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2008年8月11日 (月)

また豚ときゅうりの季節です(2008年6月3日・厨十兵衛)


豚、うまい。
瓜、うまい。
酒、超うまい。


6月第1週、
今週は今日しか飲みにいけない!
…と思って行って来ました。
火曜日。
普段は木曜日、土曜日に飲みに出ることが多い中で、
火曜日に飲みに出るのは、
我ながら珍しいと思いました。

平日、いつも以上に街は静かで、
厨十兵衛、
僕がいた小一時間、
顔見知りの3人と店主Idさんの4人だけでした。
行き道帰り道、
通りすがる他のお店も軒並みそんな感じ。
平日の街の静けさは珍しく映りました。

ちょうどお会いした僕以外の2人のお客さんも、
飲食店関係の方で、
逆に飲みに出易かったのかも知れません。
普段はなかなか遊びに出られないけれど、
こうした“戦士の休息”、街が欲していたのかも。
そしてまた、
美味しいものに飢えた戦士が、
厨十兵衛に憩いを求めてやって来る…
…それもまた街の姿かも。

【 厨十兵衛 】

【 埼玉・花陽浴・純米吟醸袋吊り斗瓶取り無濾過生原酒 】

Cimg2853

飲んで一口。
「メロンソーダだ!!」
…そんな印象。
甘味も深く、どすこいっ!とパワフル。
甘さ、メロン系の香の強さが、
炭酸なんて無くとも、
メロンソーダを思い起こさせるものでした。
たまらない力のあり方。
こうしたお酒も面白いです。

【 イサキの刺身 】

Cimg2855

お刺身はどうしようかなぁ…と悩んだ中で、
メニュウの一言に惹かれます。
「イサキ」は「梅雨イサキ」と呼ばれるほど、
この時期が旬なのだそうです。
やっぱり美味しいお酒と共に今を楽しみたい!
ゆえにお願いを。

すごくスマートなお刺身。
奥の方にしっかりした旨味があり、
押し付けがましくなく、
シンプルな旨味の入りは、やはりお魚特有。
余韻に感じられる脂が旨い。

【 大阪・秋鹿・純米吟醸“超辛口” 】

Cimg2856

米味、旨い。
やはりこの美味しさ、秋鹿の特長。
やや暮れた酒の香もするけれど、バッチリな酒質。
蜜と粉の雰囲気をやや拾うものの、
それが飲み干した後に残らない。
キレが良いと言うより、サバケが良い感じ。
食が進むし、食を見て飲んで行ける。

このお酒、酒造好適米「山田錦」を使ったもの。
これは土地柄、ありえる話。
酵母が珍しいです。
「協会11号」…
「真澄」の蔵から発生した7号酵母の分離株である、
11号酵母を使ったお酒、あまり飲んだ経験がありません。
精米歩合60%にして、
醪日数38日も驚異的に感じます。
お酒は数値で推し量れないけれど、興味は湧く湧く。
裏ラベルには色々と書かれていて、
もろみの最高品温も記載されている。
これが15度らしいデス。
低温でゆっくり大切に育ったんだろうな、
そんな想像の湧き立つお酒。

【 ゆで豚ときゅうりの酒盗和え 】

Cimg2859

またこの季節が来たんだな!
…と言う感じ。
厨十兵衛では酒盗ばかり食べている印象がありますが、
どのバリエーションも本当に美味しくて困ります。
頼まずにはいられない!

そう言えば、
これも去年猛威を振るった大好きメニュウ。
この酒盗版ではない、
「ピリ辛和え」も甘いタレと辛味が調和して、
実にお酒を美味しく飲ませるものです。

ゆで豚、きゅうり、酒盗…という言葉だけを想像すると、
一緒くたにして食べる印象が、
料理の想像が湧かないものですが、
実際に食べてみたときの、
ゆで豚がゆで豚として美味しく、
酒盗の味付け、塩味と合致した上で、
歯ざわりの良いキュウリが旨い。
どれがどれを邪魔することも無く、
サラダよりも濃厚で飽きさせず、
葉モノの食べにくさも無く、
トータルバランスに非常に優れた一品。
うまいっ。

【 茨城・武勇・純米 】

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「ゆで豚ときゅうりの酒盗和え」に合わせる様にお願いした、
その名も「武勇」は強いお酒。
「秋鹿」でも感じた米の命流、
酒の中に生きる米味を体感できます。
丸く、ふっくらとしているけれど、
そこでぼやけたりせず、キリキリと元気。
この時間、食が進んだその先に…
味の強くなっていく食卓に美味しいお酒。

【 温玉のっけキムチご飯 】

Cimg2862

さてさて、
そんな感じに飲み進め、〆にお願いしたメニュウ。
どんな感じか想像がつかなかったけれど、
何と色鮮やかな混ぜご飯。
炊き込み系ではないんです。
ムラ無く均一に色付いた米の照り、
その旨そうなこと!
注文後のIdさんを見ていると、
ご飯とキムチをよくよく混ぜ合わせていました。
混ぜ合わせてこの色艶…と言うのは、
なかなか常人には出来ないような。
ある時、
世界最強に旨い厨十兵衛のチャーハンを、
自宅で再現できないのは、
火力ではなく、
そのたくましい肉体の差が理由ではないか…と言う噂がありました。
これももしかすると、同様の理由では…。


夏、盛りに酒を飲む。

美味しい料理で元気をもらいながら飲む。

幸せです。

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