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2008年4月 7日 (月)

革命はすでに起きていた。

 

2008年3月27日の日記。 

 

 

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翌日、とあるメールのやり取りをする。

「 そう言えば、昨日のオムライス美味しかったですハート達(複数ハート) 」

…と厨十兵衛の旦那に伝えると、

「 ハートマークを付けるな、気持ち悪いw 」

…と返って来ました。


いや、
本当にオムライスに対する最大の敬意で「ハート達(複数ハート)」…としたのですが。

いかに、

自分が食べ物を偏愛しているか分かった気がする。






【 厨十兵衛 】


【 京都・蒼空・純米・無濾過生原酒19BY 】
Cimg2187


「蒼空」は常連ズに京都出身の方が何人かいるため、
何度か飲む機会に恵まれているのですが、
「新酒」で飲んだ記憶が薄い。

ともあれ、
「蒼空」の新酒が入っていたので、まずはここから。

飲んでみて、
蔵の特徴、蔵癖に近い印象を感じます。
「蒼空」を飲んだときに、僕が感じ易い思い。

「 スピリッツっぽいなぁ 」

…と言う事。
今は「ウィスキーみたいだ」と思いますが、
昔はそれこそシェリー樽熟成焼酎「天使の誘惑」だったり、
そうしたものに似た雰囲気を感じます。

シンプルでクールな酒となり。

あくまでワインっぽいのではなくて、
全体が辛口ではなく辛口風で、洋酒然としている。

熟れるのならば5年は必要に感じられる味わい。

けれど、それが硬すぎると言う事もなく、
硬さこそがシャンとしていて心地良くもあり、
「不思議なお酒だなぁ」と臓腑と心に“オチ”がつく。

相変わらずの「蒼空」、面白いです。





【 クリームチーズの白和え 】

Cimg2189


「厨十兵衛」的、革命そのイチ。


「料理」メニュウと別に、
“ちょっと一品”的な酒肴メニュウがあり、
その中に、1~2ヶ月前から登場したもの。

自分がヘビーリピートする、
「朝採りザーサイの浅漬け」には、
「日本酒オタクM君オススメ」なんて書いてありますが、
( ↑ 誰のことだか分かりませんが )
この「クリームチーズの白和え」も声を大にして、
全人類、引いては酒飲みの皆さま方に試して欲しい
旨味なる逸品です。

シンプルに、
クリームチーズを白和えにしただけ…
醤油などもほんの少し加えられているのだとか。
チーズと言う洋風なもの、
どうしても洋の雰囲気漂うものを、
その風をやや残したままに、
大地を丸々「厨十兵衛」色に染め上げた感じ。

ただクリームチーズを食べるよりも、
それにホイップクリームを足したような、
軽い食感を先に感じさせ、
その後にねっとりとしたチーズの塩気、味わい…
その緩急の付け方が見事ですし、
ミルク的な印象がほとんど感じられず、
塩辛の様な、酒との合い方をするくせに、
強烈な癖もない。
余韻だけは美味しく残って行きます。
デザートの様な酒肴で、
パクパクと食べ進めて行く事も出来ます。

凄まじい逸品だと思っています、コレ。
超絶オススメ。

酸の強い酒と合わせると、
本当にマリアージュが何たるか、
旨い酒と旨い肴って何なのか……
体験できる気がしてなりません。





【 静岡・臥龍梅・純米吟醸生“短稈渡船” 】Cimg2191


浅い!
流石、まだ出来て間もないお酒…と言う感じ。
もっと「臥龍梅」であれば、
厚味であり糖質であり、きらびやかな香であり…
それらを思いながら飲んだこともいけないのか、
出来は良いのだけれど、
何もかも「浅い」と感じてしまいます。

ちょうど飲みも終盤…だからこそ、かも。

「浅い」は逆に言えば、
「すっきりと飲みやすい」と言えますから、
趣向の差とも考えられます。
「短稈渡船」自体が、
確か去年も旨味が浅い方だったので、
なおのこと、この時期は…と言う事でしょうか。





【 厨十兵衛的オムライス 】


「厨十兵衛」的、革命そのニ。Cimg2194


某ブログ…の、コメント欄で話題になった品。
僕やブログ主さんもその存在を知らなかったもの。

そんな興味津々の2人が隣同士に並んでいた飲みの場。

頼まないわけには行きません!

2人で取り分けて適度な量でしたが、
これが基本のサイズになるのだとか……
卵3個は確定要素だそうですし、
1人で頼むには、ややハードルが高い気がします。


【 チキンライスはチャーハンと同じ筋肉の為せる技 】

Cimg2195 

チキンライス、
世界最強だと思っているチャーハンと、
ほぼ同様の作り方で仕上げられます。

チキンライス味のチャーハンと言うか、
過去、これほどに粒の立ったチキンライスがあっただろうか…と言うほど。
バターも入っているのでしょうけれど、
しっとりしやすい食材「バター」で、
何故こんなにもパリッと米が仕上がるのかが分かりません。
(もしくは、卵に加えられたバターの香が立っていたのかも)

トマトソースは自家製。
裏メニュウなのに、オムライス用に仕込んでいる様子。
何より厨十兵衛の旦那自身がオムライス好きで、
おそらく「自分が食べたい味、自分が食べたい量」で造るため、
こだわりもあり、
造り手の感情もプラスの方向、
「あー、これうめぇ。食ったらぜってぇうめぇ」とか…
造りながらも思っていそうなオムライス、
僕らが食べて美味しくないはずもなく!

全体的に“香ばしい”と思いました。
クリスピー感があると言うか…。
主流と言うか、
雑誌などで見かける昨今のスタイルは、
卵が半熟である様な気がします。
だので、チキンライスをどう仕上げようとも、
全体的にしっとりした傾向になるのではないでしょうか。
特に洋食屋さんは、
「一食で満足」を狙わねばなりませんから、
必然的に、
チキンライスの油の量や、
ボリューム感を出すための潤いが求められるのかも。
( 潤い=ソースだったり色んな具材だったり )

そこに来て、
厨十兵衛は居酒屋であるので、
逆の指向、〆としての存在だからこそ、
軽さが持ち味、
強く炒めた香ばしさのあるオムライスが
出来上がったのかも知れません。
そのくせ、トマトソースは、
フレッシュな雰囲気、自然の潤いで満たされていて、
酸味が爽快感を呼ぶのだから、見事なものです。

洋食の味ではなく、洋食屋の味でもない、
居酒屋的な味か…と言えば、
一応、頷きはするが、やや眉を寄せる感じ。

厨十兵衛の旦那の味か?

…と聞かれれば、まさにそれでしかない。


十分に食べて飲んでテンションが上がり過ぎました。

一緒に飲んでいた、
kuniさん、
ゴマさん夫妻と共に「WaterLoo」に行くことに。

どうしても飲みたいお酒があったんです。

「 このお酒を飲むときは元気な時にしますね 」

…と言って自ら注文を控えたブランデーがあります。
ソレラシステムでかなり古い年代から熟成を経て…
いや、“熟成”と言う言葉よりも、
“浪漫”呼ぶ「時代」を過ごして来た“彼”がいるのです。

時は来た!!

…と、この時の僕は考えていました。

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 今日は昼間もかなり暖かでしたが、夜に入ってもその傾向は変わらず。何だかフライングで [続きを読む]

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