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2008年11月12日 (水)

清める酒と書き、清酒(2008年7月6日・厨十兵衛)


それは「濁酒」に対する
「澄み酒」の意味で「清酒」である事は分かっちゃいるんだ。

あぁ、腐っちゃいけねぇなぁ。

そう思う。


その日、わりと腐っていた。
単純に、その週は仕事がうまく行かなかったんだ。
失敗もし、反省もしたが、
その反省の中には納得できていない部分もある。
前日の土曜日にYkさんと会い、楽しく過ごしてもなお、
明日からの仕事、この活力が湧いて来ない。

憂さを晴らすべく飲みに出た先、
仕事の繁盛期に入った頃合の「92の扉」のkuniさんに出会う。
“いつもの土曜日”以外の飲みの機会が増えていた頃だった。
そして一時。

場所は「厨十兵衛」にて。

【 厨十兵衛 】

【 三重・作・純米吟醸・雅乃智 】

Cimg3116

“必ず美味しいお酒が飲みたい”…と思ってお願いする。

非常に安定感がある三重県、清水醸造の「作(ざく)」…
相変わらず好み。
ハイバランスで、含み香の高さも心地良い。
季節による変化も少なく、
望んだ美味しさがボトルに詰められている。
大好きなお酒から始め、単純だけれど…
ーー そしてそれはとても大切なこと ーー
…少しずつ腐心に光が差し込む。

【 お刺身盛り合わせ 】

Cimg3117

いっぱいの刺盛。
贅沢。
見た目にも味にも喜べるなら、
腐る気持ちも忘れて行きます。
腐っちゃいけない。
こんな美味しいものを、
苦々しい気持ちで食べたのならば、
きっと美味しくない。
美味しいものを美味しいと思い、
命を存分に甘受して味わう。
そうでなくちゃ、それでこそ!

分かり切った事だけれど、
分かり切ってもどうにもならなかった気持ち。
晴れて行きます。

【 愛媛・石鎚・吟醸槽搾り“夏吟” 】

Cimg3119

超サッパリ。
“夏吟”の名に相応しい雰囲気。
けれど、
含み、膨らませて飲んでみると、
味わいや香が乗って来るようで、盛り上がります。
ただのスッキリサッパリで終わらせない美味しさがありました。

お刺身と共に更に日本酒が進みます。

【 滋賀・浪の音・特別純米“ええとこどり” 】

Cimg3120

バナナ系の上立ち香と、
やや乾いたセメダイン的な香味を拾う。
前半はしっかりとした酒質ですが、
後半に辛口系のキレを感じ、飲ませます。
そのまま飲んでも美味しいし、料理と合わせても楽しい。

【 イサキのから揚げポン酢 】

Cimg3121

「浪の音」と共に楽しめる酒肴を…と思い、
選んだのは、こちら。
想像以上のボリューム!
この後にシメのうどんか何かを狙っていた、
その気持ちを超える嬉しい量。
ポン酢の香味、やや感じられる甘く酸味のある雰囲気が、
酒には非常によく合います。

うん、満足!

おそらくはこの時、
「何か会社で嫌なことがあったの?」と
誰かに聞かれたとしたならば、
すっかり忘れ上機嫌の自分が「何も無かった」と答えた事でしょう。

酒は幸せを運んで来てくれる様です。


更には―――…
ここでkuniさんから、
「駅前にビアバーが出来たよ」と言う情報を得ました。
そこから「BeerGarage Ganesha」のお話が始まるのは、
以前に書いた日記の通り。

素晴らしき哉、酔いの夜。
晴れる気持ちこそ清心そのものでした。

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