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2008年5月22日 (木)

爽快な山葵、明快な酒と酒の違い(2008年4月23日・例の店)


メニュウを見ると、

一見、同じ短冊が掲げられている。

そこに楽しみは、ありありと見えるけれど、

気付かなければ、ただ並んでいるばかりで。

お酒には、

飲み比べると言う楽しさもあります!


その日、
恒例の平日飲み…で「例の店」に向かいます。
花粉対策として、しっかりマスクをして行き、
ポケットティッシュもたくさん持っていったのだけれど、
あまり使いませんでした。

今年は花粉の引きがやや早いのかも。

鼻詰まりは飲み始めれば、
( 何が要因かは分かりませんが )
自然と無くなっていくので困ることはないのですが、
日中、楽になる事に変わりはなく。

静かな水曜日の飲みを満喫できます。

【 4種飲み比べ 】

1

山形・出羽桜・吟醸火入、
山形・出羽桜・吟醸生、
福島・風が吹く・山廃純米吟醸生、
茨城・来福・来福・純米吟醸袋しぼり生原酒“愛山”、

…それぞれをハーフサイズでお願いしました。
「風が吹く」とは初めて聞く銘柄。
福島県の「白井酒造店」さんの銘柄で、
メインブランドは「萬代芳」と仰るそうです。

【 出羽桜・吟醸火入 】

「あっ、美味しい」と口から漏れる素直な言葉。
ほのかに甘く、スッキリ芳しく、
複雑味よりも明快さが特長となって、気持ち良い。

【 出羽桜・吟醸生 】

比べてみると、明らかに生の味。
「火入れ」は低温殺菌処理の工程が加えられたもの、
「生」は非加熱のお酒ですね。
これも出来が良いです。
圧力があって、
飲んでパッと「旨い!」と言わせる感じ。
「火入れ」も飲んで直ぐ「美味しい」と言っているのだけれど、
心地良い飲み口を「美味しい」と言う感覚と、
酒の重み、味の強さから出て来る「旨い!」は、
また別の感情から生み出されますね。

「吟醸生」と言うカテゴリのお手本と言う味わいに思います。

【 風が吹く・山廃純米吟醸生 】

奥ゆかしい雰囲気。
ミルクを想像させる味の構成ですが、
やや落ち着きすぎている感覚も。
華々しい「出羽桜」と比べてしまうと、
やや地味に見えてしまうのは、仕方がないのかも。

まろやかで…燗にして味が出るかも…
…ただ、そう考えるならば、熟成が足りないような気もします。
個性的なお酒の中に並ぶと、
“真ん中”過ぎて、のっぺりした感じに。
酸や山廃系の雰囲気をあまり感じないタイプ。
よく口の中で揉むと面白いです。
常温で料理と共に…であれば、重宝するかも知れません。
これ「山廃×五百万石」の組み合わせ。
ふむ。

【 来福・純米吟醸袋しぼり生原酒“愛山” 】

熟れている。
味は丸く、旨い。
まろやかさは、含みの味に和むほどに。
流石の来福の味です。
力のある、圧力のある酒質。
「出羽桜」の「生」とは、
また酒が持つの力の重みが違いますネ。
「出羽桜・火入れ」と比べてしまうと、
「出羽桜・生」も重みを感じますが、
それでも持ち前の香の高さがあり、
飲み口に爽やかな面持ちを抱かせます。
「来福」は含んで飲み干し、
その旨味を染み込ませて楽しむ感覚。
「爽やかさ」よりも「味の豊かさ」を感じます。

【 天然わさびのおひたし 】

2

大将が山に行って採って来たわさび。

鮮烈さが段違いです。
先週の段階では市場で買ってきたもの…
それはそれで美味しかったのですが、
今回はまるで刺身の様。
生き生きとして、
“生の鮮度”とはなんたるか…
それに応えてくれる素晴らしい自然の味わいでした。
「おひたし」とは言え、
湯がくだけではなく、
灰汁抜きとか、いろいろと手を施した上で、
こうして卓上に届けられているのは分かるのですが、
それでも「生の鮮度」…ですネ。
香だけでなく、緑を口にした喜びはたまらないものがあります。

良いわさび、生のわさびは、
えてして甘いものですが、
大将が採ってきた山葵も自然の甘さ、感じました。

【 鶏から揚げ 】

3

久し振りに頼んでみました。
思いのほか、いっぱい。
だから嬉しいです。
生酒の強い味わいに合わせる様に楽しみました。

4種類の中で一番早くグラスを空けたのは、
「出羽桜」の「火入れ」でした。
特に均等に飲もう…とか、
意識して飲んでいたわけではなく、
思うまま口にしていた中で、
やはり飲みやすいこと、
それが爽やかであることが良かったと思います。

飲み比べることは、
お酒に向き合う角度を変えてくれます。
お酒の美味しさ、良い所が、
ひょっこり顔を出すかも知れません。

楽しんで飲むこと…

その中で、飲み比べることは
上級者だけが出来ることではありません。

そもそも「上級者」なんて存在しませんっ。

言うならば、
お酒を楽しんで飲むことが出来る、
それだけで上級者ですし、立派な飲み手です。

2人で行ったのならば、
2人で違うお酒を頼んで飲み比べてみる、
それだけできっと楽しいはず!

ぜひ、日本酒の楽しさに出会ってみてくださいませっ。

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