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2008年9月 9日 (火)

風林火山に呼ばれて(2008年9月5日・風林火山)


電話が鳴る。
路肩に車を停め、ケータイの小さなウィンドウを見ると、
「風林火山」のたいそんさんからの連絡だった。
先週、火曜日も同じ場所で電話を受けていた。
山麓線から外れ、田舎道、田川高校より逆市街側のあぜ道だった。
「全く同じタイミングか」と思うと、ちょっとだけおかしかった。
前回は蔵元さんがお店に遊びに来ているというもの。
行けなかった。
それがすごく残念であった。
こうして電話があると言う事は、何か吉報なのかも知れない。
そう考えつつ、今の胃袋にはラーメンが1杯分収まっている。

それでも食指が動くと止まらない。


金曜日。
「凌駕あってりめん」で麺類とご飯類を食す。
美味。
満足した帰り道、家に帰り次第、
どの「伊勢角屋麦酒」を開けようかと、
週末目前の気分を楽しんでいた。

それでも飲みに出掛けさせる力がある日本酒。
惹かれて行きました。

何より、
以前飲んだ「夜明け前」13BY大吟醸の良さが記憶に新しいです。

【 風林火山 】

【 夜明け前 & 天法 】

Cimg3627

長野・夜明け前・純米吟醸生しずく採り・16BY…

だいぶ栗っぽいか、セメダイン風の香。
酸を感じる香。丸くまろやかだ。
すっと入って来る。まとまりあって美しい旨さ。
あの大吟醸13BYに近いイメージ。
余韻はややスモーク…濁る様なイメージも。
セメダイン系の香の進行を感じる。
温度が上がってくると全然変わってくる。
美しいのだけれど、より円熟の旨さ。
状態がいい。夜明け前、数年寝たほうが良いのかも。
生でこの状態を保ち続けていられるってすごいと思う。
今年の長野酒メッセでは、一通り試飲してみなくちゃ。

長野・天法・純米生“聖”18BY…

洋酒、リキュール、木樽の香。
キュンと張る雰囲気を上立ち香には感じる。
でも、木を思う通り、どこか甘いのかも。
飲んでみて、
瞬間浅い。けれど、グンと感覚が引っ張られる。強い酒。
膨らむし、広がるし、洋ナシ+シナモンを煮詰めたものの香。
実に品格ある。芯がぶれていないイメージ。
これもすごい。
料理に抜群に合って来る。天法の素晴らしさを感じられる。
水を飲んでも、酒の余韻が良い方向に伸びてくる。

【 お通しと枝豆 】

Cimg3628

【 新さんま刺 】

Cimg3630

お料理はこちらを。
メールのやり取りをしていたYkさん家の晩御飯を聞くと、
無性に食べたくなって注文。

【 真澄 & 真澄 】

Cimg3631

長野・真澄・山廃純米生詰“一九九八年封”…

何より驚かされるのは「真澄」自身がこうしてビンテージを、
1998年に考えていた…と言うこと。
ラベルに記載があるからこそ、一目見て熟成酒と分かる。

ヨーグルト、なんて柔和な酸の組成。
あの乳清の上立ち香を表しているようで。
こってりミルキー。なんてハイレベルなんだ。
それが重いのではなく、ただ旨い。
余韻は苦味がジンと痺れるが、この口中の酒の変転は良いと思う。
冷蔵庫で10年。老ねてないって言うか…酒が一周した感じ。
温度が上がってくると苦味が重さを伴って、
やや疲れを覚えるものの、それを気にさせない良さがある。

長野・真澄・純米吟醸生“山屋PB”2000年瓶詰…

山屋酒店のプライベートボトルの様子。
何か企画があって、その時に仕込まれたものの様。

印象は「夜明け前」に近い。
やや灰分が立つ。酒が枯れてはいない。
熟成酒っぽいが、糖質に振られている感じ。
こってりしすぎず。
好みのバランスからやや外れるかも。
もう少し落ち着きがあり、深みが出て来ると好きかも。
ただ、この感覚も人それぞれ、好みによるのだろうと思う。

Cimg3632    

どのお酒も明日は良い方向にも悪い方向にもどうなるか分からないし、
明後日も、また面白そうってこと…熟成酒の楽しさ。
その日その日の出会いを特に感じられる気がします。
きっと燗酒にしても化けてくれそうだし。
この世界もとても楽しい♪


この日、「風林火山」に行って良かったー!

…と心から思った帰り道。

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