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2008年3月30日 - 2008年4月5日

2008年4月 5日 (土)

カルバドスとブランデー

2007年02月08日の日記。

 

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カルバドス=リンゴのブランデー。

ブランデー=ぶどうのブランデー。

違うのは分かっていたけれど、

飲んでみると、

違うものだねぇ。





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昨晩の飲み~。
「例の店」に寄って、蕎麦を食らう。
やっぱり美味しい。
「蕎麦前」として、
「高知・亀泉」と「長野・美寿々」をお願いする。
「美寿々」…これは昨年12月出しのものなので、
長野県酵母は「B」である。
今年になって発売されたタンク2本目「C」酵母は、
相当、大将のお気には召さなかったらしく、
また出始めの「B」と今飲む「B」では、確かに差がある。
「安定しないな」とは大将。
一定の美味しさはあると思うが、確かに傾向に差がある。
特に日が経ったものについては、
苦手な香が出やすく感じている…どうなるのだろうか。



軽く飲んで、「厨十兵衛」へ向かう。

「 本 日 貸 切 」

…店の中で元気に腕を振るう旦那は見えるが、僕は入れない訳で。
残念だけれど、仕方がないので、
本日、決定されていた最終目的地、
「 WaterLoo 」へ向かう。




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HOSHIさんのブログで、
当日紹介されていたお酒です。


「 Chateau du Breuil Calvados 」

「シャトー・ド・ブルイユ」の「カルヴァドス」で、
加水をしていない(!)“カスクストレングス”の14年熟成品だそうです。
その後、知る事になるのですが、
「チルフィルティング」と書かれたものもあるそうで、
これは「濾過」の意味。「Non-」で「無濾過」です。
日本酒では聞き慣れた「加水・非加水(原酒)」、「無濾過」が、
こうした洋酒の世界にあるのだとは全く知りえなかったこと。

アルコール度数は52.3度。
あまり酔っ払った状態ではなかったため、
そのアタック(初手、まず感じる雰囲気)がキリキリとした雰囲気とも。
僕には比べるものが…知識と経験が、
ここ3回飲んだウィスキーしかないのですが、
比べると、その原料の差、見た目の粘度の差が歴然と感じられます。

リンゴの風味をストレートに感じるか…と言うとそうでもなく、
どこか柔らかく、つぼみのまま中を舞う綿毛のようなイメージ。
度数のキツさは、口が慣れると感じられなくなるもので、
飲み応えがある感覚とない感覚の交差する、
ふわふわとした印象であり、
またある時には判然とした余韻に浸ることが出来ます。
高濃度のアルコール…洋酒を飲んでみて、
日本酒と比べて、本当に感じる差は、その余韻の長さ。
目を閉じて、じっくりと味わい、時を甘受する。
けして日本酒では味わえないものだなぁ…と思います。
また、水に味を感じられるのも特徴。
余韻が長いので、
チェイサーとしての水を含んだ時に感じるフレグランスが、
固有であるように感じ、
このカルヴァドスであれば、
むしろこちらにリンゴのイメージのする香、
枯れたリンゴの皮をイメージする香がすると思いました。

出してもらったローストピスタチオも、
香を邪魔せず、また似た雰囲気を持って合います。

「カルヴァドス」もワインと同じ果糖発酵によるものだそうです。
ウィスキーにしてもブランデーにしても、
飲みやすさや目的によって、
ブレンド、カラメル添加、加水…
…などなどがあるようで、
どれも一概に良いと言えないのは日本酒と一緒みたい。

また日本酒で言う「桶売り・桶買い」は、
往々に行われていて、一般的で、
むしろ、買い付けてきたものを
好きにアレンジする場合もあるので、
名品が生まれてしまう事もあるのだとか。
日本酒でも同じ銘柄でもタンク差で変わることがあり、
もっと言えば、取り分けた部分によっても違いますが、
やはりワイン、ブランデー、ウイスキーも
「樽」単位で違うものだそうです。

ふむふむ、
いろいろ勉強になるなぁ…と、思いながら、

「では、ブランデー…普通のものとはどんな差があるのだろう」

…と思った次第。


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「 COGNAC PAUL GIRAUD 」


有名なコニャックだそうですが、さっぱり分からず。
漫画「レモンハート」が火付け役となって、
一部、流行したものだそうです。

香の構成から既に全く以って別物で、
柔らかく、甘く、消して力強くも豪奢でもない、
ジャスミンの香を乳化した様なイメージを抱きました。
そうしたニュアンスの思いついた言葉をHOSHIさんに伝えると、
「エレガント」と呼ばれる表現は、そうした表現であるとのこと。
なるほど。
アルコール度数は40度前後。
10度以上、カスクストレングスのカルヴァドスとは差がありますが、
口にして、その飲みやすさに驚くほどです。
ほんの少しのカラメルも良いのでしょう、
ほのかな甘さは口にしやすさに通じ、
昔々に飲んだアルコールがきついだけのブランデーとは大違いです。
水を含んだ時に広がる香と、その後に続く軽い雰囲気、
そして明るい情景を匂わせる香は、
穏やかな時間を誘うようで、
なるほど、食後のまったりムードに口にしたり、
そうした雰囲気に合うお酒ですよね…とのこと。
言いえて妙、そうしたお酒に感じました。



「厨十兵衛」に行かなかった為、
アルコール許容量に余裕があり、
カルヴァドスとブランデーを頂くことが出来ました。
(更にPAULGIRAUDの原酒もあるらしく、次回に期待)

最後に「Jagermeister」
イェーガーマイスターを使ったカクテルをお願いします。
ドイツの「ハンターの守護聖人」と言う意味を持つ薬草系リキュール。
強烈な苦味のある薬酒風…と聞いていたもの。
HOSHIさんはこれを「Spumoni」のレシピを使ってカクテルにして下さいました。
「スプモーニ」は「CAMPARI+グレープフルーツジュース+トニックウォーター」を、
ステアするレシピ、
カンパリの代わりにイエーガーマイスターを。
シンプルなレシピなので、
その風味を良く感じることが出来ます。
なるほど、これは薬酒と言うイメージが付きますよね。
これで自分の好みが「シャルトリューズ・VEP」だと分かりつつ、
それまで1人だったBarの中、
3人さんが2組入り、賑わいを増します。
そんな訳で、静かに飲んだ夜はお仕舞いにしました。

そして、
2月18日の「スパニッシュナイト」のチケットを購入し帰路に着きます。
松本のホテルで、
日本バーテンダー協会が主催するイベントがあるのです。
参加費10000円、イベント多数、お料理もそれなりらしく。
もともと「行っても行かなくても良い」と思っていましたが、
これは楽しくなりそうです。

うん、新しく知っていく事は本当に楽しいですね。

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最近はモルトばかりなので、

またブランデーも教えてもらいに行こうっと。

 

 

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2008年4月 4日 (金)

日本酒、初めてのWaterLooへ。

2007年2月3日のアーカイブ。

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記録はもっと前からのものが存在するけれど、

ブログの真っ先に残しておきたいものとして、

何かの契機であると良いと思った。

2007年2月3日、

kuniさんに連れられ、

初めて確かに「Bar」と言うものを経験する。

東京時代に1度足を向けたことがあるけれど、

音楽を聞きに行った様なもので、

僕の中で「初めてのBar」と言うと、

やはり「WaterLoo」だと思うし、大切にしたい思い出であるし。

そんな訳で、この記録からアーカイブをスタートしようと思います。

                     2008年4月4日 SOJA(ソウヤ)

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日向ぼっこする犬は可愛い訳で。


のんびり休日。
平和がいちばん。


簡単に日本酒日記。
メモ書き移すくらい。
記録として。

 

 

 

・ 

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「 広島・九嶺・純米吟醸斗瓶取り生 」
→上立ちにキツイアルコール風。
 一升瓶のラスト部分、開封からの時間経過あり。
 香が抜けた雰囲気アリ。
 雨後の月の会でも感じた芯の無さあり。
 糖が目立つ様になった気はする。
 開けて直ぐは良かったかも。
→☆3.5?

「 静岡・正雪・純米吟醸うすにごり生」
→上立ちは酢酸イソアミルさんが強い。
 かなり強くて酢エチ風にすら感じる。
 ぬあー!?
 含み香が全セメダイン。
 質、サッパリとした風味、
 甘さの広がりは良いけど、
 ああ、この匂いは苦手だー。
 →しばらくして温度が上がり慣れて来ると
  あまり気にならなくなる。
→☆3.6

「 愛知・醸し人九平次・純米吟醸生 」
→少しの上立ち。フレッシュさと米の味あり。
 旨味が強いが、酸の雰囲気、
 南国果実様がよく出ていて良い。
 食中にも向きそうな良さあり。
→☆3.9

「 三重・大田・特別純米無濾過生 」
→上立ちは綺麗な雰囲気。良さそうな印象。
 イガイガしている。
 別に蔵の主軸が「半蔵」だからではない。
 渋味、苦味が強くて、下手な旨味が邪魔。
 バランス以前の問題。
 去年、あんなに良かったのに…。
→☆3.3

「 福岡・三井の寿・純米吟醸生原酒・木槽しぼり 」
→ほぼ水…。何だか水道水にアルコールを入れたみたい。
 飲みやすく、料理の邪魔をしないし、
 バランスはよく出来ているのだが、面白みに足りず。
→☆3.6


3_2  

「 群馬・群馬泉・山廃本醸造 」
→バランスあってまとまっている。
 甘さがくど過ぎず、蜜の雰囲気は山廃特有。
 飲み難さがない。上手。
→☆3.8

 

 

 

 

 ・

 ・

 

4_2 「 山形・十四代・中取り純米無濾過生々・槽垂れ 」
→上立ちは高いが口にしてそこまでは感じず。
 何となく薄い、糖蜜系。リンゴの蜜を想像。
 うっすらと何もかもが出揃った感じのお酒。
 香に沿って酒が成っている風合は不思議。
→☆3.7
 

「 群馬・龍神・純米吟醸生・備前雄町 」
→ピンクの龍神うすにごりよりずっと好き。
 けれど蔵癖なのか、大将が「かび臭い」と嫌う臭い、
 僕は古びた雑巾の臭いを想像する香が、
 どこかしら混ざっているように思えてならない。
 ふっくらとした酒質が淡さをまとって良いが、
 ううむ。
→☆3.7↓


「 長野・佐久乃花・純米吟醸無濾過生・新美山錦 」
→新酒。
 うん、多少若い。
 膨らませると厚みが出て、たいへんよろしい。
 味吟醸って感じがする。
 新美山錦らしい線の細いニュアンスのついた厚み。
 流石に使い慣れているだけあって上手。





5_2 「 長野・北安大国・純米吟醸無濾過生原酒 」

→甘ったるい。非常に甘ったるい。
 何年かしたら良い感じの変態酒になってくれそう。
 雑味はないし、甘さを抜けばとても良く出来ている。
 日本酒度は「-6」…
 この雰囲気が好きなら良いと思うけれど、僕は苦手。
→☆3.2
 

 

 

 

6_2 「 山形・十四代・純米吟醸槽垂れ生・17BY 」

→厨十兵衛の旦那自家熟成。
 生熟さもあるが、よく囲っていたなぁ…という感じ。
 もう半年分くらい若いとたいへん好みなのだが。
 硬さもほぐれているため、ほんの少し締まりがない。
 けれども、上手な造りがよく分かる、
 酒としてのボリューム感、存在感が良い。
 印象に残るお酒だろうと思う。
→☆3.8


   7_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 三重・作・恵みの純米・恵乃智 」

→酒質の向上が聞かれる蔵だが…。
 うーあー、こう来たかー…
 ね、ね、オコメさん、「作」は飲みました?
 あ、飲みました?
 なんか美味しくないスか?上手ですよね?
 …と隣で飲んでいたオコメさんに確認するほど、
 軽さがあってバランスがあって。
 明るさ、分かりやすさ、飲みやすさ。
 日本酒フェスティバルで飲んだ去年のものは、
 あまりこうした雰囲気が無く、
 どちらかと言えば、
 重さが見え隠れしていたのだけれど。
 酒質の向上は如実であります。
→☆3.8


8_2  「 福島・奈良萬・純米生おりがらみ 」

→すごく安心して飲めるこの美味しさ。
 これ以上飲むのは危ないかなぁ…と思いながら、
 つい注文し、
 苦にならず飲むことが出来たのは凄いと思う。
 こちらもバランス感が好き。
 重すぎず軽すぎず飲んでいて喜べる酒。
→☆4.0


 

  

 

・ 

・ 

kuniさんに付いて行き、
松本での初Barへ。
何でも松本と言う土地は、
良いバーが揃っているらしいのだが、
その恩恵はサッパリ味わった事がなかった自分。

いやはや、また異質の接客業ですね。
バーテンダーさん。
素晴らしいご職業ではないでしょうか。  

 

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アイラ島の南岸にある蔵元のLAGAVULINと言うモルトの17年。
(ラベルには16と書いてある)
「CHARTREUSE V.E.P.」を選んでもらう。

やはり、kuniさんのラフロイグと、
年末に飲んだTAMNAVULINで目覚め、
確実にウィスキーを飲める様になっているみたい。
飲んだ後、次のひとくちまでが延々長くても、
まったく問題なし。
その余韻に浸るのは幸せ。
シャルトリューズに関しては度数54%…でも甘くて美味しい。

 

当日、27時過ぎの写真。

 

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およそ1年前から振り返る日記になりそうです。

この頃、PCの画面設定と液晶ディスプレイの画像の差で、

時たま、画質が酷いときがあります。

これもまた懐かしい。

 

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