
バターほどにこってりとは仕上がらずに、
あっさりとした酒質、
日本酒らしいライトボディ。
香味成分「酢酸イソアミル」「カプロン酸エチル」を、
ストレートに想像させる雰囲気ではなく、
(つまり、バナナやリンゴを思わせる香ではなく)
それのどれにも当てはまらない個性。
「クリームチーズの白和え」の香には、
たいへん好ましく合いました。
「ミルキー」ではない所が、
何よりも良いのだろうと思います。

「豊盃」はやはり旨い。
旨いからこそ2杯目以降、酒に口慣れてきた頃、
口に含み、香を楽しみ、
喉越しに透き通る圧力を、飲み応えを感じて、
更に次へと進む…進ませる、力のあるお酒ですね。

【 筍煮 】

4

春いっぱいの器を。
筍、アスパラ、焼き粟麩…ダシは最低限の香、
だからこそ春の香が移っている。

【 鳥取・鷹勇・純米吟醸なかだれ生 】

5

久し振りに飲んでみたかった「鷹勇」を。
やはり米味の出方、旨味のあり方…
力強く引き寄せられる様に見えて、
実は引く手の力は強過ぎない…そんな感覚。
「 おっ、強い酒か 」
そう思わせるけれど、
飲んでみると存外舌に合わせて来る。
食中酒的な雰囲気があり、
強い香などがなく滋味深さがほんのりと。
まだ、少し酒が緊張している感じ。
熟成が更に進むと、
もっとほぐれてくるのかなぁ…とも。
この緊張感に合う場合もあるだろうし、
ほぐれてからの美味しさに合う場合もあるだろうし。
熟成を踏まえたレンジの広さが、
「鷹勇」の特徴やも知れません。
お酒によっては、
熟成してから発売するものもあるそうですしネ。

【 上喜元、ばくれん 】

6

山形・上喜元・純米吟醸“五百万石”、
ご近所さんへのオススメとして、
山形・ばくれん・吟醸生“亀の尾”…を。

同じ山形であるのは偶然だけれど、
店主Idさん推薦のお酒で、納得の旨さだった「ばくれん」と、
先週に頂いて、出来の良さに喜んだ「上喜元」で、
この日の飲みを締めようじゃないですか。
そんな流れ。
「確かに美味しいと思えるお酒」を選んだ感じ。

蔵の個性、酒の個性が感じ取れます。
上喜元の旨味ある優しさ、
ばくれんの「超辛口+20」であっても、
辛味は程好く、
香味良くバランスを整えてキレる全体の捉え方、
趣向は違うけれど、
共に良い酒である!…そう話にオチが着く見事さ。

【 甘味・ティラミス 】

7

気持ち良く酔っ払ったあとに甘味を。
店主Idさん自身がティラミスが好きで、
試行錯誤と研究の末に行き着いたもの。

贔屓目ナシに美味しいです。驚きました。

クリームチーズの白和え、
厨十兵衛的オムライス…
それぞれに言える事なのだけれど、
洋のメニュウだけれど和のテイスト、和の心――…
フランス料理は限界まで塩を入れて旨味を出す、
日本料理は限界まで塩を入れないで味を出す…とするならば、
このティラミスも厨十兵衛的和のスィーツ。

プリンにしてもケーキにしてもチーズケーキにしても、
世間は「濃厚」を求める傾向にありますが、
何たるこのバランス良さ、ほぐれていく口解け、
ココアの香、洋酒の香、濃過ぎない甘さは、
日本酒をたっぷり楽しんだ後に、心地好いです。
美味しい!
美味しいけれど、もっと正しく表現するならば、
そう「心地好い」が正解!

コーヒーリキュールを使っているそうなのですが、
ラムやブランデーよりもなお糖分が混ざっていて、
度数の低いものだからこそ、
( ↑ Alc.20% )
「香付け」程度の使い方であるラムやブランデーと違い、
「味付け、重み付け」の意味すら、
そこにあるような…
いやはや、
大満足の「ごちそうさまでした!」の声、言えますヨ。

楽しいってすごい。

楽しいは美味しい、この方程式もまた幸せな感覚。

この頃はまだ少しだけ肌寒い松本の夜空、

ふらり歩いて帰りました。

美味しさが届けてくれた楽しさに感謝です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月14日 (水)

春を感じる猫の足音。(2008年5月5日・憩の森)


春にしては夏っぽく、緑萌える新緑の頃。

「あったかい」……を実感できるなって。

てくてくと歩いて行く猫たち。


前回日記から更新したい日記は数あるのですが、
その順番を繰り上げての更新になります。

来る5月16日、17日、18日……
明後日からの3日間、
城山公園の「憩の森」で「憩の森クラフト市」が開かれます。

( 憩の森ブログ:http://ikoinomori.jugem.jp/?day=20080513

日頃、店内には、
そうした作品が展示販売されている訳ですが、
今回はイベントとして、大きく開催する模様です。

面白そうなので行ってみようかとっ。

それを前にした先週のこと。

【 憩の森 】

5月3日、4日と楽しく飲みの夜を過ごし、
午前中を怠惰に過ごして、昼。
家から最も近く、
ランチが出来、、そして美味しいコーヒーが飲める場所…
忙しなく過ごした2日間を懐かしむ様に、
「憩の森」へと足を運びました。

【 憩の森のカレー 】

4

相変わらず美味しいです。

3

せっかく緑が綺麗なので、緑と共にもう1枚。
「スパイシー」と言うと「辛い」様にも聞こえますが、
そうした意味をまとわない、
香辛料の香り良く、辛味はほどほど、
油で炒められた季節の野菜が美味しいカレーです。

【 コーヒーとブルベーリーチーズケーキ 】

2

食後には「2番」の濃さのコーヒーと、
ブルーベリーのチーズケーキを。
ゆっくりと流れる時間に和みます。

そんな中、庭先に見えたのは、彼の背中。

1_2

特に何を物色するでもなく、
何か目的がある訳でもなく、
ただゆっくり散歩をしている様に見えました。

秋の頃には見掛けたのに、
冬場になって、全く見掛けなくなってしまったので、
野良の猫さんですが、
「どうしたのかなぁ」とは思っていました。

元気そうで何より。

何匹か居て、何匹居るかは分かりません。

時たま、
城山公園を散歩している姿を、
こうして見掛けるくらい。

別にこちらを振り向くこともなく、
通り道を通り過ぎて行くだけ。

のんびりと、1日を過ごす、僕の通り道。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年5月13日 (火)

よくよく思えば“終点”の難しさよ(2008年4月3日・WaterLoo)


「 有終の美 」

「 終わり良ければ、いいんじゃない? 」

まぁ、その通りである場合も少なくねぇな。

もし、
飲みの酔流をBarで集約しようと言うのなら、
Barと言うのは、
なかなか難しい立場ではないか…と、ふと思う。

Barに辿り着くまでの、海千山千、人それぞれだもの。

【 WaterLoo 】

4月3日、この日のルート。

例の店 → 麺肴ひづき → WaterLoo…

…お酒も入っているけれど、
どちらかと言えば、お腹がいっぱい。

カウンターに座った僕はモルトを飲みたいと思う。

【 BRUICHLADDICH / Official Classic Cask Strength 】

Photo

香も楽しみたいけれど、
それより「ドン」と、
強い雰囲気があるモルトを…
その一杯で気持ち良くなれる…
それは「酔いたい」のではなく「味わいたい」と言う願望。
そんな気分に応えてくれたのは「ブルイックラディ」でした。
( ブリックラディック…とも、言い方様々 )

家で飲む時は、ダラダラっと飲んでしまうし、
在庫もあるので、
「こんなモルトがいいなぁ」と言う
自らのワガママに応えられる事って少ないのですが、
Barでは、そのワガママに応えてくれますよね。
更には、モルトにしてもカクテルにしても、
気分に合わせる“何か”をバーテンダーさんが選んでくれます。
その出会いの面白さもありますよね。

初めて試す「ブルイックラディ」、そのワクワクもある中で。

香は高く、強い。
ピートにバターを少し混ぜたような…
ややオイリーで甘い雰囲気と塩っぽさが混ざったよう。
レーズンバターのようなイメージも。
熟成を感じました。
うまく言い表せないけれど、
ダーティなピート感がずるい…と思います。
シンプルだったり、綺麗だったり、
特徴が特徴らしく感じられる…のではなく、
ややひねって、すごく味重視に…
飲んでからの変化が多彩で、
「 ずるいなぁ 」
美しすぎるものよりも“味がある”感覚、
“ダーティな”と言うほめ言葉。

最終的にはハニー系の甘さに落ち着くような。
ベリー系を熟成させたシロップに漬け込んだような…。
でも、やはりピーティな思いも。
流石のカスク・ストレングス、
アルコールの圧力に、やや痺れる感覚も。

様々な色を表現するモルト、
けれど、味わいの統一感があって強く、そして旨い。

【 デコポンのマティーニ 】

Photo_2

この時期に旬だったデコポンのマティーニをお願いしました。

シャンとします。

家への坂道を登る元気をもらってお店をあとに。


飲み始めると気分が違う。
飲み終わると、その日の幕を感じる。

幕が閉じて舞台が見えなくなるその瞬間まで、

拍手は送りたいもんじゃないか。

拍手を送りたくなる満ち足りた気持ち、帰り道。
帰り道が楽しくなくちゃ、幕は閉じ切らない。

楽しい一日を思って帰る、飲みの日。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月12日 (月)

酒は成長するんだぜ!!(2008年4月12日・例の店)


あまり気に入らなかったからって、

諦めちゃいけない。

お酒は開封してから変わって行きます。

いきものなのです。

変化して行く事が、

プラスになるかマイナスになるかは、

飲み手の好み次第。

酒自身もどうなるかなんて分かっちゃいない。
ただ、飲んでくれる誰かが、
いつも喜んでくれると良いな…と思っている事だけは、
本人もよく分かっているし、
願っていることなのだ……と思う。

【 例の店 】

【 秋田・由利正宗“角太”・純米吟醸生原酒 】

Photo_3

数日前、このお店で開かれたお酒の会では、
あんまり良い評価ではなかった「角太」…
数日経って思うのは、強張っていた力が抜けて、
味だけ美味しく残ってくれた様な。

数日前に開催された春のお酒の会は、
13種類をブラインドで飲んで行く…と言うものでした。
見知った顔の常連さんたちと共に、
出題者の大将すらも「あれー?どんな順番にしたんだっけ」とのこと。
お料理を頂きながら、13種類を次々に試して行きました。
その当時は、前後のお酒に引っ張られて、
その本領を発揮できなかっただけ…かも知れません。

香に秀でる特色はないけれど、
元より持ち味は香にあらず、味にあり。
「味わう」と言う言葉が似合う酒でした。
名が表す通りの太くたくましい腕を想像させます。
硬質過ぎず、程好く柔らかく、
癖たる味の根拠はないのに、
酒の体がしっかりしているので酒として成っている…。

数年前、初めて「角太」と出会った時は、
甘さも味もすべてが強く、
発泡感も湛えていて印象に残るお酒でしたが、
去年か一昨年辺りから、
こうした傾向にシフトしている様に思います。

【 刺身三色(めばち、サーモン、尾赤あじ) 】

Photo_2

本日のお刺身はこちら。

飲みにお刺身は欠かせません。
外出、贅沢、憩いのひと時を満喫するための、
大切な命の味わいです。

そう言えば、
とある酒屋さんの「うんちく集」に、
「生酒と刺身を一緒に食べるなんてもっての外だ!!」
…と書いてありました。

ともあれ、
僕は美味しく飲めるし食べられるので、
気にしちゃいませんけれど。

 
【 高知・安芸虎“赤野”・純米吟醸無濾過生原酒“吟の夢” 】

Photo

このお酒も入荷した当初は、
大将が「あれー!?去年の良さが無い!」と嘆いていましたが、
そう言えば、去年は5月頃に入荷していたような。
今は「うん、なかなか良くなって来たよ!」と言っていますネ。
出始め、酒がとても硬く感じました。
「酒が硬い」とは何ぞや…と言う定義に、
全て当てはまるだろう、模範的な硬さでした。
渋味や苦味も多少感じられたのですが、
それ以上に、
香がなく、味が無いように感じられたのです。
とても無機質なものに感じ、
癖すらもなく、ただ「お酒」と呼ばれる液体が注がれるのみ。

2ヶ月ほど経過し、
飲み口の初手、その硬さは変わらないけれど、
口中で盛り上がって来る感覚は分かりやすく、
今ではやや残る硬さすらも持ち味に感じられます。
「硬い、何も無い」から、
酒に端正な顔立ちが生まれ、素っ気無くも、
スッと直立悠然、こちらを見据えるイメージ。
これが料理を前にすると、
我を全く見失うことが無く、
酒も感じ、料理の味も感じ…意義を感じます。

酒の意義とはなんだろう…

…そう考えると、答えはひとつ。

「 美味しく飲んでもらえますように 」

春に植えられたお米が夏を越し、
成長して秋になり収穫、
冬に造り酒屋で酒にしてもらって、
僕らの胸の前、グラスに注がれるまでになります。
命が届けられる。
美味しさへの願いが込められているものです。

好みがあって、
美味しかったり美味しくなかったりもするけれど、
せめて楽しんで飲みましょう!

育っていく酒を見守るのも、

またひとつの楽しみなのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月11日 (日)

珍しく「母の日」である今日。


毎年恒例の会話。

「 母の日、何かいる? 」

「 いらなーい 」


だので、
毎年「母の日」は何かしら送っているのだけれど、
ちょっとした贅沢をしたりもしているけれど、
基本的には「リクエスト」があった試しがない。

今回、特段リクエストがあった訳ではないのだが、
ここ数日、
母が「あれ飲みたいなー、あれ」と言うお酒がある。
基本的にグラス1杯程度が限界量の母。
お酒に対して、強いこだわりは無いものの、
美味しいものが大好きで、
気に入ると愛でる所は、確実に自分の母であると思う。

Cimg2672

そんな母のお気に入りは、
長野県、酒千蔵野の「純米吟醸・ふわり粋酔」です。
僕が美味しく飲める、数少ない低アルコール酒。
“女性向け”と言う意味も込めて、
低アルコール酒は酸の強いものが多いのですが、
逆に、男性である所の自分には苦手なものが多いです。
その中で「コレは好きだ!」と声を大にして言える1本。

200805112018001

「純米」スペックの旧ラベル時代に出会い、
それ以来、気に入って度々買わせて頂いている中で、
母も気に入った様子。

松本市ではなかなか見掛けないこのラベル、
蔵から通販させて頂きましたっ。

( 酒千蔵野 )
( http://www.shusen.jp/index.html )

Cimg2675

ついでに、
こうしたものも買わせてもらってはいるのだけれど、
それはそれ、これはこれ。

ついでに、
今晩は酔いも手伝い、カクテル気分。

オレンジジュース、
イェーガー・マイスター、
マイヤーズ・ラム、
モナン・キャラメルシロップをシェイクして、
即席ショートカクテルを造り、

更にミルク、マイヤーズ・ラム、
モナン・キャラメルシロップで作る、
ホット・バター・ド・ラム風のカクテルも造る。

母は喜んでくれた様子。
満足。
たまには親孝行せねば。

“ホット・バター・ド・ラム風”の原型は、
「WaterLoo」のhoshiさんが今冬、用意して下さっていた
「ホット・バター・ド・ラム ~キャラメル風味~」より。
絶品のホット・カクテルを家でも…と思い、
素材を集めた結果。
もちろん、原型には程遠いけれど、
「こうすると美味しいんだ!」と心から温まる1杯が出来ます。
我が家の分量は、
マイヤーズ・ラム:30ml、
モナン・キャラメルシロップ:15ml、
あとはマグカップにミルクを適量です。

Cimg2673

僕は僕で家飲み用に買ったモルトを開封。

コニャックでフィニッシュしたと言う、
イチローズ・モルトの「ファイブ・オブ・ハーツ」…
香高く、相対する様な60度のアルコール度数が衝撃的。
美味しいです。
大切に飲んで行こうと思う酔いの晩。

今日も良いお酒を飲めました。

感謝!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年5月4日 - 2008年5月10日 | トップページ | 2008年5月18日 - 2008年5月24日 »