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2008年10月29日 (水)

ある種、駅前、この流れ(2008年7月3日・風林火山、酒房りしょう、洋酒店醇)


ぽんぽんと浮かぶお店は決まっているような。


今でこそ、
ここにガネーシャだったりが加えられていたりして。

【 風林火山 】

古酒の旨きを“もっと”知る。

【 緑香村・夜明け前・風の森 】

Cimg3084

長野・美寿々・特別純米生“緑香村”18BY、
長野・夜明け前・本醸造“辰の吟”13BY、
奈良・風の森・純米大吟醸18BY、

2007年の冬から始まり、2008年の春まで醸したお酒が、
平成19年度仕込みとして19BYと呼ばれています。
2008年、これから始まる造りは20BYとなる訳ですね。

時たま、ネットを徘徊していると、
「日本酒に賞味期限はありますか?」と言う質問に遭遇します。
これ、個人的には「一応、ない」と思います。
今回の3種類、どれも1年以上が経過しています。
特に「夜明け前」は「13BY」ですから6年以上は前のもの。
「いくらなんでも6年経てば飲めないんじゃないの!?」
…と思われるかも知れませんが、めちゃくちゃ美味しいです。
むしろ、今の「夜明け前・大吟醸」より好きかも知れません。

それは賞味期限があると仮定したその期日後も、
お酒が「保った」のではなく、
お酒が「熟成した」からなのです。お酒は瓶の中でも変化していきます。
それがプラスに触れるか触れないかは分からない、未知の世界。
だからこそ「一応」と書いた上で、
では今回「夜明け前」の13BYを気に入った僕ですが、
実はこの熟成が嫌いな方もいらっしゃるでしょう、
16BYあたりの熟成感が好きな方もいるでしょう、
けれど造りは毎年違って来ますから、熟成中の温度にも寄りますから、
様々な要素が折り重なって今、目の前にあるお酒なのです。
本当に一期一会のお酒が熟成酒にはあると思います。
そんな楽しみを思いつつ、その日の飲みを始めました。

美寿々…
美寿々の蔵元の銘柄の中で、
おそらく最も「酸」の値が高く出るものが、
この塩尻限定清酒「緑香村」です。

「風林火山」店主さんの見込みの素晴らしさはここにあり、
1年熟成され、また違う表情を見せてくれました!

上立ち香に熟成による老ね香はなし。
熟れた感覚の香はあり、
深く吸い込むと栗っぽさが少しだけ感じられるくらい。

口にすると、その酸の衰えの無さにビックリします。
旨い。
なんて口当たりの柔らかい酸だろう!
若いリンゴをかじった様な果実の旨さを感じ、
味も全体的にこなれてまとまり、旨味も充実。
非常に良い出来、良い熟成のお酒でした。
後日、蔵に買いに走り、
同18BYの火入れ酒を購入してきて、
やはり感じる美味しさに喜んだりもしました。

風の森…
ワラ、杉の上立ち香。
老ね…と言うか、「クセがある」と言う感覚。
ブラインド・テイスティングなら「雑草」と書いたりしそうな気がする。
野草に近い香。
飲んでみると、
味のある、味幅のあるお酒と言うのが分かります。
ざわざわ、ギザギザとして、
常に味のエッジが味覚を刺激する感じ。
個性的なお酒ですネ。

夜明け前…
上立ちに特別強い香はなし。
飲んでみて、その美しさに感動しました。
とても綺麗にこなれていて、
旨味の中に軽さもあり、流麗でスムーズ。
口中で膨らませてやれば、それだけ味が返って来るし、
古酒っぽさが全く無く、
冷温で十分に長期間熟成され、非常に良い状態です。
クセと思えるものが全く無く、
かと言って、淡麗…味が抜けた様でもなく、
上品で、新酒の美味しさではけして表せない円熟さがある。
素晴らしいの一言でした。

「風林火山」、
店主さんがこうした熟成酒がお好きなので、
目に触れる機会も多いかも。
メニュウにあったら当たり、
それを美味しいと思えたなら、大当たりです♪

【 背脂・馬刺し 】

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メニュウに見慣れぬものが。
「風林火山」の馬刺しは好きで、
よく頼むのですが……「背脂」部分のあるバージョンが。
早速頼んでみました。

背脂部分の食感が良く、
それこそ噛めば噛むほど味が出るし、
何度噛んでも飽きが来ないで美味しさが繰り返す。

いつもの馬刺しも良いものですが、
元々「ふたえご」部分は、
「じゃのすけ@秋葉原」で食べて以来、大好物。
松本でも美味しいものを食べることが出来て幸せです。

【 みょうがきゅうり 】

Cimg3086

みょうがもキュウリも好きなので…
てっきり“そのまま”出て来るものだと思いました。
切って、かつおぶしを乗せてそのまま。
少なくとも我が家で「みょうがきゅうり」をやるならば、
そうなります。
すると出て来たものは塩とごま油にさっと和えたもの。
これが旨い!
絶妙とはこのことで、
塩の旨さがキュウリの風味を増し、
醤油よりも癖が無く、けれどごま油の香がちゃんと届けられて美味しい。
すぐにでも家で試すことが出来るナイス酒肴でした。

さて、この日「風林火山」はここまで。

「風林火山」にもご飯メニュウは充実していますが、
気分ははしご酒だったので、次のお店を目指します。

【 酒房りしょう 】 

Cimg3089

何となく足が向かったのはこちら。
「あいよ~」の掛け声明るい「酒房りしょう」へ。
当時の黒板メニュウだった「カレー風味サラスパ」をもらいながら、
「喜界島」を飲んでまったり。
あいかわず、非常に居心地の良い場所です。

何か楽しくお話をしながら飲んだような。

【 洋酒店 醇 】

そうしてテンションが上がり、
こちらにもお邪魔しました。
本日最後、シメにモルトを頂戴致したく。

【 ABERFELDY / Aged 12 Years 】

Cimg3091

ブレンデッド「Deward's」の核となるモルト…
…と言うメニュウを見て興味惹かれたもの。
Ykさんが好きなブレンデッドウィスキーで、
「摩幌美」にボトルを入れているもの…
…と言う印象があったのでお願いしてみました。

第一印象は「コーラ味」…でした。
オレンジや干し果実のニュアンス。
どこかカラメルとカラメル主体の香ばしさ…
…コーラの様な雰囲気を感じました。
飲んでみると、
なお香の印象を受け継いでコーラっぽい感じ。
木の芽の雰囲気も、どこか少し感じます。
強い味わいで、奥、常にピートが控えている感じ。
まるでアイリッシュ・ウィスキーの様な感覚。

この日、ブレンデッドウィスキーの
「モンキーショルダー」を、
いたく気に入られたおじさまとお会いして、
何気無い会話を楽しんでいました。
出来事は覚えているけれど、内容はサッパリ思い出せず。
それがまた楽しい夜を感じますネ。
そのおじさま、以前も「洋酒店醇」でお会いしていて、
再会、
その後、街中で自転車を駆るおじさまを見かけたりしています。
松本の街、いろんな出会いがありますネ。
常日頃会うことがない人も、
どこかのBarであり居酒屋さんであり、
顔を合わせると言う事は、またひとつの流れに感じます。

ある種、駅前、この流れ。

今日はこんな出会いでしたが、
緑町には緑町の出会いもあり、流れがあり、楽しい。

飲みの一夜は続いて行きますね。

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