« 天地の唄が聞こえる ―― 七本鎗×天地の唄プロジェクト第2回田植え ―― | トップページ | それは久し振りに食べたから美味しいのではなく、美味しいものは美味しいから美味しいんだよ(2008年5月31日・よよぎ) »

2008年8月 4日 (月)

祭囃子が聞こえ…あ、ちょっと遠いけれど、だから良いんじゃないか(2008年8月2日・松本ぼんぼんの日)


 

 

 

祭 囃 子 は 心 に 歌 っ て い る か ?

 

 

 

 

ぼんぼん、まつもと、ぼんぼんぼん…

松本の夏祭。

人の波を渡り、お店とお店を渡って行く。

祭囃子が遠くに聞こえる。

いつもの飲みのいつもの場所だけれど、

街が活気付いて聞こえていた。


8月2日、その日。
日中からいろいろと回る。

母、kenchieさんの奥様から情報を得る。
甘いものに詳しいふたりから得たのは、
「 山形村のファーマーズガーデンのソフトクリームが美味しいよ 」
…と言うものだった。

ファーマーズガーデン…とは?

…と思った。
山形村は何となく分かるのだけれど、
場所がサッパリ分からないので、ナビで入力。
Ykさんと一緒に向かってみる。

市場は業者、飲食店のものとするなら、
民間の為の野菜市場…と言う感じ。
かなりお値打ちな値段で野菜が売られていて、
その周辺、温室の屋根や木々が並び、また広大。
そんな片田舎であるのに、
車は次々と駐車場に押し寄せている。
その人気ぶり。
また、ソフトクリームを持つ人もよく目にした。
「なるほど、人気みたいだ!」と思う。

【 山形ファーマーズガーデンのソフトクリーム 】

Cimg3370

この日は、
「ミルク」「スイカ」「もろこし」「しょうゆ」の4種類。
会社の先輩がしばらく後に行ってみた所、
その時点で「ミルク」「しょうゆ」しかなかったそうで、
人気振りが伺えます。

ノーマルサイズより小さい、
(小)はひとつ200円。
これを興味に任せて3種類お願いする。
日差し強い、また照り返しのアスファルトの熱気に、
どんどんと融けていくソフトクリーム。
どうも加水率が高いようで、
その分、口解けの爽やかさは抜群!
スッ―――――…と、
ひんやりした美味しさが吹き抜ける逸品。
なるほど、これは美味しい!

スタンダードなミルクも良いけれど、
変化球と思える「もろこし」や「しょうゆ」も美味しい。
キャラメル風に感じる…と店頭ポップにある「しょうゆ」は、
確かにまるでキャラメル味。
飛騨高山辺りに漂っていそうな五平餅の醤油の香、
その香ばしい匂いがソフトクリームにそっと融合していて美味しい。
「もろこし」も茹で上げの甘いとうもろこしの香がする。
果肉というか、果実が混ざっているのも、
実のある感じ…“地元産・旬の素材を使った”の言葉に偽りナシ!

持ち帰り時間はきっと5分以内。
その場で食べるかしかないけれど、
だからこそ味わえる美味しさでした!

そしてお昼ご飯は自分たってのお願いにより、こちらへ。

【 俺らラーメンちょもらんま・特製ちょもラーメン 】

Cimg3373

8月6日から8月21日までの毎年恒例夏季休業を前に、
昼に出掛ける事が出来る最後の週末、
昼限定の「特製ちょもラーメン」を食べておきたくて!

際立つ濃厚な鶏ポタージュ。
その中に確かに存在する鯵の攻撃的な旨さ!
ハッキリした麺の歯応え、
このたまらない美味しさ、
やはり「ちょもらんまが好きだぜ!」と感じます。

Ykさんには「コクとり塩」を。
初めての「ちょもらんま」を美味しく楽しんでもらえた様子。
チャーシューを食べた時の「これは美味しい!」の表情、
実に理解できますネ。
近隣最高クラスに大好きなチャーシューです。

訪れた12時30分頃のハイタイム。
人が途切れずに、ほぼ満席で。
松本の人気店、それが伺えます。
けれど、待ち杯数からして待ち時間はそんなにない。
このレスポンスの早さも魅力かと思います。

17時の開店に合わせて。

【 BeerGarage Ganesha 】

Cimg3376

階下に見える、
「松本ぼんぼん」が始まるワクワクとした光景。
街全体の呼気がひとつになろうとしている様。
仲間が集まって、また行き過ぎて、
それぞれの“連”の地へ。
開始時間18時に近付くに連れて、人通りも増えて行き、
いざ祭が始まろうとしていました。
そんな人の流れを眺めながら、
一足早く本日の飲みの口火を切るビールはこちら。

【 Tripel Karmeliet & Pauwel Kwak 】

Cimg3375

左:トリプル・カルメリート、
右:パウエル・クワック…をお願いしました。

実はグラス選びの楽しさから選んだ銘柄。

Cimg3374

トリプル・カルメリートのグラスデザインのカッコ良さ、
馬のあぶみの上でもゆっくり飲めるようにデザインされた、
パウエル・クワックのスタンド付きグラス。
このグラスで飲むパウエル・クワック、
ノーマルグラスで飲むよりも抜群に風味が違う気がします。
傾けすぎると、ドバッと溢れてこぼれてしまうグラスだけれど、
中心部のくびれのおかげで、
後半も泡が残って、空気中に触れる面積が極端に少なく、
風味がいつまでも保たれている様子。
魅惑的な甘い香に包まれる、バランスの良いお味。
トリプル・カルメリートも、
メリハリがあり、スマートな攻撃性に魅力があります。
イメージとして若く活気があり、その強さが飲み応えを作り、
味わいとしても喉越しとしても申し分ない。実に旨い!
どちらも8-9%のアルコール度数だけれど、
喉越しの心地好さから、ゴクゴクと飲み進めてしまいます。

17時50分ごろ、
「ガネーシャ」を後にしました。

松本ぼんぼん、
第1回目の踊り、18時に開始となりました。
その“始まる瞬間”を眺めながら、
Ykさんとは別々の予定があるために分かれます。

僕は中町、ナワテを通り緑町へ。

【 厨十兵衛 】

Cimg3167

祭の夜は、
祭の喧騒からあえて離れて、
天邪鬼に、祭を気にせず、ゆっくり飲みたい。

そんな風に思い、
いつもよりずっと早い時間から「厨十兵衛」に赴きました。
踊り始めた直後は、
先に見物を優先したのでしょう、
お客さんはあまりお見えでなかったのですが、
中盤、続々と訪れて、
賑わう様になりました。

【 佐賀・鍋島・夏吟醸“Summer Moon” 】

Cimg3377

夏の気分を味わいたくて、こちらから。
「夏吟醸」…
各蔵元さんのリリースを見ていると、
お酒に仕込み水を加えて加水する事によって、
強いお酒をよりスムースな、
水の流れに近く表現するパターンと、
味わいを操って、
加水せずに望みの「夏」を表現するパターンとがあるようです。
これは後者のパターン。
甘さも辛さも感じられ、
酸味を上手に使って、飲み応えもある、
けれど爽快さも持ち合わせた「鍋島」の酒。
美味しい夜が始まっていきます。

【 しまあじと真ゴチの刺身 】

Cimg3378

しまあじ、真ゴチ共に“夏の旬魚”とメニュウにありました。
しまあじ、ツヤツヤとして、
箸でつまむその触感にすら脂の融けを感じられます。
ノリ良く、
それを口に放り込んだ時のとろける脂の味わい、
そして生命力のある身、良いですネ。

真ゴチ、醤油を付け過ぎてしまうと、
その風合が全て醤油味になり代わる繊細さ。
けれど、程好い量を染み込ませ、
醤油の香と共に上る白身の優しい香は格別。
澄んだ味わい、美味しいです。

〆鯖も飛び抜ける旨さでした。
ここ数ヶ月で感じたそれぞれを上回る、
身の生命力…張りのある肌艶、
皮の弾力、味の乗り方………旨い。
魚臭さ、鯖臭さがきちんとあって、
それこそが旨味の根源と言う感覚。

【 和歌山・黒牛・純米無濾過生原酒 】

Cimg3379

久し振りに見かけた「黒牛」を。
強いアルコールの雰囲気とココアの様な香。
だいぶ熟れて来て、キレよりもグッと来る味わい重視の雰囲気。
こってりゴツく、力があります。
もっと洗練された「黒牛」も美味しいものですが、
無骨な「黒牛」も、また乙なものですネ。
ズドンとパワフルでした。

【 早採りザーサイの浅漬け 】

Cimg3382

長くゆっくり飲みたい日の決定版酒肴!

【 えんがわの酒盗和え 】

Cimg3383

ヘビーリピート継続中。
超お気に入りの酒肴も並べて、
じっくり飲んでいきます。

【 愛知・奥・純米吟醸無濾過無調整原酒“夢山水”生 】

Cimg3386

これもまた良い熟し味。
旨味の強い香で、瞬間「海苔」の香かとも思いました。
酸も出ていて、かなり強く、
大きな握り拳でのパンチ力があります。
愛知系の熟成した雰囲気を踏襲している様な感じ。
塩味との相性も良く、
今回は頼まなかったけれど、
温度のある料理とも良いんだろうな…と思いました。

21時30分過ぎ。
各種表彰後のラスト1回、その踊りの最中。

移動を始め、踊りが終わる前にYkさんと合流しました。

そして。

【 摩幌美 】

Nec_0940_2

【 Dark Island / Dark Ale 】

Cimg3391

静かな店内で「ダーク・アイランド」を。
ここに来て、ビール再び。
その後、踊りの終了と共に人は訪れるのですが、
僕らが着いた時間の静けさもまた赴きのあるカウンター。

「ハイランドパーク」と同じ
「オークニー島」のビール。
輸入元が取引を止めてしまったので、
現在、日本で見掛ける機会が日に日に減って来ているはず。
それも年末あたりから騒がれていたので、
今となっては…。
ほろ苦さ、そのコク味。
苦味って爽やかなんだな、と思わせます。
この飲み進めた時間においても、美味しく飲めるビール。

【 PC6 - Port Charlotte 】

Cimg3393

「ブルイックラディ」の蒸留所から、
「ポート・シャーロット」をお願いしました。
フェノール値45ppmほど。
ミルキーな雰囲気と、
ヨーグルトのような酸味とをトップノートから感じます。
分かり易く、そして甘さを持ち合わせた、
ピートの濃さこそが気持ち良い香。

飲んでみると、
とかく元気な雰囲気で、
一瞬だけスモークの顔を覗かせた後、
味と忘れられない印象をしっかり残して融けていきます。
力強いけれど押し付けがましくない、
最後にピート感のあるモルトを飲みたい時、
充実の気分にさせてくれるでしょう。
美味しいです。

Ykさんはグルートエールである、
アルバ・パイン・エールを。
今日の飲みはビールに始まりビールで締める…
ベリー系の香、芳しいビールに驚きと喜びを、
その美味しさと共に楽しんでおいででした。


めいっぱいお祭りを楽しんだ8月2日!

松本ぼんぼん、躍っちゃいないけれど…

…けれど、祭の風に乗って、
飲みの舞台を点々と、揚々と。

誰彼の楽しそうな笑顔の街を飲み干したのでした。

|

« 天地の唄が聞こえる ―― 七本鎗×天地の唄プロジェクト第2回田植え ―― | トップページ | それは久し振りに食べたから美味しいのではなく、美味しいものは美味しいから美味しいんだよ(2008年5月31日・よよぎ) »

街を呑み歩く」カテゴリの記事

コメント

 この日、最後の一回の踊りの頃合いにガネーシャさんから十兵衛さんへと移動してました。なんだか周回遅れで松本の街をすれ違って歩き回っていた感じですね。

 ガネーシャさんはSOJAさんやkuniさんのブログを読んでいるうちに行きたくなってしまったもので。今回初参戦でした。

 そして十兵衛で最初にいただいた「鍋島」夏吟醸、とってもボク好みでした。いいですね、これ。

投稿: ゴマ@日の出工房 | 2008年8月 6日 (水) 00時59分

ゴマさん、どうもデス♪
ともすれば、街中でお会いしていたかもしれませんね。
まずパルコ横の公園でYkさんと合流し、摩幌美に向かいましたから。

ガネーシャ、いかがでしたでしょうか。
ブログの更新、期待しております♪
そして偶然とは言え、
同じく十兵衛1杯目が「鍋島」と言うのも嬉しいですね!
自分は流石の美味しさだ!と思いました。
ここ数年、鍋島、常に安定して美味しいので、メニュウにあるとついつい頼んでしまいます!

投稿: SOJA | 2008年8月 6日 (水) 12時35分

「まつりばやし」と言うと、ウチの場合はついつい中島みゆきさんの詩を思い出してしまいます。

中島みゆきさんと言うと「暗い」というイメージを持たれがちですし、「松本ぼんぼん」の明るい印象とは凄くギャップがあるんですけどね…

何となく奥の深さを味わえる、これもまたひとつの風情だと思いますよ~

(ちなみに、「まつりばやし」は失恋ソングではなく、亡き父に捧げる歌だ、という説があるようで、ウチもその説の方が合っている気がしています)

投稿: kuni@92の扉 | 2008年8月18日 (月) 18時40分

「まつりばやし」、存じ上げていなかったのですが、
歌詞だけ見て来ました。
なるほど、確かに失恋と言うよりは…
…そんな気もしますネ。
子供の頃に1度参加した松本ぼんぼん…
今は花より団子で祭より酒。
そう思いながら、開始の音の時、
一緒に「わっ」と声を上げ、
眺める自分に気付き、少しだけ寂しさもありましたね。
すぐにお酒に気を取られてしまうのですけれどもw

投稿: SOJA | 2008年8月19日 (火) 12時57分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512041/42062420

この記事へのトラックバック一覧です: 祭囃子が聞こえ…あ、ちょっと遠いけれど、だから良いんじゃないか(2008年8月2日・松本ぼんぼんの日):

» Ganesha、厨 十兵衛、洋酒店 醇、WaterLoo [92の扉]
 映画鑑賞の後、信州・松本の夏祭り「松本ぼんぼん」の熱気を楽しみながら、 [続きを読む]

受信: 2008年8月18日 (月) 18時25分

« 天地の唄が聞こえる ―― 七本鎗×天地の唄プロジェクト第2回田植え ―― | トップページ | それは久し振りに食べたから美味しいのではなく、美味しいものは美味しいから美味しいんだよ(2008年5月31日・よよぎ) »