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2008年7月31日 (木)

日本酒を堪能したい日(2008年5月24日・よよぎ、厨十兵衛)


数年前から通う、松本の日本酒居酒屋さん。

この2軒をハシゴしたその日、

きっと僕は日本酒を飲みたくて飲みたくて

仕方がなかったに違いない。


【 よよぎ 】

静かに飲むいつものカウンター。

【 熊本・千代の園・純米吟醸生原酒“本流九号” 】

Cimg2755

うん、生の味…だと思う。
味、やや重く感じました。
初めて飲んだ年が、あまりに良かったのか…
この重さが無く、もう少し爽やかだと嬉しい。
好みから言えば重い…と言うだけで、
流石の出来だとは思います。
口に残る風合も生の厚味が置かれる感じ。
苦手な生酒の風合でした。

【 ほっけ 】

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…と、
わりとマイナスイメージで飲んでいた
「本流九号」ですが、
室温への変化、
風合の変化を始める中で、
ほっけの脂の感覚に、ちょうど合って来る感じ。
強い感覚と強い感覚のせめぎ合い。

軽く飲んで、
この日は次いで「厨十兵衛」に向かいました。

【 厨十兵衛 】

雨の日だったのに、ほぼ満席。
賑わっていました。

【 高知・南・純米中取り無濾過生 】

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久し振りに飲む「南」…
含み香が強く、
口にしてから華々しいです。
吟香芳しく、カプロン酸エチル系の香味主体。
ピリピリとしたイキの良い感覚もあります。
やや残る渋さが、ほんの少しのシャープさを演出している感じ。
嫌味の無いトゲトゲ感に思います。
飲み干した喉越し、余韻などはあまり無い様子。
ごく綺麗な酒質ではなく、香主体のお酒。
淡麗とまで薄さなどは無いものの、
中量と言うほど酒の体も強くないが、
香の豊かさで、それもカバーしているような。
口慣れて来た時の甘さが、程好いです。
もしか、
硬いと言えば硬いのかも知れません。

【 クリームチーズの白和え 】

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この時期のベストヒットメニュウを再び。
「早採りザーサイの浅漬け」に並ぶ、
あると嬉しい、そんな酒肴。

途中、「92の扉」のkuniさんがお友達とお見えになりました。
おひと方は初見だったのですが、
もうひと方…お会いした記憶が酔いの彼方に曖昧で。
失礼をしつつ。
聞けば「摩幌美」からの流れだった様子。
kenchieさんやYkさんとお会いしたみたいで。
友達の輪をkuniさんが繋いでいるような…
摩幌美と言う拠点での出会い、
次なる厨十兵衛にも僕がいて…
それぞれ互いに良い飲み仲間、
そうか、あの方は今、あちらで飲んでいるのだなぁ…
それを知る事が出来たわけで。
そうして夜を渡る、
とても素敵なことに感じられました。

そんなお隣で、更に日本酒を頂きました。

【 滋賀・浪の音・純米大吟醸“滋賀渡船” 】

Cimg2760

滋賀っぽい。
滋賀っぽいイメージに乗るお酒。

香がひっそりしている。
まだやや硬いのかも知れませんが、
これはこれで美味しい。
きっと3年くらい熟成させれば、
素晴らしい事になりそうな予感も。
やや…
ウィスキーで言うところの“メディック”な感じも。
薬品系の匂い…と言っても、
何か添加物を想像させるものではなくて、
どこか、そんな雰囲気。
病棟の静かな廊下を想像させます。
やや辛味とザラっとした酒質。
ワインのような…
そんな水の流れるイメージも。
旨味の乗りはこれからだと感じながら味わいました。

【 山口・貴・純米吟醸中取り“雄町” 】

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最後に…と選んだお酒は「貴」を。
味が乗ってくる過程にいる。
そんな気がします。
ひそかにミルク感…
飲んでいて、どこかクリームの様な喉越しを感じ、
余韻にほんの少し渋味のある感覚。
更にこれから味が秋に向かってこなれて来るのだろう、
そんな気にさせます。
現段階でも、かなり美味しいのに、
更にこれから…と思うと、ときめかずにはいられません。


5月と言う時期、
生のお酒、火入れのお酒、
熟れ始めるお酒だったり、まだ硬いお酒、
ちょうど変化を感じられる月なのかも知れません。
そのままで美味しいもの、
やや温度を変えてみたいもの、
日を置いてみたいもの。

「 お酒にはいろいろあるなぁ 」

…よく分かっている言葉だけれど、
また、同じ思いに浸りながら。

今度はモルトを楽しみに、
次のお店へ向かうことにしました。

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