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2008年4月13日 - 2008年4月19日

2008年4月19日 (土)

【八十七酒総覧】「 第52回 多摩独酌会 」

2007年4月27日の日記。 

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過日、2007年4月15日、日曜日。

聖蹟桜ヶ丘にて執り行われた、
「小山商店」主催の「多摩独酌会」に行って来ました。
この春、最も楽しみなイベントだったかも知れません。

色んな蔵元様は集まるし、
ブラインド…目隠しされた一升瓶、
何が入っているか分からない、
先入観のない状態での試飲は、
意外性もあって、とても楽しめると思っています。





さて。
ブラインドの利き酒の結果として、
3種類のお気に入りの酒をアンケートで提出する様になっています。

僕は、お酒番号「22」「42」「53」を書き入れて、
投票箱に提出。

この春は、どの蔵のお酒が1位を獲得するのでしょうか。


まずは、全お酒のリストと寸評を。

銘柄の下に感想が書いてありますが、
「蔵元ブース」の項目以外、
全てブラインドで利いている為、
情報を得た順としては、
酒番号と感想が先となっています。




【 燗 酒 編 : 効率が悪そうだったのでパス 】

1:☆ - 佐賀: 鍋島 本醸造“燗極”
2:☆ - 山口: 獺祭 純米
3:☆ - 和歌山: 車坂(鉄砲隊) 純米吟醸
4:☆ - 愛知: 醸し人九平次 純米吟醸“月と火の間に”
5:☆ - 福井: 黒龍 大吟醸“九頭龍”燗酒酒
6:☆ - 福井: 福千歳 山廃純米“人肌恋し”
7:☆ - 石川: 天狗舞 純米“五凛”
8:☆ - 長野: 真澄 純米“みやさか”
9:☆ - 福島: 大七 生もと純米
10☆ - 福島: 奈良萬 純米

【 火 入 れ 編 : ブラインド 】

11:☆ 3.6 高知: 南 純米・中取り
   「超久」みたいな甘さ。でも、味が薄いよな…?

12:☆ 3.7 鳥取: 鷹勇 純米吟醸
   少しの甘味のバランスあり。

13:☆ 3.7 広島: 雨後の月 “九嶺”純米吟醸“雄町”
   かろやかな熟成味。

14:☆ 3.5 広島: 富久長 純米吟醸“民之助”
   重く苦く下手に甘い。

15:☆ 3.5 兵庫: 奥播磨 純米
   ハム風味。苦くて舌に残る感じ。

16:☆ 3.9 三重: 作(鈴鹿川) 純米吟醸・中汲み
   甘く酸味もかなり。こういうのブラインド強いんじゃないかなぁ。

17:☆ 3.7↑ 愛知: 醸し人九平次 純米吟醸“山田錦”
   酸甘強い!ヨーグルト風味。

18:☆ 3.7↓ 静岡: 志太泉 純米吟醸“山田錦”
   草の味。余韻は綺麗な旨味になるが。

19:☆ 3.7 神奈: 天青 純米吟醸“熊本九号”
   旨味、熟成。良いバランス。中量的。

20:☆ 3.8 長野: 夜明け前 純米吟醸
   すっきり、濃い味が饗宴。

21:☆ 3.9 長野: 明鏡止水 純米吟醸・中汲み
   甘くコクがあり好み。

22:☆ 4.0 福島: 飛露喜 特別純米・無濾過生詰
   米の味がハッキリと感じられて、甘く濃く美味い。

23:☆ 3.8 山形: 東北泉 純米“雄町”
   草の味。でも、熟成がしっかり為された味と言う部分も。

24:☆ 3.7 宮城: 綿屋 特別純米
   少し味にばらつきがあるかな。

25:☆ 3.7 宮城: 墨廼江 純米吟醸・中汲み
   桃の雰囲気。ややバランスが落ち着かないか。


【 春 の 生 酒 編 : ブラインド 】


26:☆ 3.8 佐賀: 鍋島 純米吟醸・無濾過生原酒“風ラベル”
   甘さ強く、それが美味しい!特徴ある味。これブラインド強そう!

27:☆ 3.9 山口: 貴 純米吟醸・無濾過生原酒“雄町”
   酢酸エチルみたいな雰囲気もあるんだが、非常にバランスが良い。美味しい。

28:☆ 3.7↓ 山口: 雁木 純米吟醸・あらばしり
   甘さが目立ちすぎている感覚。うーん、好みだって人もいるんだろうけれど。

29:☆ 3.8 岡山: 大典白菊 純米・生原酒“造酒錦(みきにしき)”
   淡系バランスあり。上手。

30:☆ 3.6↓ 島根: 王禄 特別純米・生原酒“丈径”
   塩のある味。甘味あり。やや臭みを拾う。

31:☆ 3.6 和歌山: 超久 純米吟醸
   へビー。甘さが目立つ。

32:☆ 3.8 和歌山: 雑賀 大吟醸
   バランス少しあって、酸を感じ、どこか綺麗。

33:☆ 3.5 滋賀: 浪乃音 純米
   甘さ強く、草のような苦手な匂いが。

34:☆ 3.7 三重: 而今 純米吟醸・無濾過生原酒“山田錦”
   甘・酸のバランスあり。ちょっと重いかなぁ。

35:☆ 3.7 三重: 大田(半蔵) 純米吟醸
   綺麗な香あり。味、超甘。重すぎはしないが…。

36:☆ 3.5 岐阜: 小左衛門 純米吟醸“四十七号”
   苦手な香。市販ハムの真空パック内のビニールの香…。

37:☆ 3.7 岐阜: 鯨波 純米吟醸
   上手な甘系の酒。

38:☆ 3.9 長野: 豊香(神渡) 純米・生原酒
   麹を噛み締めた甘さに近い、もっと甘くバランスある味わい。

39:☆ 3.7 長野: 多主喜(たすき) 純米吟醸(千曲錦&帰山蔵)
   奥の方に甘さあり。プチプチ感、ちょっとあって、バランスは好み次第かな。良いとも悪いとも。

40:☆ 3.6 長野: 佐久乃花 純米吟醸・無濾過生原酒
   甘味少しあり。臭みも少し感じて、アルコール感を突出して感じる。

41:☆ 3.6 長野: 喜久盛 特別純米
   臭みも甘味も強い。疲れてしまいそう。

42:☆ 4.0 山梨: さ々一 純米大吟醸・袋吊り
   ひんやり美味しい。好バランス。

43:☆ 3.7 石川: 遊穂 純米吟醸
   酸>甘さ。プチプチ感ちょっとあり。

44:☆ 3.7↑ 新潟: 鶴齢 特別純米・無濾過“山田錦”
   ミルク系バランス。そして甘さが加えられた感覚。

45:☆ 3.8 東京: 屋の守 純米・中取り
   甘!酸っぱ!でも、バランスあり。多少ダレているか?

46:☆ 3.6 千葉: 不動 純米吟醸・無濾過袋吊り
   酢エチ強い。苦手にならず飲めるけれど…けして印象は良くないなぁ。

47:☆ 3.8 千葉: 一喜(いっき) 純米吟醸・袋吊り
   淡甘。バランス良く、エレガントな感じ。

48:☆ 3.5 群馬: 龍神 純米吟醸“雄町”(尾瀬の雪どけ蔵)
   甘こく。樹脂の様な香…少し苦手な臭い。

49:☆ 3.6 群馬: 結人(桂川) 純米吟醸・中取り
   酸っぱ!バランスがあるようで崩れている様な。アタックが強い分、食中向き?

50:☆ 3.7 茨城: 月の井 純米吟醸“山田錦”
   バランスがあるんだけど、なんて平坦。面白くない!!

51:☆ 3.8 茨城: 来福 純米吟醸“愛山”
   酢酸エチルみたいな香はあるんだけど、それが上手に香って良いお酒。

52:☆ 3.8↑ 茨城: 百歳(一品) 純米・無濾過“玉栄”
   葡萄のような雰囲気。綺麗なお酒。
   
53:☆ 4.0 福島: 奈良萬 純米・中垂れ
   奈良萬かな。プチプチ感あって、やっぱり美味しいや。

54:☆ 3.7 福島: 天明 純米吟醸・中汲み“亀の尾”
   上手。優しい味。

55:☆ 3.7↑ 山形: 山法師 純米吟醸
   ハム風味。バランス、旨味など揃ってはいるが。

56:☆ 3.7 山形: 山形正宗 純米吟醸生“雄町”
   お。今時の淡麗甘口だ。そこそこ美味しいが選び取るかどうかは…。

57:☆ 3.7 山形: 十四代 純米・中取り“八反錦”
   上手な濃さと甘味のバランスがある。奥ゆかしくハムの香が…。

58:☆ 3.7 秋田: 一白水成(福禄寿) 純米吟醸・袋吊り“美山錦”
   バランス中量。淡く旨い。

59:☆ 3.7 宮城: 日高見 純米・中取り
   バランスあり。淡く甘い。

60:☆ 3.9 青森: 陸奥八仙 純米吟醸・無濾過生原酒“華吹雪”
   甘さ、香強く、こく味もしっかり。メロンのような香が。


【 蔵 元 ブ ー ス:蔵元様の笑顔を眺めながら 】


61:☆ 4.0 三重: 而今 純米吟醸“雄町”無濾過生
   甘さ強い。だけれど、雄町らしさ…なのかな。シャープな雰囲気をもらってバランスが調ったみたい。

62:☆ 4.1 長野: 佐久乃花 純米大吟醸
   バランス良し。綺麗で丸い。

63:☆ 3.8 長野: 喜久盛 特別純米
   ブースで滝沢さんが調理した和え物の塩気とよく合う。上手に旨味を乗せた感じ。

64:☆ 3.8 東京: 屋の守 純米・火入れ
   上手。なんとも手頃な味。飲みやすいとか飲みにくいじゃなくて、晩酌に欲しいような感じの。

65:☆ 3.6 東京: 屋の守 純米吟醸・中取り無濾過生55%精米
   味強い。深いような感じもするけれど、あまりバランスが良いと思えない…。好みじゃない?

66:☆ 3.9 東京: 屋の守 純米吟醸・中取り無濾過生原酒50%精米
   ↑に比べてバランスの良さを感じる。味もあって中量的で。

67:☆ 4.1 福島: 奈良萬 純米大吟醸・生
   旨味もありつつ綺麗だ!→開けたて:いつもの“純米・中垂れ”の雰囲気をパワフル&エレガントにした感じ!!

68:☆ 3.9 佐賀: 鍋島 特別本醸造・にごり酒
   上手でウマー(゚Д゚*)、誰にでも受けそう。

69:☆ 3.8 山形: 山形正宗 純米吟醸生“雄町”
   やっぱり、この酸の出方は美味しいなぁ。バランスがあって良し。

70:☆ 3.9 青森: 陸奥八仙 特別純米“漁り火”
   ミルク系。旨味が凝縮されたような感じ。

71:☆ 3.8 長野: 豊香(神渡) 純米吟醸18BY
   パワフル特濃甘!関東信越の会で試飲した味だね。

72:☆ 3.7 長野: 豊香(神渡) 純米吟醸17BY
   エグみが出て来たみたい。奥ゆかしさがあって○。

73:☆ 3.8 岐阜: 小左衛門 純米吟醸“仕込み13号”
   純フェスと同点。美しい系統。

74:☆ 3.9 岐阜: 小左衛門 純米吟醸“吟の精”
   "純フェスとは差あり。この日は感じられなかった苦手な香が過日、あったとある。
   上手にバランスあって、薄手の酒質に甘さが乗る感じ。"

75:☆ 4.3 長野: 佐久乃花 大吟醸・出品酒仕様
   あああああ!これは美味しいものだね!!酒の圧力がにじみ出て、思わず微笑む感じ。

76:☆ 3.6 宮城: 日高見 純米吟醸・生・“天竺”・渡船
   うおのめ味。苦味。ふくよかさは好みなんだけど。

77:☆ 3.7 宮城: 日高見 純米吟醸・生・“天竺”・山田穂
   甘くて強みもあって、メロンに似たような風合アリ。

78:☆ 3.7 宮城: 日高見 純米吟醸・生・“天竺”・愛山
   いちばん、宮城らしいかな。淡麗系のバランス。

79:☆ 3.8 宮城: 日高見 純米吟醸・生・“天竺”・山田穂+渡船
   合成酒w まるで香が出たように感じる。味も強くなって。

80:☆ 4.0 新潟: 鶴齢 純米大吟醸・無濾過生原酒
   搾ったばかりだそうだが、この落ち着きはすごい。バランスと穏やかさが特出する所か。悦凱陣風ラベル。

81:☆ 3.6 新潟: 鶴齢 特別純米
   米のふくよかさあり。大将が好きそうな雰囲気。食べ物がなくちゃネ。

82:☆ 3.7 山口: 貴 純米吟醸・無濾過生原酒“山田錦”
   苦。浅。厚みが足りないと思う。うん、去年の今頃と同じ感じ。いやぁ、夏だね!秋だね!

83:☆ 3.7 山口: 貴 特別純米“濃醇辛口80”
   うん、濃いめで辛め。でも、まだ早いかなぁ。

84:☆ 3.8 山口: 貴 特別純米
   ミルクを連想。これが何となく「貴」の印象なんだよなぁ。深味、程好さあり。

85:☆ 3.7 滋賀: 浪乃音 純米大吟醸・9号酵母・17BY
   うう!苦手な匂いが。味は良いけれど、この匂いダメ…。

86:☆ 3.8 滋賀: 浪乃音 純米大吟醸・生・備前雄町×9号酵母・17BY
   バランスがあって美味しい。比較的、万能型。

87:☆ 3.6 滋賀: 浪乃音 純米・9号酵母
   香は出ていると思うけれど、そればかりでバランスが崩れている感じ。

88:☆ 3.9 滋賀: 浪乃音 純米大吟醸・生・渡船
   ふっくらとして、甘酸っぱさもあって。ボリューム、バランスが程好くスクラム。

89:☆ 4.0 群馬: 結人 純米吟醸・あらばしり・五百万石
   とても上手。甘味が心地良く触り、バランスが調っていて顔立ちが良い酒。

90:☆ 3.6 群馬: 結人 純米吟醸・五百万石
   重い。少し酢酸エチル系の香が出ているかも。

91:☆ 3.6 群馬: 結人 純米吟醸・五百万石・1度火入れ
   可もなく不可もなく…と言ったところか。上手に出来ているのだけれど、特徴を見出せない…。

92:☆ 3.5 福島: 天明 純米吟醸・無濾過生・亀の尾・18BY
   やっぱり苦手な香がある…。ブラインドも同じものなのかなぁ…?

93:☆ 3.7 福島: 天明 純米吟醸・無濾過生・亀の尾・17BY
   嫌な臭いが抜けて、バランスが調っていて好印象。

94:☆ 3.7 茨城: 月の井 特別純米“美山錦”・18BY
   厚みのある味わいで良いのだが、どこか苦味が潜んでいて、味とのバランスを崩している様な。

95:☆ 3.5 茨城: 月の井 純米吟醸・1度火入れ・18BY
   水飴味。生魚のビニール個装の味。バランスはあるのだが…。

96:☆ 3.7 福島: 夢心(奈良萬) 純米
   柔らかく、少しアルコール風味も。ぬる燗とか美味しいんじゃないかなぁ。

97:☆ 3.8 佐賀: 鍋島 純米吟醸・無濾過生原酒“松山三井”
   綺麗で旨味があってよろしい。今年の「鍋島」は良いですなぁ…あぁ、いや、いつも美味しいか。


以上。
87種類を試飲させて頂きました。






今回は松本でたいへんお世話になっている、
「例の店」の大将も参加されていました。
長野で「奈良萬」や「鍋島」、「来福」だったり…
これら東京で飲めるお酒が、
松本でも飲めるのは本当に嬉しいですね。
小山喜八さんとは旧知の中らしく、
会うのも2年ぶりくらいらしいです。






会をまとめる
上位のお酒がHP上に張り出されていました。
会場内では上位3位までの紹介でしたが果たして。





【 上位3種を選ぶ:お気に入りの酒は? 】

順位 酒番号 銘柄
第1位 26 佐賀・鍋島
第2位 60 青森・陸奥八仙
第3位 34 三重・而今
第4位 28 山口・雁木
第5位 31 和歌山・超久
第6位 48 群馬・龍神
第7位 58 秋田・一白水成
第8位 50 茨城・月の井
第9位 39 長野・多主喜
第10位 43 石川・遊穂


こんな結果になった様です。
2週間ほど前の出来事ですが、
みなさんの結果はいかがでしたでしょうか。




【 僕が選んだ上位3種類 】


22:☆ 4.0 福島: 飛露喜 特別純米・無濾過生詰
42:☆ 4.0 山梨: さ々一 純米大吟醸・袋吊り
53:☆ 4.0 福島: 奈良萬 純米・中垂れ


僕はこの3種類を推していました。
家のラベルコレクションに「奈良萬」がいよいよ欲しくなってきました。






さて、以下は全体を通して、
利き酒お気に入り点数が高かったものです。


【 お気に入り点数が高かったお酒 】


【 ☆3.9-4.0 】


16:☆ 3.9 三重: 作(鈴鹿川) 純米吟醸・中汲み
21:☆ 3.9 長野: 明鏡止水 純米吟醸・中汲み
27:☆ 3.9 山口: 貴 純米吟醸・無濾過生原酒“雄町”
38:☆ 3.9 長野: 豊香(神渡) 純米・生原酒
60:☆ 3.9 青森: 陸奥八仙 純米吟醸・無濾過生原酒“華吹雪”
66:☆ 3.9 東京: 屋の守 純米吟醸・中取り無濾過生原酒50%精米
68:☆ 3.9 佐賀: 鍋島 特別本醸造・にごり酒
70:☆ 3.9 青森: 陸奥八仙 特別純米“漁り火”
74:☆ 3.9 岐阜: 小左衛門 純米吟醸“吟の精”
88:☆ 3.9 滋賀: 浪乃音 純米大吟醸・生・渡船


【 4.0-4.3 】


22:☆ 4.0 福島: 飛露喜 特別純米・無濾過生詰
42:☆ 4.0 山梨: さ々一 純米大吟醸・袋吊り
53:☆ 4.0 福島: 奈良萬 純米・中垂れ
61:☆ 4.0 三重: 而今 純米吟醸“雄町”無濾過生
80:☆ 4.0 新潟: 鶴齢 純米大吟醸・無濾過生原酒
89:☆ 4.0 群馬: 結人 純米吟醸・あらばしり・五百万石
62:☆ 4.1 長野: 佐久乃花 純米大吟醸
67:☆ 4.1 福島: 奈良萬 純米大吟醸・生
75:☆ 4.3 長野: 佐久乃花 大吟醸・出品酒仕様


…となっていました。


【 寸評・雑感 】


チラシの裏程度に。


「南」、
熟成させるとこうなるんだぁ。
そう言えば、生の経験しかないや。

「富久長」、
純米吟醸生は、
パインの香味がして美味しい時があるけれど、
おおよそ、同じ理由で常に点数が低めな蔵。

「奥播磨」、
やはりブラインドでは点数低いなぁ。

「夜明け前」「明鏡止水」、
前に「天法」で同じ事があったが、
普通に飲むと苦手なくせに、
長野のこの濃い酒に、
非常に好感触を持つときが、
小山のブラインドではあるんだよなぁ。

「飛露喜」、
けして好みの蔵じゃあないのになぁ。
意外な結果でした。

「鍋島」、
大将、一番酒だったようで。
こちらもさすが。
大将は、ブラインドの「貴」と、
「鍋島」が気に入ったようです。
どちらも、お店に置くことの多いお酒。

「王禄」、
あぁ塩を感じている蔵で、
それを書き出せているのは嬉しい。
「厨十兵衛」で飲むとそうでもないのは、
食べものと一緒だからかなぁ。

「豊香」、
ラベルを見て飲んでいる時と、
あまり変わらない印象なので、
ちょっと嬉しい。

「さ々一」、
今年は僕よりの味だねぇ。
去年も好み、
その前がすごく苦手だった。

「龍神」「月の井」、
やっぱり苦手。

「来福」、
やはりこの香はあるけど、
それでも飲ませるお酒だよなぁ。

「百歳」、
やっぱり「玉栄」は好きなのか。

「奈良萬」当てクイズ、
だいたい外しているんだが、
初めて当たった。

「天明」、
意外に高評価。
ブラインドはだから面白いヨねぇ。

「陸奥八仙」、
大将、一発で分かったらしい。
さすが。

「長野」
なんだかんだで、
長野の酒は好きらしい。

「全体」
マズイ酒が少なかったなぁ…って。
ケータローさんに会った時も言ったのだけれど。
そこそこあるのは分かる。
それでも少ない感じがしました。
甘さでカバー?




以上、第52回多摩独酌会レヴュウでした。

会場でお会いした皆様、
蔵元様、
そして、この文章を読んでくださった皆様!

ありがとうございました!!

 

 

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そんな会に明日行ってきます。

2008年の春は、

京王プラザホテル多摩にて開かれます。

 

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2008年4月18日 (金)

今、そこにある素晴らしさ!(2008年4月12日・洋酒店 醇)





「 …そんな感じ 」

…と決め込んでいたのだけれど、

今、ここで飲んでみると違うものだ…と思う。

むしろ、良い。

すごく、良い。

たまたま、そうした印象のモルトが続いた4月12日の日記。





【 洋酒店 醇 】


【 LAGAVULIN / official Aged 16 Years / Scoth 】

1
ピーティでガッツのある雰囲気。

…そんな風に思っていました。
何故、そう思っていたかは分かりませんが。
ふと思い立ち、頼んでみて、
エレガントな飲み口に驚きました。
知る人にとっては、
「当然」極まりないのだとは思いますが。

( 日本酒、初めてのWaterLooへ。 )
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/waterloo_2721.html )


初めて「WaterLoo」に行った日に飲んで、
それ以来、試したことがありませんでした。

思えば、hoshiさんは、
「Barは初めて、モルトを飲んでみたい」と言う自分、
「ピーティさを知り始めた」…と言う自分に、
この「LAGAVULIN」を出して下さったのは、
素晴らしいチョイスだったのだ…と今をもって思います。
それを、最も落ち着くことが出来ると言って過言ではない、
お気に入りのBarで再び飲むことが出来る…
それも実に嬉しく思います。

当時の自分は、
モルトをほとんど飲んだことがない状態
ここで特に強いピーティさを持つ「Ardbeg」あたりであっては、
強い香に辟易としてしまうかも知れません。

この「LAGAVULIN」の飲み口の良さ、
力があるのに、品があり、スムース…

素晴らしいモルト、そう思います。

「Taste Still」社の「LAGAVULIN」が欲しくなる今日この頃。
つい、
UD社の“花と動物シリーズ”の
「ROSEBANK」を予約してしまった昨日…
知れば知るほど、
欲しいモルトが増えてきました。

でもまずは、
Kingsbury'sの90年代ラベル、
「オリジナル」と呼ばれているシリーズの現存するものを集めたいです…。
HighlandPark、GLENDULLAN、Bruichladdichは見かけたものの、
いつまで在庫があるのでしょう…あああっ。





【 Ichiro's Malt 1991 "CARD" Club Jack 】
2 
「 梅酒の香 」

…とメモは始まります。
強い酸味とオレンジの様な香。
ウィスキーと言うよりも、お酒らしい雰囲気に取ります。
その中に、洋ナシに似た香も感じられますね。
澄んでいる…
複雑さがない訳ではないけれど、
受け手にシンプルな印象を与えてくれて、
潔い感覚を抱きます。

飲んでみて…
シェリー系の雰囲気をたっぷり感じます。
口内に留めておくと、かなり刺激が強いと思いました。
ビリビリするような感覚。
飲みの雰囲気からなのか、
開封してからの時間差なのか、
後日試したkenchieさんの同モルトの方が、
どこか落ち着いていたのが不思議です。

辛く、強く、ジン…と染み渡る6秒。
霧を受けた様に目の前が曇る…
現実から切り離される感覚、
そうして徐々に晴れていく、
口中で少しずつ覚めて行く…
逆を言えば、残ったモルトの雰囲気が心地良いです。
1杯1口、この強さ。
実のところ、
日本のモルトにあまり魅力を感じていなかったのですが、
( 摩幌美で飲んだSingle Coffey Maltは別次元の美味しさと言う印象 )
それはあくまで、出会いであるのだと思い知りました。
色合いも“赤”が美しいモルトです。
日本にも素晴らしいモルトがあるのだと確信させる味わいでした!





以上、「マメ」と共に。

ただのミックスナッツと言ってしまえば、
それだけなのだけれど。

何だか好きな「洋酒店 醇」の味。


そんな4月12日のお話でした。

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2008年4月17日 (木)

これが平日飲みの定番か?(2008年4月16日・例の店、ひづき)


サッと飲んで、サッと帰る。

体に負担が掛からない、そんな気がしました。

だから、繰り返しているのかも。
繰り返せるのかも。

週末は思いっ切り飲んだり出来るけれど、
平日は…

…だからと言って、何も憂うことなどありません。

楽しさに変わりはありません。

実は先週も同じ流れを辿っている飲みの日記。




【 東京・多満自慢“紅龍”・純米吟醸無濾過生原酒 】


1 

週末の「多摩独酌会」を前に、
明らかに登場するだろうお酒、先行して頂きました。
「金婚・屋の守」とペアで登場することの多い「多満自慢」の
ニューラベルと思しき1本。

香は高く、ひと口飲むと甘さを感じます。
酒そのものは軽く、含むとアルコール風味の強さを感じます。
その時点で、
初手の甘さの感じ方、度量が減り、
代わりに辛口風の押し味が見え、面白いです。

おそらく、
香が味を甘いと感じさせるタイプのお酒だと思います。
日本酒度も実際は高いだろう…と言う感覚。
(確認はしませんでした)

自分の好みにカチッとはまるバランスではないけれど…
芯の弱さをやや感じるのだけれど、
まだ硬いのかも知れませんネ。

【 わさびおひたし 】

2

まさに「例の店」…この時期の定番。
とりあえずお願いしてしまいます。
大将は、
もう少し鮮烈な辛味を利かせたかった様なのですが、
それでも爽やかに美味しいです。
刻み海苔の香、かつお節の香、そして醤油の香。
本来の山葵の香に彩を添えてくれます。

酒肴として、晩酌の友として、ありがたい一品。

【 月見山かけ 】


3 

「 こう来たかぁ 」

…と思ってしまいました。
「山掛け」と言うと「マグロ」と言う等式、
イメージで成り立っていたので、
“それ”だと思っていましたが、
流石は大将、
具材は豊富、卵は艶やか、たっぷりのとろろ。
嬉しくなる「こう来たかぁ」と言う思い。

タコ、湯引きのめばちマグロ、サーモン、
尾赤あじなどが入っています。

これ一皿でお腹いっぱいになりました。
ものすごく具沢山、お得感。美味しかったです。

【 石川・遊穂・純米吟醸無濾過生原酒“山田錦×美山錦” 】

4

香からして実に酸が利いていそうな雰囲気。
キリキリしたイキの良さそうな上立ち香。

「酸の味がする」…と思いますが、
「長野・帰山」の様に女性受けする雰囲気の酸ではなく…
それは甘さの在り方だと思うのですが、
しっかりして酒の体がシャープな線で際立ち、
自分の存在を、酒の味を送り届けようと盛んな…
…そんな元気の良い、スッキリと飲ませる味わいデス。
美味しい。
苦味なども残って行かず、実に心地良いです。

初手には、やや強いお酒だと思いますが、
2杯目以降には…酔い心に応えてくれるお酒だと思います。

【 麺肴ひづき・醤油麺コクにごり(油少なめ、麺太麺)+メンマ 】


5 

そして、続いてこちらへ。

コクにごりのダシ、本当に美味しいです。
「あの香、あの味を楽しみたい」とドアを開け、
まったく違和感なく、望んだ1杯を堪能しました。

太麺の方が、ストレートにスープを感じられず、
ややソフトな食べ応えにシフトすると思うのです。
それがまた好み。

これで昨日は飲み納め。

気分も晴れやかに帰り着きました。

今日は雨ですが、美味しい時間を楽しめますように。

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2008年4月16日 (水)

夜の様な昼の中で、楽しく酒を飲もうぜ!(2008年4月13日・厨十兵衛)


厨十兵衛。

営業時間は18時から24時。

夜のみ営業、居酒屋さん、それが普通。

「 春だから…桜の季節だし、飲むか! 」

…と言う事で、
4月13日正午スタートのお酒の会が執り行われました。

いつも訪れる夜の時間。
カウンターに座れば、料理を造るIdさんが見える。
あぁ、いつもの光景だ。
仲間たちの笑顔、これもいつもの光景だ。

写真を撮ろうとする。

背から光が差し込む。


1 

本来ならば、ありえない数枚の写真。
昼の店内。

この写真を眺め、自然と頬がほころぶ、今。


【 厨十兵衛・春、桜花の宴 】


長野・舞姫“翠露”、
純米吟醸袋しぼり中汲み無濾過生原酒“備前雄町”、

お酒としてのクオリティが高く、芳しい。
「厨十兵衛」で見掛ける「翠露」は、
どれも美味しいけれど、これは特に良い出来に思えた。
特に香に特化した蔵ではないけれど、
香に特化した蔵の中に置いても対等に戦える、
キラキラした光のイメージ、その香と、
酒質の優しさが喉越しの良さに通じ、
滑る様で…
…とは言え、何もなく過ぎて行かない、
酒となりの素晴らしさ。

温度が上がって来ると、
やや匂いに変化が見られ、
好ましさが衰えてしまうけれど、
冷えている時分の美味しさは流石です。
 

 
長野・亀の世・純米無濾過生原酒…

“日の出工房”gomaさんのおみやげ酒。
島立にある「亀田屋酒造店」のお酒。
「亀の世」「アルプス正宗」などが主な銘柄ですね。
去年の秋の「長野酒メッセ」で試飲した時、
それまでの「長野っぽいお酒」のイメージよりも、
良い印象を持って帰って来ていましたが、
春のこの無濾過生原酒、更に良いです。驚きました。

長野系のお酒と言うよりも、
松本平で見掛ける機会が多い系統の味わい。
軽い米味が美味しく、
その甘さが飲み口の良さに通じ、
辛さが後味の良さ…キレとして、
後腐れのなさに通じているのだと確信できます。
酒、食中にあり。
その良さを味わうことの出来る1本でした。
 

 

【 厨十兵衛PB“拳二”吟醸生原酒 】2
久しぶりに飲んだ「拳二」…
熟成の雰囲気があるけれど、酒の体が沈んでいない。
感想のメモに「ウィスキーっぽい」と書くタイプのお酒。
「京都・蒼空」なんかを、
ぐっと濃く、強く…
もしか熟成させた「蒼空」がこんな雰囲気になるかも。
ナッツっぽい香の中に、
エッジ感…角の取れた円かな印象があり、
かつ、アルコールの上りが爽やかに全体を後押しする。
程好い癖があって、
それが飲み口、個性、料理との相性を考えさせます。

いつもある銘柄だからこそ、
頼む機会がなかなか無かったけれど、
これはこれで…またお願いするのも良いと思えました。

【 オードブル的なもの 】3
まずはここから!

どんどん食べ進んで行きます。
ぶりの照り焼きや、海老、いくらおろしの乗った鮭など。
いつものお通しよりも、断然贅沢♪

この日、
グラスはプラスチックカップ、
取り皿は紙製、
こうした料理皿もハイキング仕様、
桜を見に行く…それに近い雰囲気、ありますよね。

僕は花粉症なので、
あまり外で飲み食い…と言うことは出来ません。
数分は耐えられても、
その後、とんでもない事になります。
こうしてお花見気分を味わえる。
数年来、あり得ないことでした。

そう思うと、なんて幸せなんだろう。
お酒は美味しいし。
料理も美味しいし。

【 鶏肉の和風あんかけ的なもの 】4
これ、一周近隣を回ってお皿に取り残された分、かなり食べましたヨ。
一見、たまねぎの量からも
「甘酢がけ」「南蛮漬け」の様なものを想像しましたが、
いやいやどうして。
厨十兵衛メニュウ「肉豆ふ」の発展版…とも思えます。
餡はしっかり和ダシの効いたもの、
「甘酢がけ」的な甘さではなく、
ダシの利いた香のふくよかさが立つ甘さは、
心地好いものです。
そして、鶏肉は香ばしく焼き上げられたもの…
…だと思うのですが、素揚げとかなのかな…
今でこそ思いますが、
楽しくて、
お話とお酒に夢中で、
「あぁ、これ美味しいなぁ」と、
それ以上深く考えずに、
“ひょいぱく”と食べていたんですよね。
お肉に水分が抜けたような渇きも無く、
弾力もあって、鶏の匂いもちゃんとする。
ジューシーさ、脂は、
見事に餡と溶け合って旨い。

【 串揚げ的なもの 】5
至れり尽くせり。
これだけあると壮観!
メニュウにある「ひとくちカツのゴマだれソース」…
そして、おそらくお魚のフライ。

食べて驚いたのは、
揚げ物ってやっぱり香が違うなぁ…と言うこと。
実のところ、
普段、あまり揚げ物に触れる機会が無いので、
気付き難い…もしか食べる瞬間まで忘れがちなのですが、
発泡系のお酒を合わせたくなるように、
重くは無いけれど、
味は強いものですよね。

「拳二」や後に出て来る「十四代」の半年熟成酒などは、
その強さを上手に受け止めて、
味を引き立ててくれました。
「あ、揚げ物って美味しいなぁ」と思い、
「やっぱりお酒って美味しいなぁ」と喜ばせてくれます。

「揚げる」と言う「癖」と、
上手に付き合うと、こんなにも美味しいんだなぁ…と思う次第。

【 秋田・まんさくの花・純米吟醸生原酒 】6
Yaさんからのお土産。

Idさん曰く「これうめーなー…」…とのこと。
かなり気に入った様子。
下手に重さが無く、飲んでいて気持ち良い度量。
見た目は白さが濃さに見えなくも無いのですが、
発泡感があり、
何よりも舌に残っていかない…
雰囲気としても「辛口」の部類に属する飲み口、喉越し、余韻。
食べながら飲んで、ちょうど良いです。
そして、温度が上がってきても、くどくならない。
これもまた良い点。
メモには「酒っぽい」とあります。
高い吟醸系の香ではなく、
あくまでお酒らしい雰囲気のある、
それが良い日本酒でした。

…「まんさくの花らしい」と思います。
上手。

【 かつおのたたき的なもの 】7
これが出て来る直前、

串に刺さった生のかつおの身を見掛けました…
その場で炙り、カルパッチョ風に仕上げる!
この手間、嬉しいです!

【 豚汁的なもの 】8
この冬、厨十兵衛メニュウ「豚汁小鍋」で、

個人的なヒットを遂げた「豚汁」…
ここ最近、僕が遊びに行く際のメニュウに見掛けませんでしたが、
ここで再会できました。
この使い捨てのカップが、やっぱり「お花見」的ですよね。
おなかが温まります。
きっと外に持ち出すには、汁物ですし、たいへん。
あたたかく作っても、温度が保たれません。
こうして飲み、食べるからこそ出来ること。
具沢山で、いろんなものが満たされて行きます。

【 肉的なもの 】9

「ほいヨ、にく~」と言って出て来た「肉」…

何だか「久しぶり」ばかりで、
普段の自分の食生活が、
いかにラーメンに侵食されているかを実感するのですが、
こう言うお肉の食べ方、何ヶ月振りだか分かりませんヨ。
焼肉だって数年単位で行っていませんし、
特に牛肉、避けている訳ではありませんが、
とことん食べる機会が少ない食材の様に感じます。
豚は豚骨スープないし、
チャーシューで毎日のように摂取しているのに。

“久しぶり”…だからではないと思いますが、
旨いです。単純に旨い。
肉の味、肉の味が出たソースの味…おろしポン酢に近いのかなぁ…
噛み締めて旨いし、飲みの中盤、
やや疲れて来る所に、
肉肉しい強さ、重さがあると、
お酒で持ち上げても食べ疲れてしまうのですが、
そこは工夫と言うか、Idさんの腕なのか、
食べやすい雰囲気にまとめられていました。

【 山形・十四代・吟醸生詰18BY“吟撰” 】10
去年のものを熟成させていたそうです。
今回、バランスが最も良かったのはこれ。
香は「例の店」の大将が言うような、
「ふわぁ!」っと来る香はありませんが、
(そしてまた、かえって無い方が良かったと思える)
熟れ過ぎた感じが無く、全体的に酒が落ち着いた雰囲気。

味の隠れた優等生タイプ…と言う感覚で、
隠れた部分が適度に顔を出すので、
酒に色が付き、柔軟に様々な酒肴に対応してくれます。

【 フランスパンにチーズとメイプルシロップ 】11
見たままの一皿だけれど…

この時間帯、以下モルトも進んでいたため、
シンプルなこの一皿が、すごく嬉しかったです。
お腹いっぱいになっているのに、
何故か、これだと食べられるから不思議です。
気付けば手が伸びていた…そんな感覚。

パンとチーズ…は分かるとして、
やはり鍵はメイプルシロップにあり。
甘さがパンの乾いた雰囲気に合い、
チーズのほんの少しだけ感じる酸味を和らげて、
「パンの上にチーズで、
メイプルシロップを掛けただけ」なんだけれど、
誰もが手に取る酒肴になっていたと思います。
実際、これ…
皿の上が空になるのも早かったのではないでしょうか。

パンは焼いていない状態。
それも良かったのだ…と思われます。

 

 

【 BANFF 1974 / Gordon&Macphail Connoisseurs Choise / Scotch 】12
kenchieさんからのお土産。
ボトルを見た瞬間、
「なんてものを!!」…と思うほど、
希少な類のモルト。

香り高く「美しい」と感じます。
あまり高く印象に残りやすい香は「派手」であり、
それもまた美味しいのだけれど、
想像力も働くのだけれど、
「美しい」と感じるには、
相応の落ち着きある香でなくては…と思います。
ため息をつく余裕を与えてくれる、香の美味しさ。

「 問答無用 」

…メモを見ると、そう書き残してあります。
バランスの良さ、味の旨さが、
ある既存の一定領域外にあり、
まとまりある存在感は、
眺めるボトルを神々しいとさえ思わせます。
ぐぅの音も出ない、問答無用の品質。
素晴らしいです。
こうした時、いかに自分が「減算」基本に、
酒を試飲しているか分かるのですが、
マイナスに取る部分が本当に無いのですね。
気になる部分が存在しない。

余韻は出来立て30秒程度のクリームのようです。
ホイップしたてのクリームは、
口解けの良さが、その特徴。
優しく舌の上で融ける様に、
ふんわり、すぅっと心地好く余韻を楽しませてくれます。

口の中の幸福感、この説得力、スゴイです。

土壌、手のぬくもりが移った時間、
ため息、口づけの直前、その一呼吸…
そうした情景を思い浮かべます。

風景よりも、人のぬくもり…ですね。
それを思わせるモルト。

【 Glenugie 1976 / Signatory Vintage / Scotch 】13
これもまた…いまや存在しない、

シグナトリー社「ビンテージ」シリーズの旧ラベル。
以前、
長野の「Bar regalo」で、
同様のラベルの「Royal Blackra」を頂いていますが、
素晴らしい品質のボトル…と記憶していて、
これを見るだけでときめきます。

「バンフ」よりも更に地に足がしっかり根付いた感覚。
それは「味がしっかりしている」と言うよりも、
落ち着いている…
香との融合ある落ち着き…「バンフ」とは違う、
また別の世界、別の落ち着きを持つ雰囲気でした。
けれど、気高く自分の時間を持っていて、
ちゃんと存在を記憶に落として行く感じ。

正座で身を硬くして飲むよりは、
縁側胡坐で、
そう、桜でも見ながら空を見ながら、
染み込むモルトにゆっくり時間を費やしたい、
そんなイメージを浮かべました。
 
 


 

さて。

所用があり、少し早めに厨十兵衛を出ました。
写真に収め忘れましたが、
「オムそば」も登場し、実に贅沢な時間を過ごしました!
Idさん、一緒に楽しんだ皆々様!
本当にありがとうございます!!

実は所要を済ませた後、
実家に戻ってきていた弟と「WaterLoo」に向かい、
再び、“92の扉”kuniさん、
“日の出工房”gomaさん夫妻と出会っていたりします。

たっぷりお酒を楽しんだ休日!
幸せでした!


【 萩焼、庭の梅の木 】 14
Yoさん夫妻から頂いた萩焼のぐい呑み。

ありがとうございます。
大切に使わせていただきます!

せっかくなので庭の木と1枚、写真を撮りました。

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2008年4月15日 (火)

純米酒フェスティバル2007・春

 

2007年4月10日の日記。

 

先日、2008年春の純米酒フェスティバルが開かれた様子。

今年の春は不参加となりました。

去年の記録を掲載しておきます。

 

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春、秋の恒例、
椿山荘にて行われる「純米酒フェスティバル2007・春」に参加してきました。

今回は多くの酒を知ろうとスピード優先で試飲。


全92種26蔵。

エクセルにまとめたものを、そのまま貼り付けます。


まとめは一番下に。






【 主観点数表一覧:冊子表記順 】


☆3.8 福井: 梵 純米大吟醸 夢は正夢
   少しだけ蜜風味。こう言うスピードありきな試飲には向かないねぇ
☆3.7 福井: 梵 純米大吟醸 日本の翼
   キレイだが、少しくすんだ雰囲気。
☆3.8 福井: 梵 純米大吟醸 極秘造
   くすんだ雰囲気。
☆3.6 福井: 梵 純米大吟醸 ゴールド
   臭み、そして甘味。
☆3.5 福井: 梵 純米吟醸 ときしらず
   うわっ、臭っ!老ね途中。
☆3.8 奈良: 山鶴 純米大吟醸 竹風万葉
   うん、酒として良し。旨味もそこそこ揃っている。
☆3.6 奈良: 山鶴 純米大吟醸
   水っぽい。瑞々しいとは違って。
☆3.8↑ 奈良: 山鶴 純米吟醸 段違い辛口
   サッパリ。辛口風味が実に良し。
☆3.6 奈良: 山鶴 特別純米
   たくあん風味。
☆4.0 奈良: 山鶴 純米大吟醸・おり酒
   はっはっは!と笑う。濃い目のおり酒。想像通りの風合。
☆3.7 福島: あぶくま 純米吟醸18BY 無濾過生詰
   苦い。旨味が追い付いていない。
☆3.5 福島: あぶくま 純米吟醸17BY 無濾過生詰
   苦手なハム香が混ざる。なんと言うか、味わいそのものがお気に召さない。
☆3.9 福島: あぶくま 純米吟醸16BY 無濾過生詰
   灰色の香のあとに、旨味がゆっくり染みる。
☆3.5 神奈川:相模灘 純米吟醸・山田錦
   惜しい!実に惜しい!いつも「厨十兵衛」で飲むのはコイツだろ?全然違うじゃん。
☆3.7 神奈川:相模灘 純米吟醸・雄町
   冷えていない分、雑味も拾うが、ポテンシャルは高そうだ。
☆3.6 神奈川:相模灘 純米吟醸・山田&美山
   野暮ったい。温度が高すぎませんか?
☆3.5 神奈川:相模灘 特別純米
   うん、純吟と比べるとまだまだ。雑味にあふれてござる。
☆3.6 茨城: 郷乃誉 純米大吟醸・無濾過生々・赤筒
   香は良い。メチャパイナップル香味。ただ旨味が無く香だけ。
☆3.6 茨城: 郷乃誉 純米大吟醸・無濾過生々・山渡
   旨味が圧倒的に足りません。
☆3.7 山形: 上喜元 純米吟醸・八反
   旨味もそこそこにあり良い。普通に毎日飲める感じ。
☆3.8 山形: 上喜元 特別純米・発泡にごり
   ぷちぷち。濁りが少なめなので異色を放つ感じで好ましく思える。
☆4.0 山形: 上喜元 純米・出羽の里80
   あぁ、美味しい!こうした80系で美味しいのは初めてだ。バナナの系統の香が強い。
☆3.8 岩手: 南部美人 純米大吟醸・斗瓶囲い
   そこそこ。うーん、綺麗に見えて重い。
☆3.7 愛知: 奥 純米大吟醸・生 浪漫
   くさいよう、うまいよう。
☆3.9 愛知: 奥 純米大吟醸 浪漫
   うん、くさみが消えていてたいへんよろしい。
☆3.8 愛知: 奥 純米吟醸(若)
   甘さが強い。飲みやすい厚みを持つ。
☆3.8 秋田: 一白水成 純米吟醸・無濾過生原酒・袋しぼり
   うんうん、旨味◎。少しだけ若いかなぁ。
☆3.8 秋田: 一白水成 純米吟醸・無濾過生詰 1回火入れ
   少しだけ気になる匂いも。だが、旨味の乗りは良い。上手。
☆4.2 秋田: 一白水成 純米大吟醸
   うあ、優しい。柔らかくふくらみ、香もしっかりとある。
☆4.0 山形: 山吹極 生もと純米・無濾過原酒 上級者向け
   うんうん、今年の上級者は出来が良いね。ハッキリとした酸がよろしい。
☆3.7 山形: 山吹極 純米・無濾過本生 中級者向け
   あぁ、上級者に比べれば中級者だね…と言う感じ。あれ、こんなんだっけ。
☆3.2 山形: 山吹極 生もと純米・無濾過原酒 亀の尾
   ぎゃー!にがー!まっずー!味は良いのに、邪魔が多すぎる。
☆4.1 和歌山:車坂 純米大吟醸
   甘み良し、バランス良し、旨味もしっかり乗っていて良い。美味しい。
☆3.9 和歌山:車坂 旨味たっぷり純米
   名前に偽り無し!確かに旨味の強く甘くふっくらな酒だ。
☆3.8 和歌山:車坂 14BY熟成酒
   程好く熟成。多少の老ね系の香があるが、良い酒だとは思う。
☆3.6 福島: 奥の松 特別純米
   うん、ザラメ状の雰囲気。舌に触るし甘さが枯れつつある。うーんん…。
☆3.7 福島: 奥の松 全米吟醸
   万人向けだ。当たり障りなく作っていて滑らかさもある。思っていたよりは素敵。
☆3.8 石川: 加賀鳶 純米大吟醸しぼりたて藍
   おや、意外に良いじゃん。厨十兵衛で飲んだものより甘さのバランスが調っている。
☆3.7 石川: 加賀鳶 純米大吟醸にごり酒
   うん、この土気色した香のイメージがもともと「藍」のイメージなんだよね。まぁよくあるにごり…かな。
☆3.7 広島: 瑞冠 純米大吟醸しずく山田錦40 18BY
   少しパイナップル系の香味。熟成ばかり飲んでいたが新酒も良いじゃないか。ただ、僕には軽さが差し障る。
☆3.6 広島: 瑞冠 純米大吟醸しずく(いい風) 18BY
   ううーん、良さが隠れて沈んで消えている感じ…。
☆3.8 広島: 瑞冠 純米吟醸きもと仕込しずく
   じゃの兄さんに勧められ。なるほど、バランス良く出来ている。
☆3.8 栃木: 澤姫 下野 純米大吟醸
   キレイな香。まだまだ旨味が足りませぬ。
☆3.6↑ 栃木: 澤姫 純米吟醸・無濾過生原酒 ひとごこち
   ううむ。良い酒かも知れない。でもこのバランス、風合は嫌いなのです。ひとごこちの良さが嫌いになる感じ。
☆3.7 栃木: 澤姫 特別純米・無濾過生原酒 五百万石
   なかなか良い。何かが足りない…。
☆3.6 栃木: 澤姫 きもと純米・2年熟成 ひとごこち
   うわぁ!?らしい酒ではあるけれど、一瞬の苦さが強い。余韻はなかなか良いのだが。
☆3.8↑ 栃木: 澤姫 山廃純米・熟成 ひとごこち
   山廃らしい香。あっ、うまい。だけど、余韻が苦くて渋いや…。
☆3.9↑ 栃木: 澤姫 きもと純米・無濾過生原酒 とちぎ酒14
   ふむ、後味が苦いが前半はそこそこに楽しめる。
☆3.8 富山: 若鶴 苗加屋・純米大吟醸
   若鶴らしい香。キレイさもあり旨味も揃っている。万人向け。
☆3.8↑ 富山: 若鶴 苗加屋・特別純米 雄山錦 17BY
   うん、しっかりと味が乗っていて美味しいや。
☆3.5 富山: 若鶴 苗加屋・特別純米無濾過生原酒 雄山錦
   少し老ね。でも、変態酒ファンの方には受けそうだ。
☆3.9 富山: 若鶴 苗加屋・純米大吟醸・彦八 雄山錦
   まだ少し早い感じがする。でも、良い雰囲気。少し熟成させたい。買おうかな…。
☆3.9↑ 神奈川:火牛 純米大吟醸
   酸っぱい!でも、これはこれで!好きな人にはたまらなく良いんじゃないのかな!?
☆3.7 神奈川:火牛 特別純米・無濾過生原酒・17BY 火入れ
   うん、ごく味が強い感じ。
☆3.6 神奈川:火牛 特別純米・無濾過生
   仁丹の香。うーんうーん。余韻は良いのさ。そこに行き着くまでは…うーむ。
☆3.8 佐賀: 七田(天山) 純米大吟醸・無濾過生
   若っ!?余韻は良い。残って行く香、ボリューム。でもそれ以上に若い。
☆3.7 佐賀: 七田(天山) 純米吟醸・無濾過生
   程々。まぁ、良いか…とメモにはある。何か気に入らなかったみたい。
☆3.8 佐賀: 七田(天山) 純米・無濾過生・七割五分磨き
   香がとても苦手。味は良いと思う。香を僕は受け付けなかった。
☆3.7 佐賀: 七田(天山) 純米・無濾過生
   少し若いけれど、「七田」はこれがいちばん好き。そう、秋口に「厨十兵衛」飲んだものは美味しかった。
☆3.8 岐阜: 小左衛門 純米吟醸・仕込み13号
   うん、これはなかなか。苦手な蔵癖が薄い。
☆3.7 岐阜: 小左衛門 純米吟醸・仕込み47号・瑞浪米
   ううーん、この蔵の僕が感じる蔵癖として苦手な苦味に溢れている…。
☆3.7 岐阜: 小左衛門 純米吟醸・吟の精
   これもやはり同じような香がする。ゴム手袋を噛んだみたい。質は良いんだろうけど…。
☆3.7 岐阜: 小左衛門 純米吟醸・美山錦
   うっすら苦味の癖が染み込んで来る感じ。味はそこそこ良いと思う。
☆3.7 岐阜: 小左衛門 純米吟醸・情熱純吟
   うん、これは癖も無くて美味しい。けれど、冷えていない分が良くないと思うのです。
☆3.8 静岡: 臥龍梅 純米大吟醸・袋吊・斗壜囲 山田錦
   上手。無難に美味しい。バランスはとても良い訳ではないが、充実。
☆4.0 静岡: 臥龍梅 純米吟醸・袋吊雫酒 備前雄町
   ああ!これは美味しい!ふくらみ方が優しくしっかり!これこそ充足感がある酒!
☆3.9 静岡: 臥龍梅 純米吟醸・袋吊雫酒 短稈渡船
   「臥龍梅」らしい仕上がり。美味しい。「府中誉」と比べると抜群に蔵としての風格が好きなんだろうなぁ。
☆3.8 静岡: 臥龍梅 純米吟醸・袋吊雫酒 山田錦
   少しだけくすんだ雰囲気。けれど、バランスは良いと思う。
☆3.9 静岡: 臥龍梅 純米吟醸・袋吊雫酒 五百万石
   深み、厚みのあるお酒。パッと感じはしないが味わえるタイプ。アルコールの雰囲気もまた良し。
☆3.7 静岡: 臥龍梅 純米吟醸・無濾過生原酒 誉富士
   直糖はあっても味として生きてきていない感覚。「厨十兵衛」で飲んだときと同じ感想に行き着く。
☆3.8 新潟: 笹祝 純米大吟醸 瑞穂随想
   上手。でも個性は無い。後味が少し苦手かな。
☆3.3 新潟: 笹祝 特別純米しぼりたて 竹林爽風
   失敗していませんか…?バランスが崩れまくり。
☆3.8 新潟: 笹祝 純米吟醸・無濾過生原酒 笹印
   うん、まぁまぁ。よくある感じ。ずばり新潟系…と言うこともないなぁ。
☆3.9 島根: 開春 純米吟醸・袋吊り生原酒 石の顔
   おっ、バランスあって良い。日本酒度の「-15」は感じられない。それによってどうこうとかは無い。
☆3.8 島根: 開春 純米超辛口・生原酒
   サッパリ。だがそれが良い。
☆3.6 島根: 開春 純米“竜馬”生原酒 山田錦
   柔らかくはあるが、絶対的に旨味が足りない。
☆3.6 島根: 開春 純米“竜馬”生原酒 備前雄町
   雄町らしさってなんだろう…と考えてしまう。ううむ。
☆3.5 島根: 開春 生もと純米“竜馬”生原酒
   硬い。力圧が痛い。アルコールがイガイガしている。
☆3.6 島根: 開春 純米吟醸・生原酒 亀五郎
   亀の尾らしさってなんだろう…と考えてしまう。ううむ。中間を目指しすぎて何もないと言う感じ。
☆3.4 島根: 李白 純米大吟醸しぼりて
   うぎゃあ…!臭いよう。市販ハムの保存液の香がするよう。うえええん。
☆3.7 岩手: 浜千鳥 純米大吟醸
   もろに10号系過ぎて、甘いだけ。
☆3.6 岩手: 浜千鳥 純米大吟醸・吟ぎんが・3年熟成
   少し老ねた感じ。けれど、10号系と言うことも考えて、カプロンさん系の変質だと思う。
☆3.8 秋田: ひらり(竿灯) 純米吟醸・無濾過生酒 AK-1
   おっ、味わいあって甘味で保つバランスは上々。柔らかさもふくよかさに繋がって良し。
☆3.5 秋田: ひらり(竿灯) 純米吟醸・無濾過生酒・ゆきの美人 金沢酵母
   金沢酵母の意味がないって言うか…なんで使ったかって問い詰めたら良かったのだろうか…。
☆3.7 秋田: ひらり(竿灯) 純米大吟醸・無濾過生酒 AK-1
   温度が高すぎるなぁ…うん、ポテンシャルは高そうな感じはする。
☆3.5 秋田: ひらり(竿灯) 純米吟醸・ゆきの美人 金沢酵母
   うわあああん!合わない!苦いよう。金沢酵母を何故使ったんだろう…。
☆4.0 兵庫: 龍力 純米大吟醸・山田穂
   うっわ、すっげー!すっごくふわっとしている。このふんわり感は「梅錦・幻味」以来…か?
☆3.8 兵庫: 龍力 純米吟醸・全麹仕込み・山田錦 千里馬
   意外にあっさりしている全麹。珍味んさんが燗にするのもよく分かる。納得の良さ。
☆3.9 兵庫: 龍力 特別純米・無濾過生 山田錦
   ふくんで甘味、ごくみが強い!「特別純米・金・しぼりたて」に近い雰囲気。
☆4.0 兵庫: 龍力 特別純米・無濾過生 雄町
   あぁ、前日の「上喜元」の雄町みたいに、美しく味も強くあって。ただ、ピークは今かな…?どうかな。
☆3.7 兵庫: 龍力 特別純米・無濾過生 山田穂
   あれ?去年No.1なのに?比べると味の強度が足りない様な…。秋口まで待った方が良いのかな?
☆3.8 兵庫: 龍力 特別純米・無濾過生 神力
   ほの甘く、上手。「特別純米・銀・しぼりたて」に近い印象。






【 高得点4.0以上 】

☆4.2 秋田: 一白水成・純米大吟醸
☆4.1 和歌山:車坂・純米大吟醸
☆4.0 静岡: 臥龍梅・純米吟醸・袋吊雫酒・備前雄町
☆4.0 兵庫: 龍力・特別純米・無濾過生・雄町
☆4.0 山形: 山吹極・生もと純米・無濾過原酒・上級者向け
☆4.0 山形: 上喜元・純米・出羽の里80
☆4.0 兵庫: 龍力・純米大吟醸・山田穂
☆4.0 奈良: 山鶴・純米大吟醸・おり酒

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明日に向けて、ある日記を仕込み中。

眠気との戦いです……。

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2008年4月14日 (月)

憩の森、桜の木

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憩の森 桜の木
 

囃し立てるや 春の歌舞
 

桜に霞む 月光夜
 

 

 

 

春時間。

 

城山公園にある「憩の森」では、

このシーズン、

桜の咲いている時期だけ、

22時まで営業しています。

夜桜を見に来た人向きの春時間、営業時間の延長なのです。

 

 

【 憩の森 】

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日頃、訪れる事がない夜の城山公園。

深い時間ではありませんでしたが、

さしもの月曜日、

車通りはあっても人影は闇にまぎれて見えないか、

はたまた木陰で桜に見とれているのか。

 

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珍しくビールなどを頂きます。

1日、動き回った渇きを潤す喉越し。

 

今日は私事ながら法事があり、

様々な思いを巡らせていました。

好天に恵まれたからこそ、

その青さが潔さが、

思いの発展を生み…

こうして落ち着いて桜を見ながら、

泡立つ爽やかさに、

心の清涼を求める。

 

疲れを取る…と言うよりも、

 

「 疲れを味わう 」 

 

そんな感覚です。

けして、嫌な感情ではなく、今を実感する想い。

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基本的にはランチメニュウである、

「憩の森」特製のカレー。

「キーマカレー」が出来るとの事ですので、お願いしました。 

お米は「五穀米」を選びました。

「白米」も美味しいのですが、

なんとなく「五穀」の方が良いと思ってしまいますね。

 

Cimg2422 食後にはコーヒーを。

 

 

もともとはこれを目当てに、

城山までの坂を上りました。

 

落ち着きたかったんです。

ため息をつきたかった。

誰にも気取られることのない、ため息。

 

 

 

 

明日からまた日常が戻って来ます。

頑張ろう!!

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2008年4月13日 (日)

余韻の哲学。

 
2008年3月11日の日記
 
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ある人は言った。

「 ヒトを血液型で、4つに分類できるって言うのも怪しいもんだし 」



モルトならば、
ブレンデッドであるならば。

分類しても、
きっとその囲いを越えて行く一滴が、
当然にある訳だが、
今はこれ、この答え。


モルトとブレンデッドの差は?



“余韻の哲学”である、と僕は言おう。







その日、
思わぬ残業に、叫び声を…
…事実、上げる気概も無かった。

職業柄、
試験所職員であり、
だからこそ、
サービス業の一面もあるので、
試験にやって来たお客さんが「残業したい」と言えば、
付き合わねばならない。
いえいえ、ありがたい事ではあるのです。
事前の予定で、
「この業務、このお客さんならば残業は無いだろう」と予測。
「モルトの会に行けるぞ」とほくそ笑んでいた所に、残業告知。

「 ああ… 」


1時間遅れで、その場に辿り着く事が出来ました。
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初めて参加する、
行き慣れていないお店のお酒の会。

それでも、
あたたかく迎え入れられ、24時頃まで楽しむ事が出来た喜び。

松本駅前、今や歓楽街になってしまった場所、
されど“我関せず”と悠然と佇む店。
松本でモルトを語るに外せない「摩幌美(まほろび)」へ。
聞けば1978年開店だそうです。
僕が1979年生まれなので、ほとんど変わらない時間、
モルトを主体としたパブリックバーとして存在している。
その継続される意志の素晴らしさ。

―― 酋長は「ぼちぼちやってるだけだよ」と言って笑いそうだ ――

お店を後にしたとき、
その充実を叫ぶ、そんな心境でした。








お店の中に入ると、一見誰もいない。

「お酒の会」と言うと…
こと日本酒の会で参加してきたそれは、
“お店はほぼ満席で、大賑わい”
…そんなイメージ。

辺りを見回すと、
店舗左手奥のテーブル席に、
kenchieさん夫妻が座っている。
男性が他に2人。
そして酋長殿…3月11日の会、この構成。
正直「規模小さっ」と思った。

結果として、それが良かった。
大勢の会で、初めての自分がどうしたら良いか…
路頭に迷うことがなく、
いろんな話を聞く事が出来ました。
当日、何時に参加しても良いし、
何時に帰ったって良い。
すごくフリースタイルなお酒の会。
これは次回以降も参加しやすいです。

この日、24歳の若者もいたし、
わざわざ長野から泊り掛けで来ている方もいたし、
面々は濃い。
その楽しさがありました。





席に着いて、「まず」と供された一杯。

試飲してみると、
思い切りブルーチーズの香がする。
塩を苦味で噛み潰したような味わいもそっくり。

「 何だと思う? 」

…と言われる。
kenchieさん曰く、僕は飲んだ事があるらしい。
こんな特徴的な…
しかも、マイナス方向に特徴的なお酒、忘れないだろう…と思うも、
決定的なヒントが出るまで、思い出せず。

これ…
「グレンロセス」の「セレクトリザーヴ」が初手のお酒でした。
この時は「納豆の香」と思っている様子。

このお酒から始まるのには理由がありました。
同時に出されていた、もうひとつのお酒。

【 Famous Grouse Gold Reserve 12年 】

モルトウィスキーは、
大麦麦芽のみを原料とするもので、
冠に“シングル”と付くと、単一の蒸留所で作られた原酒を示す。

ブレンデッドウィスキーは、
通常、
とうもろこし、ライ麦、小麦などを原料とした
グレーンウィスキーと、モルトウィスキーを混ぜて調味したもの。
個性的なモルトウィスキーの味わいを、和らげる…と書いてある場合も。
“個性的”が良いか悪いかは当人のお好み次第。

他にモルトウィスキーだけを混ぜた、
「ヴァテッドモルト」と言う
ブレンドスタイルもあるそうですが、それはそれ。
( ブレンドすることを、そもそもヴァッティングと言います )

で、
ここ最近、ブレンデッドウィスキーもちゃんと学んで行こう…
…と言う趣旨があり、
この「フェイマスグラウス」には、
「グレンロセス」の原酒が使われているとのこと。
なるほど、それでこの組み合わせ。

「洋酒店 醇」で、
同じラベルではないけれど、
「フェイマス・グラウス」は飲んだ事があり、
(ただし、カクテルで…だけれど)
その印象に近いものがありました。

甘味が強く、飲みやすい。
深く残る何かはあまり感じないけれど、
甘さで調律を取るような、そんなイメージ。
グレンロセスとフェイマス・グラウス。
何かが決定的に違う気がしつつも、
会話の波音の中に、置いてきぼりで。

【 CUTTY SARK Delux 15年 】

塩っぽく、味があって好みに感じる。
やや、くすんだ雰囲気は度数ゆえだろうか。

「ロックにして美味しい」と勧められ、
試しに氷を落としてみると、なるほど…
後腐れなく、シャンとして感じられる。
酒がひと呼吸置いて、リフレッシュした感じ。
くすみの匂いも消えてしまった。
むしろ、このために作ってあるのではないか…
…そんな風にも思える。

これも、
「グレンロセス」「マッカラン」「ハイランドパーク」などが
原酒になっているブレンデッドウィスキー。

【 Dimple 15年 】

カティサークよりも、キッチリした雰囲気。
やや明快なニュアンスを足しこんだような。
「グレンキンチー」がベースの原酒なのだとか。

【 King of Socts Extra Old 14年 】

以上、ブレンデッド3種類を連続して試飲。
すごく大きな差がある…と言う気がしない。
個性はあるのだろうけれど、
並べてしまうと…ひとつひとつがボヤけて感じられる。
ブレンドやカクテルベースだったり、
そうしたものに使いやすい印象を抱く。

何かを感じ取るからメモを残すのだが、
3種類目において、「同じ感じ」以外に言葉が浮かばない。
好きか嫌いか、
美味しいのか不味いのか…で言えば、
答えは出せるのだろうけれど、
それも何だか味気ない気がして書き残していなかった。

「キング・オブ・スコッツ」は、
スペイサイドとハイランドが中心のブレンデッド。


【 HIGHLAND PARK Aged 18 Years 】


ここで最後に、kenchieさんからのモルトが登場する。
シングルモルト。
試してみて、

「 何故だ…? 」

…と真摯に考えてしまった。

比べると、
ブレンデッド系と香も、その立ち上がりも、
味わい、余韻、後に引くもの、想像するイメージ、
全てにおいて立体的…立体的且つ多角形の彫刻と、
紙に記した空間性の無い線画の差。

圧倒的に、このハイランドパークに飲まれる。

ブレンデッドと何が違うのだろう?
何を僕は好きだと感じて、好ましく感じて、
ハイランドパークを喜んでいるのだろう。

そうして行き着いた、今の自分が出せる答え。

「 余 韻 の 哲 学 」

…―――であるだろう、と。

そしてそれは“狙い通り”なのである、と。

香でイメージを、
ウィスキーから得る映像を造り上げる。
口にして、
1度、映像は跡形も無く消え行く。
スピリッツとしての強い味わい。
“映像”はバラバラに砕かれて地面に散り捨てられる。
その欠片の中から、
再び像を拾い、描いて行く。
砕けたままでは味気ないそれも、
拾い上げ、時間の過ぎ行く中で、
移ろい変化して行く風の様に自由な、
思い通りにならない余韻のグラフ。

モルトウィスキーに感じられるのは、
余韻の映像美。
例えば、あまり美味しいと思わなかった
「グレンロセス」においても、
その映像はきちんと描写されていた。

映像を構成するものが、
「空間」と「時間」だとすると、
「空間」に漂う香すらも彩が表現し、
香り、口にし、去り行く雰囲気さえ愛しい、
「味わう時間」、その経過をも常に動きのある映像として、
想像を与えてくれる…と僕は思う。
「酔う」と言う言葉には2通りの意味がある。
文字通り「酒に酔う」と言う意味、
もうひとつは「陶酔」する意味。
後者に相応しい風格を思う。

ブレンデッドウィスキーは、
口慣れる雰囲気がある。
そして、口慣れて行く雰囲気に感動は少なく、
映像の構成力に力が無い。
味わいの世界が、
例えば、途中話しかけられたとしたなら、
それだけで潰えてしまう様だ。

狙いがあると思った。
「余韻の哲学」が蒸留所、ブレンダーにあるのだと思った。

モルトなら、
個性を感じ取って欲しいものならば、
口の中にモルトが無い時間においても、
その存在感を記憶を覚えて行って欲しい…
知ることへの芸術、その提供を感じる。
ブレンデッドならば、
飲みやすさ、愛されやすさを狙い、
映像は形作られない分、
他の…例えば話題であり、場の空気であり、
心に余裕を持たせて、周囲の世界を思い出させてくれる。

特に僕は、
モルトの映像に集中しすぎる時があって、
そうだ、土曜日の飲みでも、
kuniさん、gomaさんが隣席に居るのにも関わらず、
「すみません、しばらく集中します」と、
随分と身勝手で失礼な断りを入れたものだった。

“何を楽しませたいか”が確立されている。
そんな気がした。


そこで、日本酒の哲学を思うと…
…何があろうかと、考えてしまう。
造りの哲学、味わいの哲学、味あわせ方の哲学、
蔵ごと、酒販店ごと、居酒屋ごとで色々あるのだろうけれど、
これはまだ僕の中で答えが見えて来ていない。
店(たな)そのものが個性ではあるが。





【 LONGMORN / THE SCOTCH MALT WHITSKY SOCIETY 1968年:Scoth 】


場を離れてお願いしたお酒。
きっかけはウィスキーマガジンライブの限定モルトが、
ネット上に発売され、
「あれ、いーなー」…みたいな話を、
kenchieさんに話した時のこと。

その後、
「摩幌美」に足を運んだkenchieさんから日記にコメントをもらう。

「 グレンモーンなら樽違いの同じモルトがありますよ 」

もちろん、ネットで見た限定モルトもありますが…
…と言う話。

これを是非飲んでみたい!!

そんなわがままに、
気さくに対応してくださった酋長殿にも感謝です。
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まずは香から。

トップノートには刺激を感じます。
香の強さは高く複雑、
洋ナシや青リンゴを想像。
一際感じられる、
よく熟れた樽の香。
“樽の中で熟れた何か”の香ではなく、
樽そのものが歳月により、
艶のあるぬくもりを称えている…
そんな樹木の神秘的な深みの赤。

浮かぶ映像は、
NHKの「みんなのうた」で昔見たような、
パステルクレヨンで描かれた1枚の挿絵。
羽根のように優しい土の中に眠る、
親指姫の寝顔の様な、
可愛らしくもあり、心穏やかに和らぐ情景。
可愛らしいドレスは、香の華やかさゆえか。
良い意味で、ワインの様相を感じ取る。

味わってみます。

瞬間、刺す様なアタックの強さ。
けれど波の向こう、キッと強く当たっただけで、
体をすり抜けて行く先、波の壁を追い掛けて吹き込む風。
勢い良く、鼻…いや、全身に感じるルビーの輝きの香。
「赤」をイメージする香。
けれど、ルビーのそれの様に硬質な、宝石の硬さは感じられない。
ルビーが風に溶けたとしたなら、ルビーが風を生み出すとしたなら…
…味わいはシェリー酒の雰囲気を豊富に含む。
灰っぽいと感じる枯れたイメージも、シェリーと重なる。
余韻はワイン然として、長過ぎず、適度に去り行く。

口にする前の香で夢を見て、
口にした瞬間の香で目が覚めた。

酔いもあって、テンションは高かったろうけれど、
それにしても、想像を掻き立てるモルトだった。
1968年から培われたロマンがあったに違いない。

加水すると、さらに香の高さは増す。
洋ナシ的な香が追い上げて来ます。






「摩幌美」閉店の24時まで、飲んだりしながら。

最後は長野からお見えになっていた方、酋長殿、
自分の3人になっていました。
特に23日に「Bar regalo」のモルトの会を控えている自分は、
もしかすると、
またその方と再会できるやも知れず、
またこれも酒で繋ぐ縁なのかも知れません。


楽しかった!


本当にそう心から感じられる空間でした。
毎月第2火曜日…
……仕事が終わりさえすれば、また行きたいものです。

最後になりますが、
この会に足を運ぶきっかけになったkenchieさんには感謝です!!

良い飲み仲間がいるのは、本当に幸せなことです。
4月13日、
一堂に会して飲みの場が設けられそうな気配。
春は楽しみですネ。






【 ラーメン藤・特製チャーシューメン 】Cimg2168



食べた。
旨かった。
モルトの余韻は掻き消えたけれど、
旨い夜、楽しい夜の記憶は続いて行く。



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